bandicam 2017-11-02 07-08-45-100

1: Trouble 00:22:00.371 ID:s/zZTE8/0
カキーン…

ワァァァ… ワァァァ… ナイスバッティーン…



補欠部員(あーあ、また試合出られなかった……)

補欠部員(こうやってベンチで応援することしかできない……)

補欠部員(応援することにも意味がある、三年間続けることに意味がある、だなんていうけど)

補欠部員(補欠で得られるものなんかなーんもない)

補欠部員(部活の補欠ってしょせん負け組だよなぁ……)


2: Trouble 00:22:47.111
お、これは名作の予感ンゴwみんな!イッチのスレを落とすんじゃないぞ!
3: Trouble 00:23:29.008
ンゴオオオオオオオオオオオ
4: Trouble 00:25:58.558 ID:s/zZTE8/0
監督「いい守備だったぞ! ピンチをよくしのいだ!」

レギュラー部員「はいっ、監督!」



補欠部員(やっぱりレギュラーって、試合出れる奴って、輝いてるよなぁ……)

補欠部員(俺も……レギュラーになりたい!)

補欠部員(よぉし、絶対レギュラーになってやる!)
5: Trouble 00:28:12.515 ID:s/zZTE8/0
補欠部員(ダッシュだ!)

補欠部員(ダッシュで足を鍛えるんだ!)

ズドドドドドドッ

ビュンッ!



陸上トレーナー「うおっ!?」

陸上トレーナー(あのスピード……あんな走り方なのに10秒台出てないか!?)
6: Trouble 00:31:08.839 ID:s/zZTE8/0
陸上トレーナー「おい、君!」

補欠部員「はい?」

陸上トレーナー「ぜひ本気で陸上を志してみないか!?」

補欠部員「いえ、結構です」

陸上トレーナー「しかし、君が今から本気で練習すれば、オリンピック100mでメダルだって――」

補欠部員「自分は野球部なんで……」

ドヒュンッ!

陸上トレーナー「ああっ……」
7: Trouble 00:33:04.729 ID:s/zZTE8/0
補欠部員(足だけじゃダメだ! 腕力も――)

補欠部員「でりゃあああっ!」グンッ



マッチョ「な、なんだあの少年は!?」

マッチョ「まだ若いのに、あんな重さのバーベルを軽々と……」
8: Trouble 00:34:40.703
超人じゃねーか

9: Trouble 00:35:56.396 ID:s/zZTE8/0
マッチョ「少年!」

補欠部員「なんですか?」

マッチョ「私と一緒に筋肉を極めないか!?」ムキッ

マッチョ「君ならウェイトリフティング界を制覇できる! 100年に一人の逸材だ!」

補欠部員「せっかくのお話ですが、興味ないんで……」
10: Trouble 00:38:39.756 ID:s/zZTE8/0
補欠部員「監督!」シュザッ

監督「ん?」

補欠部員「俺の体を見て下さい!」ムキッ

監督「ほう、だいぶ鍛えたな……」

補欠部員「俺をレギュラーにして下さい! お願いします!」

監督「いいだろう……テストしてやる。こっちへ来い」
11: Trouble 00:42:08.102 ID:s/zZTE8/0
監督「テスト終了だ」

補欠部員「……!」

補欠部員(うう、全然ダメだった……。守備も打撃もまるで素人以下……)

監督「やはり、お前には野球のセンスがまるでない」

監督「レギュラーにすることはできんな」



補欠部員「ちくしょう、ちくしょう……!」ガンッ
12: Trouble 00:44:20.492
ダメなのかw
13: Trouble 00:45:40.329 ID:s/zZTE8/0
補欠部員(野球部辞めよう……)

補欠部員(さっそく退部届を……自分の気持ちを率直に……)カリカリ…

カリカリ…



補欠部員(――って、退部の理由を書いてるうちに、ついノリで小説を書いてしまった)

補欠部員(試しになんかの賞に応募してみるか……)
14: Trouble 00:46:52.617
こういうCMあったよな
15: Trouble 00:48:54.165 ID:s/zZTE8/0
編集者「この小説、ものすごく面白いよ! こんなに夢中になったのは久しぶりだ!」

