bandicam 2018-08-21 07-23-30-185
2022/05/09(月) 20:36:19.74 ID:SOLrGfUg0
よくある村系の話です。

少し前に数年ぶりに祖父祖母が暮らす村へ行こうと思ったが記憶してる道通り行っても全くつかなかった。
不思議な事もあるんだなって思って2ちゃんで有名になってた数々の村の話を見たことあったから書き込んでみた

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2022/05/09(月) 20:44:37.76 ID:SOLrGfUg0
特定防止のため色々ふせる

祖父祖母の村はかなり山奥にあって市街地からかなり車を走らせないといけない所
だった。
小学生の頃まではしょっちゅう親の運転で行ってたが中学あがる頃には部活部活で全く行かなくなった。だから祖父祖母が俺んちまで来てた。

村までの道は獣道ってほどではないけどかなり細く木が両側生い茂ってる道をずっと進まないといけない感じで離合もギリギリ。村はお年寄りばかりで軽トラがすごい多かった。

民家はザ昭和って感じ。一軒家ばりにデカい倉庫?納屋?がどの家もあってお店は小さい商店が一軒とパッと見普通の家にしか見えない郵便局(郵便係のおばあちゃんの家)が一軒のみ。
昼間はその商店で婆達がたむろってずっとお話してた。
2022/05/09(月) 20:53:36.80 ID:SOLrGfUg0
その村に連れてかれてもやる事といえばテレビをぼーっと見るか外に探検に行く事くらい。よく弟と婆ちゃんからもらったお菓子や食卓に並んだ唐揚げとかおにぎりとかを袋に入れて水筒持って山や森の中に突撃してった。

周りのお年寄りも「あらぁまた来てたんだねぇ」(ほんとは方言バリバリだが特定防止のため変換)て声かけてくれて飴とか沢山貰ってた。

山をくり抜いて村を作りましたみたいな所だから道路を少し外れるとすぐ森や山。水筒がなくなれば湧水を汲んで補給したり、食べ物が尽きたら木苺をとったりなんかしてた。
何もない村だが都会よりそんな田舎が兄弟ともに大好きで村に行くよと言われれば
ワクワクしてた。
2022/05/09(月) 21:07:36.62 ID:GE94l7B30
面白そうじゃないか
2022/05/09(月) 21:08:04.48 ID:SOLrGfUg0
村には学校が無い。子どもがいないかと言われればごく僅かにいた。覚えてるのは当時中学生くらいの男2人、自分と同い年くらいの女1人。

俺と弟はその女の子と遊んでた。小学生低学年くらいの時だったか、村の道路を親と散歩してた時に前からその女の子と母親が歩いてきてお互い挨拶したのが始まりだった。俺も向こうもシャイだったためよく猫が睨みあってるみたいな感じで何も言わずお互いただジッと見るだけだった。

でも、それから村へ何回か行って時々その子と母親と会って挨拶してるうち「ほら、遊んでおいで」と親から背中を押されたのがきっかけで遊ぶようになった。俺と弟が村にきて祖父祖母の家で飯食ったら準備してその子の家に迎えに行くのが定番になっていた。

当然村の子のため穴場スポットをたくさん知っていて、その子の案内で崖の上の絶景ポイントや森の中の綺麗な水場、雨の日はカッパを着て草舟つくって上流から下流までスムーズに流せるポイントに行ったりなんかしていた。

向こうは「○○ちゃん」と俺の事を呼んでいたが今ふと思うと俺はその子の名前を知らなかった。
俺の親や祖父祖母はその女の子の話をする時「○○ちゃん」って名前を言ってたがその名前を今思い出す事はできない。

以降その子をAと呼びます。
2022/05/09(月) 21:24:25.88 ID:SOLrGfUg0
そんなAと村に行くたびに遊んでを繰り返してだいぶお互い心許せる仲になって
ある日
A「秘密の場所があるんだけど行きたい?」
とAから言われました。

「村」っていうのはその土地その村の独特な風習やいわれがある所が多く、特にこんな外界から離れた村となるとそれがより色濃くなる‥と思う。

Aは大人達からは絶対あそこだけは近づくなとずっと念をおされてた場所があるらしく、でも大人達に黙って1人でごくたまに訪れたりしていたとある場所があると言う。

なんでも、そこには神様が祀られているのだがその神様は良い神様ではなくとても悪い神様で村の人達に悪さをしないようにそこに閉じ込めているとのこと。

はっきりとは覚えてないが「しめ縄とやしろし(?)がお墓の石四つに結ばれてて四角形に囲う形になってるその中心にゴツゴツした私くらいの高さの石があるんだよ」みたいな事をAが言ってたと思う。

俺は知らない言葉や下手くそなAの説明のせいで全く想像がつかなかったが子どもだったためAが言うならきっと楽しい所なんだなっと楽観的に考えていた。

その日は祖父祖母の家に一泊の予定だったが、イノシシや野犬が出るため夜出歩くのは禁止されていたのでこれからすぐに行こうと言うことになって準備のため一度解散した。
2022/05/09(月) 21:48:01.33 ID:SOLrGfUg0
昼飯を食べてから集合だったからおそらく13時か14時そこそこだったかな?Aの家に迎えに行った。弟は宿題をしてないって事で親から行くなと言われギャン泣きしてた。

俺1人でAの家に行くとA母が「あ、○○ちゃん。あの子部屋にいるからよかったら呼びにいって」と言った。Aの部屋は2階のため2階へ上がりAの部屋っぽい花の飾り物がテープで止められた扉があったためそこでAに「きたぞー」みたいに声をかけようとした。

