bandicam 2017-10-31 07-06-10-961

Mystery master

会社からの帰路、俺はいつも決まった農道を使っていた。

畑がしばらく続き、密集した民家が立ち並び、また畑とがありその道を抜けていくと、国道につながる大通りに出る。








Mystery master

ただ夜の農道は照明も少ないので少々不気味。

無論明るい他のルートもあるのだが農道を通り抜けたほうが断然近道なので
あえてその道を使っていた。

コンビニに寄る用事などがない限りは。

その日も仕事を終えて俺は農道を走っていた。

時刻は夜の十時半頃。

大概の農道に言える事だがその近道の難点は道幅が狭い事。

畑と畑の間の土手に道路を敷いた感じでガードレールも民家付近にしか無い。

大型車は進入禁止だが4トン車レベルの対向車が来たときには
結構難儀する狭さだ。

だから近道ではあるが通るときはせいぜい40キロ位で走っていた。

住宅地から畑に差し掛かった時
車の右側から声が聞こえた。

「待って」

若い女というより女の子のような声。

窓は閉め切っていたのにもかかわらずはっきり聞こえた。

びっくりしてミラー越しに右後ろを見るがそれらしい人は見えない。

前後に車も見えなかったので俺は減速して車を停めた。

振り返ってみる。

でも誰も居ない。

何となく薄気味悪くなって俺は車を走りださせた。

するとまた声が。

「待って待って」

更に足音まで聞こえた。

パタパタと走る音。

後ろから聞こえてくる。

バックミラーを見ると子供の姿が見えた。

ちょうど数少ない街灯の脇を通った辺りだったのでそれを判別できた。

赤いゆったりした服 パーカーかトレーナーかを着ていて
長い髪が揺れていた。

女の子のようだった。

一生懸命に叫びながら車を追い掛けてくる。

どうしたのだろうと車を停めようとして俺は固まった。

車は40キロで走っているのに少女はぴったりと付いてきていた。

加速した。

ちょうど民家の辺りは道がくねっているので危ないとは思ったがそれどころではなかった。

近づいてきていた。

ミラーを見るとすぐ後ろに居た。

赤い服だと思っていたがそうではなかった。

元は白かったのだろう。

女の子の顔は血まみれでその色が服にしみ込んでいた。

パーカーの胸から上辺りは真っ赤だった。

何キロ出したか覚えていないが相当危険な運転をしていたと思う。

女の子は息も切らさずにぴったり付いてくる。

「待って待って」

そればかり言いながら。

早く大通りに。 人が居る場所に出られれば。

そしてあと一息で大通りにでるといったところで急に後ろの気配が消えた。

俺は一気に最後の上り坂を上った。

信号は赤で目の前には車がバンバン走っていた。

急ブレーキを踏んで停まった。

停止線を大きくはみだしたが幸い事故は起こさなかった。

はあと安心した瞬間。

バタンと助手席のドアが閉まった。

開いた時の音は聞こえなかったのに。

助手席を見ても後部座席を見ても誰も居なかった。

ただ車の中が異様に寒くなっていた。

怖さを紛らわす為に携帯で彼女に電話をした。

彼女が出た。

俺は少し安心して会話を始めた。

彼女がかなりの恐がりなのでその出来事には触れずにできるだけ馬鹿な話をした。

話の途中で雑音が入った。

彼女では無い女の子の声が聞こえた。

何を言っているのかは分からなかったがぶつぶつと声は続いた。

「何か音悪いね」と彼女が言った瞬間すごい笑い声が聞こえた。

女の子の声で。

その後どう帰宅したかは覚えていない。

その後は女の子らしきものも見ていない。

車は少しした後あちこちが故障したので廃車。

俺は今のところ健康

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Reddit
Daily Mail
Yahoo News
https://girlschannel.net/topics/-
ライター及び編集:saki https://hayabusa.open2ch.net/