編集者「補欠の悲哀が巧みに描かれてて、ラストも衝撃の展開で……!」

補欠部員「はぁ」

編集者「ぜひ、本として出版、いや漫画化やアニメ化、ドラマ化も……!」

補欠部員「好きにして下さい」

編集者「できれば我が社専属の作家に……」

補欠部員「あ、いえ、部活で忙しいんで」

補欠部員(退部届を書きながら思った……やっぱり俺には野球しかないって!)
16: Trouble 00:50:17.229
強豪校の補欠なら3年まで辞めなかったら大学推薦してくれるやろ
17: Trouble 00:51:31.837 ID:s/zZTE8/0
補欠部員「おーい」

サッカー部員「ん? 野球部の補欠じゃねえか」

補欠部員「最近スランプでさ、ちょっとサッカー混ぜてくれないか?」

サッカー部員「いいけど……」

サッカー部員「うちは野球部と違って強豪なんだ。邪魔になるようだったらすぐ追い出すからな」

補欠部員「分かってるよ」
18: Trouble 00:53:26.451
小説www

19: Trouble 00:54:47.539 ID:s/zZTE8/0
補欠部員「ほいっ」バシュッ

サッカー部員「こ、これで五点目……! ハンパねぇ!」

サッカー部員「うちの部は全国大会にも出たことあるのに……特にディフェンスには定評が……」

サッカー部員「おいお前、うちの部に入れよ!」

補欠部員「いや……俺はサッカー向いてないから」

補欠部員(広いコートの中を敵味方が入り乱れるサッカーは、俺には難しすぎる……)
20: Trouble 00:57:16.077 ID:s/zZTE8/0
補欠部員「ボールを投げて肩を鍛えるか……それっ!」ビュンッ


ヒューン…


補欠部員「やべっ、とんでもない方向に飛んでいった! 俺ってノーコンだなぁ……」


ガンッ


補欠部員「しかも誰かに当たっちゃった!」
21: Trouble 01:00:03.601 ID:s/zZTE8/0
美少女「暴漢にボールを当てて、私を助けて下さってありがとうございます……!」

補欠部員「いえ、マグレですよ」

美少女「あの……私、あなたに一目惚れしてしまいました!」

美少女「どうか、お付き合いを……」

補欠部員「すみませんが、今は野球に専念したいので……失礼します」タタタッ

美少女(名前も名乗らないで……なんて人なの)ドキン…
23: Trouble 01:03:50.070 ID:s/zZTE8/0
補欠部員「バッティングセンターで猛特訓だ!」

補欠部員「ふん! ふん! ふん!」

スカッ スカッ スカッ



オーナー(いつも来てるあの子……野球の才能はからっきしじゃが、努力はしておるようじゃの)

オーナー(ああいう子こそ、報われるべきじゃ!)
24: Trouble 01:05:11.432
なんで野球だけダメなんだw
27: Trouble 01:08:18.381 ID:s/zZTE8/0
オーナー「練習を休んで、少し話をせんか?」

補欠部員「なんでしょう、オーナーさん?」

補欠部員(もしかして、バッティングセンターの料金少し安くしてくれるとか?)ワクワク

オーナー「実はワシの正体は日本有数の大富豪なんだが、道楽でバッティングセンターを開いておるんじゃ」

補欠部員「はぁ」

オーナー「しかしワシには家族がいなくてのう……」

オーナー「いつも頑張ってる君に全財産を授けたいんだが、受け取ってくれるね?」

補欠部員「あ、そういうのはちょっと……結構です」

補欠部員(違う話だった……ガッカリだ)
28: Trouble 01:09:17.670
「はぁ」で笑う
29: Trouble 01:11:14.606 ID:s/zZTE8/0
補欠部員(カフェオレでも飲んで気分転換……)

補欠部員「ん?」

プログラマー「くそっ、うまくいかない!」バンッ

補欠部員「どうしたんですか?」

プログラマー「今、新しい野球ゲームの開発をしてるんだが、どうしてもこういうバグが出てしまって……」

補欠部員「ああ、これならこうすれば……」カタカタ

プログラマー「えっ、バグが消えた!?」
30: Trouble 01:11:40.680
昔のこと思い出した
補欠にチャンスはない
31: Trouble 01:13:23.432 ID:s/zZTE8/0
プログラマー「す、すごい……すごいよ君!」

プログラマー「ぜひうちの会社に入らないか!? これ名刺!」サッ

補欠部員(業界最大手のゲーム会社じゃないか)

プログラマー「一緒に素晴らしい野球ゲームを作ろう!」

補欠部員「すみませんが、お断りします」

補欠部員(俺がやりたいのは野球ゲーム作りじゃなくて、野球なんだよ!)