しかし呼ぼうとしたとき中から「‥うん‥うん‥‥そう‥‥そうだね‥‥それは‥」みたいな対話調のAの声が聞こえてきた。

俺は別の友達が来てるのか?でもA以外の子見たことも話を聞いたこともないけどなぁって思いつつ固まってたら部屋の扉が開いた。

A「わ!なんでいるの!?」

Aも俺もびっくりして2人ともそれぞれ後ろに倒れ尻もちをついた。
まだまだガキで性についての関心がない俺だったが今でも鮮明に覚えている。

Aのパンツを。

Aは何故かTシャツに下はパンいちの格好だった。
Aはそれに気づくと断末魔のようなギィヤァァァァァみたいな声をあげた

それを聞きつけやってきたA母はその状況を見て「どうしたの!?‥あら、ウブッ‥オホホホホホォー!」と高笑いをして足早に一階へ戻って行った。

Aは恥ずかしいのか怒ってるのかしばらくむすっとした顔で準備をはじめ、いよいよ出発となった。
余談だが俺はあせあせと急いでズボンを履こうともがいてるAの尻をジーッとガン見していた。
普通部屋の外とか一階で待つもんだろう俺よ‥
2022/05/09(月) 22:08:20.83 ID:SOLrGfUg0
Aの案内で田舎道を歩いてる中、A「‥見たよね」とAが重い口調で話しだした。
俺はてっきりパンツの事かと思って首を横にブンブン振ったらどうやらAが「何か」と話している姿を見たかどうかの事みたいで、改めてAから「聞いてたよね、話してるところ」と聞かれたのでよくは聞き取れなかった。誰と話してたの?と俺は尋ねた。

ラッキーパンツの際にAの部屋にはA以外は誰も居なかったし‥まさかおばけ‥
とちょっと俺は怖かった。

Aは「実は今からいく秘密のところに内緒で行ってるうちに神様が話しかけてくるようになったの。でも姿は見えなくて、お母さんお父さんの前で話をしてたら不気味がられるだろうし、色々説明や言い訳してたら行ってはいけない場所に行ってた事がバレて怒られると思って。だから話す時は部屋であんな感じで1人になって話してるの」と。

他俺が聞いた詳細は、
・その神様は1人になった時に突然話しかけてくる神出鬼没
・声は男の声と女の声が混ざった、2人が同時にタイミングを合わせて話しているかのような声。だから性別はわからない。

・話す内容は「今日はどんな事して過ごすの?」みたいな世間話。俺が村に遊びに来てるときはその神様があの男の子が今日来てるよって教えてくれるらしい

・Aが来いってのは言われた事はないが神様がある日あの男の子(俺)も連れてきたらいいと言ったからAは俺をその行ってはいけない所に誘った
・神様と話ができるようになったのはその場所に何回か行ってから、ある日突然

(他なにかまだ言ってたけど流石にもう今は全部は覚えてない。)

子どもの俺は、それ完全に幽霊じゃん。昼で明るいけどなんか行きたくないなぁって思ってたがAにビビりと言われたくないし、そもそも女のAが1人でいけるくらいだからきっと大丈夫と言い聞かせた。
2022/05/09(月) 22:18:52.34 ID:igyYm2Ue0
ほうほう
2022/05/09(月) 22:22:41.32 ID:SOLrGfUg0
※実は別のスレで「平行世界が〜」とスレたてて速攻罵倒受けて書くのやめたのがあるんだが、実はそれはこの村での体験が大きく影響している‥可能性が高い。し、リンクしている。

なんか年々この村の詳細が思い出せなくなってきていてそれが寂しく感じるので今回こんな感じで日記のように残そうと思った。
ここから結構オカルト・ホラーチックになります
2022/05/09(月) 22:28:26.42 ID:SOLrGfUg0
※あと、よくありがちな話と思われそうだし創作やパクリっぽく見えると思います。
そう思ってもらっても構いません。重要なのは私が忘れてもこれを見て思い出せるようにする事だと思っています。

一応‥所々もう既に忘れているとこもありますがほぼ100%事実です。
方言や村への行き方など特定されそうな部分だけはわからないように細工をします。
2022/05/09(月) 22:40:03.80 ID:RZusvF6C0
気になる支援
2022/05/09(月) 22:52:41.41 ID:SOLrGfUg0
しばらくAの案内で比較的整備されたコンクリ道路のど真ん中を歩いてると急にAが立ち止まり、A「ここ、ここ。ここから入っていくよ」とほんの少しだけ人がギリギリ通れるような草がアーチ状になってる脇道ともいえない脇道を指差しました。

昼間でその日は晴天にもかかわらず、そのアーチの奥はかなり暗い。こんなコンクリ道路がそばにあるようなとこなのになんでここまで一気に暗くなるんだと思える程で、また自分の背丈程ある草むらに足を踏み入れないといけないため暗い・蛇出そうのダブルコンボでだいぶ躊躇った。

しかしAはほら行くよ!とズンズン進んでいく。
そんなAの背中を見ながらしがみつく勢いで必死についていった。

途中獣の声やシャツに張り付く虫など色々あったが、この村ほどではないが俺の家も結構な田舎のためそこは気にせず進んだ。しかし、やはり暗い。たまの木漏れ日が差すお陰で全く見えないというわけではないが

