bandicam 2018-03-21 07-17-44-106

1: joke22:00:15.463 ID:d5bQVMOD0
友人「会社はどうだ?」

男「うーん……」

男「上司からのハラスメントがつらい……」

友人「あっ、もしかしてパワハラ? パワーハラスメントってやつか?」

男「いや……パワーじゃない」

男「スピードハラスメント……スピハラなんだ」

友人「は?」






3: joke22:03:23.604 ID:d5bQVMOD0
友人「なんだよ、スピードハラスメントって」

男「…………」

友人「あ、分かった! 仕事をもっと早くやれってうるさいとか?」

友人「すごい量の仕事を今日中にやれ……みたいな」

男「いや、違うんだ……」

男「本当に……速いんだ……」
4: joke22:04:01.475
クーガー兄貴
6: joke22:06:06.127 ID:d5bQVMOD0
<会社>

男「おはようございます」

同僚「おはよう」

OL「おはよー!」

男(課長は……まだ来てないのかな。よかった……)ホッ

カサカサカサカサカサ…

男「うわっ!? 机の下から何か出てきた!」
7: joke22:09:11.674 ID:d5bQVMOD0
男「か、課長!?」

課長「おはよう」カサカサカサカサカサ

男「室内をGみたいに動きまわらないで下さいよ!」

男「バカでかい昆虫かと思いましたよ!」

課長「フハハハハ、ビックリしたかね?」カサカサカサカサカサ

男「しましたよ!」

男(あ~もう、朝から心臓に悪いなぁ)
9: joke22:12:11.926 ID:d5bQVMOD0
男「課長、この書類なんですけど」

課長「…………」

男「課長?」

フッ

男「消えた!?」



課長「残像だよ」ニヤッ
10: joke22:16:06.355 ID:d5bQVMOD0
男「いつの間に後ろに……!」

課長「フフフ、君もまだまだ青いな」

男「青いって、課長のスピードを見切れる奴なんていませんよ」

課長「それもそうか」

男「で、この書類なんですけど……」

課長「…………」

男「課長?」

フッ

男「また消えた!」



課長「残像だよ」ニヤッ
11: joke22:16:35.088
これはうざい
12: joke22:19:34.828 ID:d5bQVMOD0
課長「君は通勤時間、どのくらいかかる?」

男「電車を二回乗り換えて……一時間半ぐらいかかりますかね」

課長「私は一秒さ!」

ピシュンッ ピシュンッ

課長「今も一回家に戻って、お茶を飲んできてしまった!」

男(通勤時間自慢うぜえ……)
13: joke22:21:26.777 ID:d5bQVMOD0
バババババッ

課長「どれが本物か」

課長B「分かるかな~?」

課長C「当ててごらん」

課長D「フハハハハ!」

課長E「まだまだ増えるぞ!」

バババババババッ



男「残像で分身しやがった……! 部屋中が課長だらけだ……!」
14: joke22:22:39.100
ちょっと面白い
15: joke22:23:43.656 ID:d5bQVMOD0
ピシュンピシュンピシュンピシュンピシュン

男「俺の周りをうろちょろしないで下さい!」

ピシュンピシュンピシュンピシュンピシュンピシュン

男「すっごい目障りなんです!」

ピシュンピシュンピシュンピシュンピシュンピシュンピシュンピシュンピシュン

男(うぜええええええ!!!)
17: joke22:26:34.233
サラリーマン山崎シゲルの立場逆バージョンって感じ
絵もあの絵で脳性再生されるわ
19: joke22:28:02.530 ID:d5bQVMOD0
<家>

男「あ~……うぜえ! 今日なんか外出してる課長にメール送ったら、直後に背後に現れたし……」

男「毎日毎日あのスピードで翻弄されるのはたまらないよ!」

男「このままじゃストレスで俺の寿命が早まるし、何とかしなくちゃ……」

男(だけど、どうすれば……)

男(こうなりゃ目には目を、歯には歯を、だ……)