33: Trouble 01:15:16.583 ID:s/zZTE8/0
補欠部員(こうなったら最後の手段だ……)

補欠部員(レギュラーをバットで殴ってケガをさせれば、俺がレギュラーになれる……!)メラメラ…





レギュラー部員「……」スタスタ


補欠部員(……来た!)

補欠部員(このバットで闇討ちしてやる! 悪く思うなよ!)
36: Trouble 01:18:29.187 ID:s/zZTE8/0
悪人「ヒャッハーッ!」パンッ

悪人「いくらヒーローとはいえ、拳銃には敵わねえだろ!?」パンッ

ヒーロー「くっ……!」


レギュラー部員「う、うわぁぁぁぁぁっ!」タタタッ


補欠部員「あっ、逃げちゃった!」

補欠部員(でも、正直ホッとしてる自分がいる……)

補欠部員(やっぱり暴力でレギュラーの座をつかむなんてよくないよな)
37: Trouble 01:21:33.896 ID:s/zZTE8/0
ヒーロー「さすがの俺でも、あんなにピストルを乱射されたら……!」

補欠部員「ヒーローさん、俺に任せて下さい」カキンカキンカキンッ

悪人「なにいいい!? バットで弾丸を打ち返した!?」

補欠部員(野球ボールは打率0割だけど、こういうのは打てるんだよなぁ……)

ヒーロー「今だ、覚悟しろ!」バキッ

悪人「ぐぎゃあっ!」



ヒ―ロー「君のおかげで悪人を倒せたよ!」

補欠部員「いえ、こっちもあなたのおかげで道を誤らずに済みました」

ヒーロー「よかったら、俺と一緒にヒーローをやらないか!?」

補欠部員「ヒーローはヒーローでも、野球でヒーローになりたいんで……」
38: Trouble 01:24:06.409 ID:s/zZTE8/0
補欠部員「球拾いで培ったテクニックでゴミでも拾うか……」シュババババ



市民A「おお、すごいスピードでゴミを回収している!」

市民B「お見事! 彼は次世代のスーパーボランティアだ!」
39: Trouble 01:25:40.050
完璧超人(ただし野球を除く)
40: Trouble 01:27:54.092 ID:s/zZTE8/0
補欠部員(もうレギュラーの座は諦めた……せめて応援を頑張ろう!)

補欠部員「かっとばせーっ!!!」

ワァァァァ…



音楽プロデューサー「君、いい声してるね!」

音楽プロデューサー「ぜひ、バンドを組んでデビューしてみないか!? 大儲けできるよ!」

補欠部員「野球に集中したいんで……」
41: Trouble 01:30:25.386 ID:s/zZTE8/0
ホータールノーヒーカーリー…

レギュラー部員「いよいよ卒業だな」

補欠部員「ああ、色々あったけど楽しかったよ」

レギュラー部員「卒業後はどうするんだ? なんかいっぱいスカウトが来てたけど……」

補欠部員「全部断ったよ」

レギュラー部員「えっ、どうして!?」

補欠部員「大学でも野球を続けたいからな」

レギュラー部員「偉いなぁ、俺はもう野球は辞めるつもりなのに」

補欠部員「俺の取り柄はそれぐらいだから……」
42: Trouble 01:33:16.581 ID:s/zZTE8/0
補欠部員(レギュラーにはなれなかったけど、俺は野球を続ける決心をした)

補欠部員(でもどうせ、大学でもレギュラーにはなれず、四年間補欠なんだろうなぁ……)

補欠部員(あーあ、部活の補欠ってしょせん負け組だよなぁ……)







― 終 ―

43: Trouble 01:34:44.706
乙 大学編も見たいな
45: Trouble 01:36:42.975

名監督と出会ったら化け…ないんだろうなきっと
46: Trouble 01:38:32.688

部活の環境が合わないと思ったら速攻で辞めるべき
47: Trouble 01:39:34.864
補欠とか言ってる時点で部が負け組だろ
メンバーギリギリしか主力がいないってことだ
強豪は相手に応じてスタメンを入れ換える
48: Trouble 01:40:46.863
おそらくこの世界の野球はエリート超人だけがまともにプレイできる過酷なスポーツなのだろう

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