はっきりと覚えている。俺はAに「まるで自然の天然洞窟だね」て言ってAから「は?」と言われて悲しかったのを。

もう1時間以上歩いたか、時計を持っていなかったので時間はわからない。
A曰くもう少しかかると。

自分達のはるか頭上を覆っていた木々が少々開け、そこからお天道様が拝める明るいポイントで一時休憩となった。ポイントといっても周りは草と木のみでただそこにだけ日光が注ぐだけ。

俺はAに「よくこんな道1人で歩いて神様のとこ行ってるね」と言うとAは「いや、いつもは別のちゃんとした(舗装された)道があるルートで行ってるよ。でも今日は○○ちゃんもいるし探検みたいで楽しいかなっておもってこっちから行こうと思った」

俺はしばらくAを叩きたくて仕方なくなった。

にしても、この獣道を何故知ってるのかと聞くと「帰り道に横道に試しに入りこんだら迷子になって泣いてた。でもその時神様が道案内してくれて、言う通り歩き続けたらあのコンクリの道に出れた」と。だからAはこんな獣道でもわかるのだと自信ありげに話した。

そういった雑談を持ってきたおにぎりを食べつつ話してしばらく経ってから俺らはまた歩きはじめた。

今思うと、そこでやっぱり帰ろうって言って帰っておけばよかった
2022/05/09(月) 22:57:33.02 ID:zo77h/yh0
場所書いて欲しいなあ
もしかしたら廃村みたいになっただけで探せるかもしれないし
2022/05/09(月) 23:12:14.18 ID:SOLrGfUg0
>>
いえ、私が行こうとしたけど辿り着けなかった(?)だけであって、村が今存在していないかどうかは断言はできないのです。
2022/05/09(月) 23:28:45.09 ID:SOLrGfUg0
再び歩き始めて1時間弱くらい経っただろうか流石に疲労困憊で汗で張り付くシャツも気持ちが悪く、少々グズっていた俺だったが次第に前方に何か開けた場所が見えてくる。

A「ついたよ!」

そこはAの言う通り墓石のような物四つになにか変な形をした紙が所々下がっているしめ縄がくくられ四角形を形成しててその中、中央付近にゴツゴツした石が祀られているようなところだった。

(わかりにくくて申し訳ない。例えると魔方陣があって中心に賢者の石的なものがあるみたいな感じ)

Aは立ち止まり「不思議な感じがするでしょ?」と言う。
Aは神秘的なもんと捉えているのだろう。しかし俺には不気味で仕方がなかった。大人たちが行ってはいけないと言うのもなんとなく理解できる。真夏の蒸し暑い日なのに一気に身体が冷えて気付けば汗でびっしょりだったシャツも乾いている。

俺はとにかく帰りたかった。Aに対して「ここに来て、でもやる事ないよ」といった
Aは一点を見つめて一言も発さず棒立ちしていた

俺はふざけてんのかなと思いつつ、中央の石を囲いの外側からよく見てみた
そこには何かが書かれていた

※⬇︎書かれていた文字、もしかすると良くない影響があるかもしれません自己責任でお願いします。





「○怨○○不○得」
2022/05/09(月) 23:32:39.19 ID:SOLrGfUg0
(5文字目と7文字目は確実に書かれていた。2文字目はほんとに曖昧だが恐らくこの字。子どもながらに良くない文字ってだけ感じていた。他の丸の部分は思い出せない)
2022/05/09(月) 23:45:30.03 ID:SOLrGfUg0
俺はなんか漢字が書いてあるけど読めないなぁと思っていた。
その時急に全身を冷たい風が包みゾクゾクっとなった。
周りの木々が風でざわざわ音を立てて揺らぎ、より一層不穏な空気になる。

ここで恐怖メーターがMAXになった俺は棒立ちするAを引っ張ってこの場から走り去ろうと思い、動こうとするが何故か身体が動かない。
泣きたいくらい怖いのに泣くこともできない。

パニックになる俺と棒立ちするA。必死にどうすればいいか考えた。その時背後から誰かが近づいてくる気配がした。でも後ろを向けない。

その「何か」がすぐ俺の後ろまできた。
横目でみるとその何かの髪のようなものが靡いてるのが視界に入る
そして俺の耳元ではっきりと何かは言った。


「読んだね?」


その瞬間声が聞こえた方と逆の茂みから「なにしてんだー!」とおじさんの声。
その声を聞いた途端身体がふっと軽くなり、同時に涙が溢れてきた

Aは我にかえったのか、突然のおじさんの登場にA「え?え?」と驚いた様子。
おじさんはとにかくすぐここから離れるぞと俺とAを半ば無理やり引きずるような形で誘導した
2022/05/10(火) 00:16:26.64 ID:U/ZnuSXh0
俺とAを引っ張り、汗だくになりながら必死に走りつづけるおじさん。そのおじさんの顔はすごい形相で、俺らは一言も話す事が出来なかった。

やがてある程度舗装された道に出て、「乗れ!」とおじさんに軽トラの荷台に乗せられた俺とA。
軽トラはすごいスピードで走り出す。

Aはどこかうかない顔をして静かに座っている。
俺は「きっと親に怒られるんだろうな」と考えつつ、あの「読んだね?」という声が耳に張り付いていてとても気持ちが悪かった。