男(俺もスピードを鍛えよう!)
20: joke22:30:27.166 ID:d5bQVMOD0
<グラウンド>

タタタタタッ

男「ハァ、ハァ、ハァ……」

トレーナー「ふむ……」カチッ

トレーナー「いいタイムだ」

男「ありがとうございます!」

男(待ってろよ、課長! 今度は俺があんたを翻弄してやる!)
21: joke22:33:48.157 ID:d5bQVMOD0
<会社>

男「課長!」

課長「なんだね?」

男「俺と……スピード勝負しませんか?」

課長「いいとも」ニヤッ



同僚「あいつ、マジかよ! 課長に勝てるわけないぜ!」

OL「だけど、彼ならもしかしたら……」
22: joke22:36:36.806 ID:d5bQVMOD0
男「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」タタタタタッ

課長「ふんっ!」ギュンッ

男「うわぁっ!?」



男(惨敗だった……)

男(甘かった……課長相手にスピード勝負だなんて)

男(シャチに水泳勝負を挑んだり、猛禽類に飛行勝負を挑むようなもの……!)
24: joke22:42:25.885 ID:d5bQVMOD0
<家>

男(課長のスピードを見切る方法……なにかないだろうか)


テレビ『目をつぶっただと!? 諦めたか!』

テレビ『違う、心の眼で見ているのさ……』

テレビ『な、なんだと!? ぐわぁぁぁっ!』


男(――これだ!)
25: joke22:44:26.821 ID:d5bQVMOD0
<会社>

男(目をつぶれば、課長のスピードを見切れるはず……)スッ…


ピシュンピシュンピシュンピシュンピシュン…

ピシュンピシュンピシュンピシュンピシュンピシュンピシュン…

ピシュンピシュンピシュンピシュンピシュンピシュンピシュンピシュンピシュン…


男(全然分かんねえ!)
26: joke22:47:53.202
そんだけスピードあるのに、なんで課長止まりなんだ?
27: joke22:48:17.155 ID:d5bQVMOD0
<公園>

男「もうやだ……どうしよう」ハァ…

男「俺はこのままずっと課長のスピードに悩まされ続けるのか……」

老人「隣、よろしいかな」

男「あ、どうぞ」

老人「どっこいしょ」ドカッ

男(仮にパワーを鍛えたところで、当たらなきゃ意味ないし……)

老人「…………」モグモグ

男(スピードを倒せるものって一体なんなんだろう……)
31: joke22:51:20.370
トラップしかない
32: joke22:51:32.857 ID:d5bQVMOD0
プーン…

男(ハエか、うっとうしいなぁ……この速さ、課長を思い出す)

男「シッシッ! あっち行けっ!」バッバッ

老人「…………」パシッ

男「え!?」

男(箸であんな素早い蝿をキャッチ!? すげえ……!)
34: joke22:56:03.902 ID:d5bQVMOD0
男「あのっ、おじいさん!」

老人「なんじゃ?」

男「おじいさん、すごいスピードですね! ビックリしました!」

老人「スピード? もう年じゃし、ワシの速さなんて大したもんじゃないわい」

男「でも、あんな速い蝿を捕まえたじゃないですか!」

老人「あれは速度じゃない……“技”じゃよ」

男「技……!?」

老人「優れた技があれば、どんな力も速さも怖くないわい」

男(これだ……! 課長のスピハラに対抗できるのは、これだったんだ!)
35: joke22:58:21.923 ID:d5bQVMOD0
男「お願いします、おじいさん!」ガバッ

男「どうか俺に、“技”を教えて下さい!」

老人「ふうむ……なかなか見どころがある若造じゃな」

老人「よかろう、おぬしにワシの“技”を伝授してやろう!」

男「ありがとうございます!」
37: joke23:01:58.914 ID:d5bQVMOD0
<道場>

老人「よいか、技を極めれば、どのような力も速さも受け流し、利用することができる」

老人「さすれば、もはや自分自身が力や速さを身につける必要すらなくなる」

老人「相手の方から、技をかけるのに必要な力や速さを持ってきてくれるんじゃからのう」

男「なるほど……」

老人「さぁ、来い!」

男「はいっ!」ダッ

老人「相手の突進を利用して……投げ飛ばす!」ブンッ

男「うわぁっ!」グルンッ
38: joke23:05:04.429 ID:d5bQVMOD0
やがて――

<山>

ヒグマ「ガアァァァァァッ!!!」グオオオオオッ

男(すごいパワーだ……このパワーを……利用するッ!)ブンッ

ヒグマ「ガァッ!?」グルンッ

ドズゥンッ!