やがて俺らを乗せた軽トラは村唯一の商店に着く。おじさんは俺らにあのたまに見かける細長い缶のどこメーカーかわからないサイダーを買ってくれた。

そして3人で商店の横にある、物干し竿+すだれが屋根になっていてベンチが置かれている、普段のお婆たちの溜まり場で腰掛ける。

おじさん「‥なんか見たか?聞いたか?」
俺もAもなにも言わず。

おじさん「あそこは行ったらいけない所ってのは知ってたよな」
その言葉を聞いてAは泣き出した。
おじさんさんは深いため息を吐いた後に「お父さんお母さんたちを呼んで爺さんの話しに行こう」そう言った。

それから、おじさんの言われるがままAの家に行き、おじさんから事情を説明。親父さんもちょうど仕事から帰宅していて2人とも顔が青ざめていた。
次に俺の祖父祖母の家へ。

同じようにおじさんから事情を聞かされ祖父祖母は今にも泣きそうな顔。両親は「こいつやってくれたな」みたいな顔。
ちなみにここは母方の祖父祖母の村なので俺の母は青ざめてたが、父は「おいおい、おんまえなーにやらかしたんだよ」みたいな、ちょっと軽い感じだった。そりゃそうだ。親父は村の事なにもしらないからな

そしてふた家族はおじさんが言ってた「爺さんのとこ」つまり村長の家へ行くことになった。
車内では涼しい顔して運転する父、黙り込んでる母、「○○ちゃん、大丈夫だからねぇ」と必死に俺に声をかける祖父と祖母。

どうなるんだろう‥まだ小学生だった俺には到底その先の事は想像はできなかった。
2022/05/10(火) 00:23:28.13 ID:JO/DPbVv0
ワクワク
2022/05/10(火) 00:44:15.48 ID:D8vbiD5b0
トリップつけてほしいな
2022/05/10(火) 01:26:11.93 ID:U/ZnuSXh0
>>
トリップ‥すいません、5ちゃん書き込み初めてなもので‥
2022/05/10(火) 01:09:42.99 ID:U/ZnuSXh0
やがてふた家族は村長の家につく。昔ながらだが至って普通の古民家。
村長と村長の奥さんは笑顔で「よく来てくれたね」と出迎えてくれた。

囲炉裏を囲んでみんな座り、葬式のような静けさが部屋を包む。村長の奥さんは「はい。今日も暑かったねぇ」と大人には麦茶、子どもの俺とAには紫蘇と何かが混ぜられてたジュースが渡された。
とても不味かった。
俺は一口飲んですぐグラスを床に置いた。

静まり返る中村長が口を開く。「ならAちゃん。今日あった事を話してくれるかな?」
笑顔でAに言う。

Aは下を向いたままポツリポツリと正直に話し始める。
村長はウンウンと頷きながら話を聞き、A家族は上の空。

Aは今日あった事や日頃1人でもあの場所に行ってたこと、神様と普段お話をしている事をゆっくりとはなした。

Aが話し終えて次は俺の番。俺も今日あった出来事をAが話そびれた部分だけ話し、あの耳元で聞こえた声の事も話した。
声について話した時に村長の表情が一瞬真顔になったのが怖かった。

俺らが話し合えると村長は「怖かったね。ありがとう話してくれて」と優しく言葉をかける。
そして「では詳しく説明しましょう」と。

村長の奥さんは俺とAの子どもは席を外した方が‥と村長に言っていたが、もう関わってしまったんだからこの子らもちゃんと聞く必要があると小声で話していた。
2022/05/10(火) 01:10:16.69 ID:IUw8caLp0
これは期待大
2022/05/10(火) 01:35:40.50 ID:U/ZnuSXh0
村長はゆっくりと話しはじめた

「この村は昔から作物と家畜で生計を立ててた、一年に一度、豊作を願って収穫された作物を捧げていた。しかし、ある年から不作が続いた。村では会議がなされ捧げ物に家畜を追加するようになった。

それでも改善せず次は等々村人から贄を出し、捧げ物とし始めた。そのための祭壇まで作ってしまった。それからは不作も改善され村に徐々に活気が戻ってきた。
とある年、例年通りに贄を捧げる日。贄となる村人1人で森の中への祭壇へ進む。祭壇が見えてきたが何かがいる。

そこには、地面に着くほど長い髪で耳まで伸びる口で贄の村人と共に捧げられるため準備されていた家畜を檻を破壊して生きたまま貪り食う不気味な女がいた。女は村人に気づくと「今年はお前か」と不気味に笑い近づいてきた。
2022/05/10(火) 01:43:18.77 ID:U/ZnuSXh0
村人は禁忌であるとわかってはいたものの恐怖のあまりその場から必死に逃げ、村へ戻る。当然村中から非難を浴びるが、贄となる予定だった村人は必死に「あれは絶対神などではない」と訴える。

それを聞いていた村長は確かにこれまで祭壇には贄となる村人1人で行っていたので誰も神を見ることはできない。一度贄になれば村へ戻る事は禁忌としていたが、第三者が祭壇へ赴く事は禁忌とはしていない。

最も、その第三者自身が贄として捧げ物になるかもしれないが‥。確かめる必要はあると。大勢の村人からは、そんな事をすればもっと村に災いが起きかねると反対されたが村長は最終的に祭壇に行くことを決意し、村の男達を引き連れて森の中へ入っていく
2022/05/10(火) 01:53:29.62 ID:U/ZnuSXh0
村長達が目にした物は全ての捧げ物を食らい尽くした不気味な女の姿。その風貌故すぐに神とは程遠い存在と理解し結局村の男達に女は殺される。女の亡骸はその祭壇の下へ埋め、亡霊となって姿を現さないよう厳重に封印したとのこと。

あの中央の石碑は祭壇の一部であり、書かれている文字は「この地で最も忌み嫌われる者が2度と姿を現さないように(ここかなりあやふやです)」という意味。そこに何かしらで関わってしまった俺とAがそいつの封印を半ば解いてしまった」こう語った。
2022/05/10(火) 01:57:35.60 ID:U/ZnuSXh0
ちょっと休憩

村長の話、かなり具体的に書いてありますがもっと難しい言葉を使ってましたしもっと内容は深かったと思います。今回は残ってる記憶を材料に大人になった自分が精一杯文として表しただけなので全くこの通りの内容というわけではないです。
2022/05/10(火) 02:17:46.62 ID:U/ZnuSXh0
しかし疑問に思った。行ったは行ったが別に何もしてないぞと。なので俺は村長に「僕もAも何もしてません」と。

すると村長は「そういった穢れ(?)を払う方法は1つ、人々から忘れ去られること。関わってしまう事自体がいけなんだよ。あの縄の中に入ったか?石の文字を読んだか?」
俺もAも入ってはいないと答え、ただ俺は読もうとしたけど難しくて読めなかったと言った。

村長「それだよ。例え声に出さなくてもその文字を読もうとするのは、そこに眠っている者に自然に関心を向けてしまっているということになる。だからあそこには行くことすらダメなんだ。大人達はみんな行くなって言うんだ。」と。

つまり、何度もあの場所に通ったA、訪れて眠っているものが記された石の文字を読もうと注目した俺に奴が寄ってきた。これまで関心を向けられず孤立した状態で人々から忘れられようとしている所に水をさしてしまったということ。
2022/05/10(火) 02:23:56.59 ID:U/ZnuSXh0
話はややこしいが大変な事をしてしまったんだと感じた。
それからは今後俺とAはどうするかという話になったが、村長は「払う方法は忘れる事」もう金輪際あそこへは近づいてはいけない。奴の声が聞こえても耳をかさず無視をしなさい。大丈夫。と優しく俺らに話した。

そうして解散となり、俺は疲れ果てていたため祖父祖母の家に帰ってすぐ寝た。
2022/05/10(火) 02:33:15.55 ID:U/ZnuSXh0
朝になり目が覚めた。昨日の事は夢だったんじゃないかと思えた。それも当然、本当に祟りだの怨霊だのそんなんが現実にあるなんて受け入れ難い。でも身をもって体験してしまった。

今日の夕方に帰るがとてもAと会う気にはなれない。弟は宿題を終えて遊びに誘ってくるが気分がのらない。
俺は家の前で1人、セミの死骸をせっせと運ぶ蟻の行列を無心で乱して時間を潰した。

結局自宅に帰る時間になったがAとは会わず。
それから連休やお盆、正月など村へ行く機会はたくさんあったが家族で俺1人、行く事はなかった。
2022/05/10(火) 02:41:19.94 ID:U/ZnuSXh0
中学にあがり、高校へあがった。
もう何年前になるんだろうと思いつつ日々部活に明け暮れていた。それでも村の事、あの日の事は忘れはしない。

正月になって短いが、部活も正月休みになった。友達と神社にでもいくかな、神社くらいしか行くとこないしなぁこのくそ田舎。と考えてたら親から「じいちゃん、ばあちゃんのところに行くぞ」と声をかけられた。

久々のお誘い。どうせ行かないだろう。部活だろうとしばらく声もかからなかったが。突然親は言ってきた。「たまには元気にしてるってじいちゃんばあちゃんに顔見せない」なんか説教くらってる気がしてちょっと腹が立ったが、今はもうあの出来事に対する恐怖心もなくなっており、行ってもいいかなっと思えた。
「わかった」
久しぶりに親の運転する車で向かうこととなる。

車内では爆睡しており気づいたら到着していた。
2022/05/10(火) 02:51:20.86 ID:U/ZnuSXh0
「俺ちゃん、大きくなったねぇ」
祖父祖母が歓迎してくれる。何年ぶりだろう、ちゃんとこうやって会うの。

そう思いつつ家の中へ。こたつに入り色々と世間話。誰もあの一件については話さない。あぁ、話しちゃいけないのか、忘れないといけないのか。そう1人で考えていた。
そんな俺に祖母が「あ、俺ちゃん。Aちゃんも帰ってきてるってよ!」と言う。

Aちゃんて誰だ?と思ったがすぐに思い出した。なんせ最初から名前を覚えていなかったから。一瞬わからなかった。
しかし思春期真っ盛りの俺「へぇそうなんだ」

親はまたこの子は‥みたいな感じで「久しぶりに会ってきたら?小学5年生以来でしょ」と寒いからいいとクールに決める思春期俺を強引に家から追い出す親。
時間潰すにも相変わらず何もない村なわけで、小っ恥ずかしいがAに会いにAの自宅へ向かう
2022/05/10(火) 02:58:47.52 ID:TcbcwW5Z0
( ; ・`д・´)…ゴクリ
2022/05/10(火) 03:06:15.25 ID:U/ZnuSXh0
Aの家に到着。ごめんくださいと言うと中から「はーい」と返事。
我ながらとても緊張していた。このままやっぱ帰ろうかなとか思った。