ヒグマ「グ、アア……」ピクピク…

男「どうですか!?」

老人「ようやった……! 免許皆伝じゃ!」

男(機は熟した!)
39: joke23:06:46.443
なんだよこれ
41: joke23:08:14.508 ID:d5bQVMOD0
<会社>

男「課長、勝負しましょう!」

課長「また君か……いいだろう」ニヤッ



同僚「前にあんな惨敗したってのに、まだ懲りてねえのかよ!?」

OL「あっという間に勝負ついちゃいそう……」
43: joke23:11:18.397 ID:d5bQVMOD0
課長「いくぞ――」ピシュ…

男「…………」スッ

課長「な……!?」ピタッ

男「どうしました? いつもみたいに走り回らないんですか?」

課長(う、動けない……!)



同僚「……すげえ! 課長が動き出す瞬間を見切って足を踏み、動きを止めやがった!」

OL「ど、どうなってんの!?」
44: joke23:12:07.290
ワロタ
46: joke23:14:16.340 ID:d5bQVMOD0
男「さ、どうぞ。ご存分に走り回って下さい」サッ

課長「……くっ」

課長「このスピード、見切れるかぁぁぁぁぁっ!!!」ギュンッ

ババババババババッ



同僚「課長の分身がものすごい数出てきた! 軽く百体以上いやがる!」

OL「きゃああああああっ! 多すぎて気持ち悪い!」
47: joke23:15:04.948
なんじゃこれwww
48: joke23:17:42.116 ID:d5bQVMOD0
男「丹念に積み重ねた技があれば、どんな速度も見破るのは容易い」スッ

男(たとえ相手が音だろうと光だろうと、課長だろうと!)

男(課長のスピードを利用して――投げる!)ブンッ

ドカァンッ!

課長「ぐはぁぁぁぁぁっ!!!」



同僚「やった……あいつ、ついに課長を倒しやがった!」

OL「技が速度を制したのね!」
50: joke23:18:54.680
や、やりやがった…!
51: joke23:21:16.568 ID:d5bQVMOD0
課長「まさか、私のスピードが見切られる日が来るとはな……」

男「課長……」

課長「ショックだといいたいところだが、嬉しいよ」

課長「君ならきっと、この会社を背負う人材になれる!」

男「ありがとうございます!」

ワァァ…… パチパチパチパチパチ…





男(こうして課長のスピハラはなくなり……課は平和になった)

男(そして、十数年の月日が流れた……)
52: joke23:21:35.310
これは覚醒だな
54: joke23:24:12.465 ID:d5bQVMOD0
部下「課長、この書類なんですが……」

男「うむ……」

男「この書類を……投げるッ!」ブンッ

部下「うわぁっ!?」

ヒラヒラヒラ… パサッ

部下「書類が全て、床に立った!」

男「フハハハハ、どうだ俺の“技”は! すごいだろう!」

部下(上司のテクニックハラスメントがマジでうざい)







~おわり~
55: joke23:24:26.041
技ハラ上司
57: joke23:27:04.189
ハラスの子はハラス
58: joke23:27:20.831
部下はテクハラをどう攻略するのやら…乙
60: joke23:30:44.196
技を超えるのは力、力を超えるのは速さ、とメタが回っていくんですね
62: joke23:34:51.142
ディフェンスハラスメントは?
63: joke23:36:55.692
>>62
部下「ウザい部長をどんなに殴っても避けられる・・・」
64: joke23:39:15.653
>>63 それスピードだろ
66: joke23:40:14.900
面白かったwww
67: joke23:49:33.074
56: joke23:25:38.552
受け継がれるハラスメントの系譜

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Reddit
Daily Mail
Yahoo News
https://girlschannel.net/topics/-