扉が開くとA母。だいぶ老けたなぁって失礼ながら思った。
「あらー!もしかして俺ちゃん!?久しぶり!上がって上がって!」
と勢いのままいきなりリビングに通される。
「いや‥ちょっとご挨拶に来ただけで‥」という俺の言葉は無視。

リビングの方へA母から突き飛ばされダイナミック入室。思いっきり地面へ転がってしまった。
顔をあげるとA父と綺麗な子。Aだった。
A父「おー!久しぶりだなぁ、元気にしてたかぁ!」

ちなみにA父と俺そこまで関わった事ありません。
だいぶ酒飲んでたらしく、テンションがすごいA父は俺の肩をガッチリ掴んで離さない
「あー?イケメンになったなー。あんな男か女かわからない見た目だった奴がー」
とてもウザ絡みをしてくる。そんな光景をAは何も言わず見ている。

A母から父は叩かれ俺解放。
「どーぞ、俺ちゃん」とこたつに誘導される。
A父から酒を注がれたが「いや、俺未成年ですよ」と断ると「あー、そっか!お前Aと同級生だったもんなぁ」と

え?知らなかった。そこで知る新たな事実。
それからは御馳走食べながらなんだかんだ話をした。Aは無言だった
2022/05/10(火) 03:14:06.33 ID:U/ZnuSXh0
結構時間が経った頃にA母が「2人で久しぶり外に行ってきたら?」といらぬ気を遣い始める。
いや、風邪ひくとアレですし‥と断るが強引に2人ともつまみ出される。何で田舎の人間てお節介で強引なとこあるんだろう、俺も十分田舎者だけど。そう思いつつ、何か話さないとと思いAに久しぶりだねと声をかけると「うん」と一言。
とりあえずA母の言う通り2人で散歩へ行く。

しかし、ずっと無言。とても気まずい。久しぶりに会うってのとあの事件以来って事で何を話していいかわからない。その状況がすごく苦痛で何とか別の事考えて気を紛らわそうと思ったらAが小さい声で

「来るの、わかってたよ」
2022/05/10(火) 03:17:27.48 ID:lWHyncUr0
ひぇ(`д´;)
2022/05/10(火) 15:32:56.61 ID:t16BSoGO0
ふぅ…続きが気になる
2022/05/10(火) 16:26:20.48 ID:4+IYpirb0


Aの言葉に思わず固まってしまった。「まさか、まだ聞こえてるの?」
それに対しAは「うん」と頷く。

なんでも以前程ではないがまだ続いており、あの事件以来話しかけられても無視し続けていたらしい。でも、俺の事が話の内容の時は思わず返事をしそうになってしまうと。「あの男の子はもう来ないのかなぁ‥フフフフフ」とか言われてたらしい。

そして今日になってそいつがいきなり「今日来るよ」とか言い出したので、意地でも返事をさせようとハッタリを言ってるんだと思っていたら本当に来たから驚いたらしい。
俺は「そうなんだ‥」それしか言えなかった。
そしてまた無言の時間が続きただただ2人並んで歩く田舎道。
「そうだ、村長さんに会いに行こう」そう思った俺はAに「村長さんに顔見せたいから今から行かない?」と切り出す。

Aは即答はせず少し間を置いて「‥そうだね。喜ぶと思う」と言った。
「よし、行こうか」雪が積もる一面真っ白な景色を見ながら白い息を吐きつつ、2人で村長の家で歩いていく。
2022/05/10(火) 20:30:02.05 ID:9aU36tr40
村長の家に到着。あまりの寒さに手足の感覚がない。
「ごめんください」出てきたのは村長の奥さんあらAちゃん、とどちら様でしょうか?俺の事がわからないか忘れたのか。
「ご無沙汰してます。俺です。久しぶりに村に来ましたのでご挨拶を‥」

奥さんは目を丸くして少々固まった後、「あらぁ、まぁまぁ立派になって。寒かったでしょ?どうぞ上がって」

村長の家はあれからあまり変わってはいなかった。強いて言えば玄関入って目の前の廊下にでっかい高そうなマッサージチェアが置いてある事くらい。
まだあの時の囲炉裏もあった。しかし囲炉裏の横を通り過ぎて何故か和室に通される。

奥さん「ほら、お父さん。俺君が来てくれたよ。」
その和室に村長はいた。

立派な仏壇に壺と遺影

俺「あぁ‥そうか‥」

俺はしばし立ち尽くしたあと、お線香をあげ手を合わせた。遺影に写る村長は子どもだった俺らに常に優しく笑顔で語りかけていたものとは違い、とても威厳が感じられる昔ながらの男らしい顔つきだった。
2022/05/10(火) 20:46:55.07 ID:15DEAiHi0
俺とAは囲炉裏の部屋に移動し奥さんと3人で話す。基本思い出話が中心だったが、俺はどうしても村長のことが気になった。

奥さんはそれまでニコニコ思い出話をしていたが俺から「村長さんはいつ‥」とい言葉を聞いた途端表情が曇り下を向いた。

奥さん「‥あの人はあの事件の一年後にね、畑の手入れをしてくるって出かけたまま‥。畑までは歩いてもそんなに時間はかからないのに何時間経っても帰ってこなくて、心配になっていたら近所の○○さんが『村長が道で倒れてるぞ!』って言いにきたの。何もない道路の真ん中で倒れていたの。」

俺はこれ以上話をさせたら奥さんも辛いと思って「そうだったんですね‥残念です」とだけ言って話を終わらせた。

そこからはなんとも言えない空気のまま少し世間話をしておいとまさせてもらった。
奥さんは俺とAに最後「またいつでも来なさい。みんな喜ぶから。あと、あの時の出来事はもう過ぎた事。気に止むことはないんだよ」と。

奥さんには俺とAがまだあの日の事を考えているのはお見通しのようだ。
俺とAはまた雪の中を歩く。
2022/05/10(火) 21:03:50.55 ID:fgV/ZAtE0
2人、Aの家へ歩く。
俺「村長さん、もう何年も前に亡くなってたんだね」

A「うん。村長がいつも農作業に行く時に作業道具を入れてた籠の中には色んな野菜と鶏とウサギが入ってたらしい。事故で片付けられたけど外傷はないし、死に顔が‥目が飛び出してて黒目が上を向いている状態だったって。私が中学に上がる頃にお父さんとお母さんが話してるのを聞いちゃって」
と言った。

村長は俺らが出してしまったあいつを何とかしようと命をかけてくれたんだ
何とも言えない気持ちになった。そんな俺を見てAは「やっぱり、村長や奥さんの言った通りあの事は忘れる事が1番なんだよ。忘れないといけないんだよ。」と言う。

それを聞いて、そうだその通りだ。村長の願いは絶対俺たちがあの出来事を忘れて幸せに暮らすことだろう。
そう考えた。
そこからはお互いの高校の話などをして明るく楽しい時間を過ごした。
そしてAを家の前まで送った。

A「私○○高校って私立の高校の寮に今入ってるの。だから村の外で会う事があるかもしれないね。」
俺「そうだな、どこかで見かけたら声かけるし声かけてくれな」
そう言って携帯アドレスを交換しAとは別れた。
祖父母の家に戻ってお年玉をいただいた後、俺家族は自宅へ戻った。
2022/05/10(火) 21:19:48.01 ID:Fzeta3Xf0
ここからは沢山の出来事があり、一つ一つ細かいところはあまり覚えていません。なのでざっと

16歳くらい〜24歳くらいまで
・高校生活を無難に過ごしやや非行に走るが無事卒業、進学する。Aとは結構メールのやりとりをする。
・20歳、勉強せず徹マン居酒屋めぐり(しかし下戸)など遊びに全力。実家からは既に出て1人暮らしだった。Aとはたまに連絡をとる。

・22歳、沖釣りに連れていかれぼーっとしてたら俺の竿に当たりが。合わせ方分からず力いっぱい上げると先輩の釣竿が凄まじい音とともに折れ、さらに立ち上がったもんだからチンの位置に置いてたケータイを海に落とす。先輩の釣竿+俺のケータイを犠牲にして得たのはそこそこ大きい鯛。
ケータイはまぁ買えば良いかと思い。釣りの帰りに購入。そこで気づいた。海に落としてバックアップもクソもないためAの連絡先を紛失。連絡できなくなった。

・24歳、1人暮らしの部屋で怪奇現象に悩まされる。この頃から今まで俺には無かった「やつ」による現象がで始める。
2022/05/10(火) 21:43:48.34 ID:/I1ukEQ/0
24歳になった。この頃にはもう村の事は気にはならなくなっていた。

ケータイをポチャンしてAとは連絡はとれなくなったが、20歳くらいの時にメールでAは「もう声はほとんど聞こえないよ」って言ってたし、お互い村の話もしなくなっていたから多分今も元気にやってるだろう

俺は今の物件は価格で選んだ。いわゆる「心理的瑕疵物件」ってやつ。あの体験を超えるものはないだろうと思ったので不動産屋から説明を受け即決した。
しかし、最近やたらと多い。今まで心霊体験だのなんだのはあの出来事以外でなかったのに、夜寝てたら誰かが室内を歩く音がする。風呂に入ってたら扉を開けられる。声のようなものを度々聞くなど。流石にイライラしていた。

そして25歳になる前のある日。それらの現象とは別に「あいつ」が俺を本格的に狙いにきたようだ。
あぁ、Aはこんな気持ちだったのか。そう思わされた
2022/05/10(火) 21:59:19.73 ID:K3/aYS/B0
友達と飯食べに行こうと準備をしている時、「ススー、ススー」と玄関のほうでフローリングをすり足で歩くような音。
「また居やがる」もはやそれが日常だったのでそこまで気にはしなかった。
そして玄関で座りブーツを履く。「今日は何食べようかな」そんな事を考えてたら

「あぁぁいあぃあぁぁぁ」

そんな言葉にならない、うめき声のようなものが耳元で聞こえた。
一気に背筋が凍りついた。何せ、日常的なこの物件の者ではなく男と女がタイミングを合わせて喋ってるような声‥「あいつの声」だったから。

あの日の事件があいつの声は最初で最後と思っていた。すぐにわかった。
あいつだと。

俺は急いで家を飛び出し、待ち合わせのコンビニへ走る。玄関の鍵をかけてないことにすぐ気づいたが、盗られるような大層な物うちには無いとそのままコンビニへ向かう。
2022/05/10(火) 22:16:04.54 ID:dtn76hOi0
コンビニについて膝に手をつき息を切らしていると既に車で迎えに来ていた卓也がいた。

卓也「え?どうした?」
卓也は驚いていた。「いや、ちょっとね」と言うと卓也は「お、おぉ」と言い2人一服して車に乗り込み行きつけの定食屋へ向かう。

卓也は普段口数が少なく大体の会話の主導権は俺が持っているのだが、頭の中は「あいつ」のことばかり。大好きないつも頼む定食も中々箸が進まず。これが恋ならどれだけ幸せだっただろうか。
そんな様子の俺を見て卓也が「何かあった?」と。俺は今まで村の事やかの件の事は
A以外の誰とも話をした事がなかった。信じてもらえないだろう、馬鹿にされて終わるだろう。そう思ってた。
‥でも、親友のこいつになら

そう思った。というか、あいつの声を一回聞いたせいでメンタルがやられてた。助けてもらいたかった。Aは何年も声を聞き続けていたというのに
定食屋を出て、コンビニへ行きタバコを吸いながら俺は卓也に話した。
卓也は最初「それ、なんかの映画?アニメ?」とちょっと半笑いの反応だった。
しかし、いつも突発的にキチな行動をとったりブラックジョークや絶妙に嘘か本当かわからない嘘をついてる俺が神妙な顔で「やっぱそう思うよな。いいよ。何かの物語と思って聞いてくれ。」って言うと卓也も次第に真顔になり最後まで黙って聞いてくれた。
2022/05/10(火) 22:20:01.62 ID:fRzVTq/G0

WHO IS TATSUYA
2022/05/10(火) 22:34:15.43 ID:DRMqynmu0
>>
「たくや」ですね。卓也は高校卒業して進学した学校で知り合ったやつでかなり付き合いが長いです。学生時代はほぼ毎日連んでました。ちな「卓也」は本名です笑
2022/05/10(火) 22:31:17.69 ID:DRMqynmu0
俺が話終わり、卓也に「っていう壮大な物語よ。どう?」と開き直ったみたいな態度で言うと卓也は「話はわかった。色々内容は多いけど、今になってそいつがお前に話しかけてきたのは訳があるんじゃない?」という。

そんな卓也に「この話、お前信じるの?」と俺が聞くと卓也は「だって詰まらずにスラスラ1時間も話すって作り話じゃ中々できなくね?もしこれがホラならお前詐欺師にでもなった方がいいよ。才能の無駄遣い」と笑って話す。
この時、俺は心の底からこいつと親友になれて良かったと思えた。

続けて卓也は「その村に行ってみる?1人で行くのは流石に怖いだろ。最後に行ったのは確か高校生の時だろ?なんか村に変化があってるかもしれないし」と言う。
しかし今は別の県で暮らしているわけで、そう簡単に行くのは難しい。

俺「俺の地元の話だぞ?どうやって行くんだよ」
すると卓也は「バイクで行こうぜ。ロンツー行きたいなぁって思ってたし、その村に行くまで結構道険しいんだろ?」

俺と卓也やバイク仲間でもある。俺がバイクの免許をとってバイクに乗り出したら卓也も金魚のフンみたく免許をとってバイクを買った。
俺「いいのかよ‥」
卓也「前々からロンツー行こう話してたしちょうどいいじゃん」

こうして俺ら2人はバイクで村に行くことになった。
家族とではなく、俺1人で村へ行くのはこれが初めてだ。
2022/05/11(水) 00:05:22.89 ID:mgKALbUB0
村へは次の日曜日出発に決まった。それまで5日間は友達や先輩の家数人の家に転がり込んで寝泊まりしていた。とても自分の部屋で1人で居ることはできない。
常に誰かと一緒に‥と考えていた。

その中でもブツブツと何かを呟く、囁くあいつらしき声は聞こえる。
卓也以外の人たちには一切話してはないので、様子がおかしいと察知されないように平静を装った。
そうして日曜日。俺は一旦部屋に帰りリュックに荷物を入れて待ち合わせ場所へ向かう。荷造りしている間もあいつの笑い声が耳元でする。
卓也と合流し、いざ地元へ。

長い時間をかけようやく実家近くに到着。スマホのナビを記憶をたどり、村へ続く山の入り口あたりにセットする。当然村がナビに出るわけなく、地図上でも表記はされていない。
記憶だけが頼りになる。
ナビに従い走らせると子どもの頃に何度も見た看板がある。
「まだこの看板あるんだ」
そんな事を思いつつさらにナビに従う。

あった

間違いなくこの道から入っていってた。その山の入り口を見つけ一旦停車。
卓也にここから登っていくからちょっと休憩しようと言う。

卓也は「想像してたよりやばいね」と言い苦笑している。なんせ村までの街灯は数える程しか立っておらず、夜にこの道を通る人はまずいない。
既に完全に日も落ちており不安なのはよく理解できる。

ただ、確実に村はある。村さえ辿り着けば祖父母の家もあるし問題ない。そう卓也には伝えた。
卓也は「今更だけど、その村ほんとに大丈夫なの?部外者の俺がいきなりバイクで入り込んだりして‥。治外法権で襲い掛かってきたりしないの?」と言う。」
俺は「それ何鳴村の話ですか?」と返すと卓也はフフッと笑った。
休憩も終わり、村への山道へと入っていく
2022/05/11(水) 00:30:30.14 ID:DgGMKk440
山道に入り、明かりは稀にある街灯と二台のバイクのライトのみ。
この山のメインの道は直進し続けて山の反対に出る道、右に行く道左に行く道がそれぞれ交互に2本ずつ。車が通る事が出来ない道は多数あるがどれも人様の畑にたどりついたり、行き止まりだったりする。

村に続く道は最初の右の道を過ぎて次にある左に曲がる道。
つまり2本目の道で左折すれば村への道のはず。
何度も見たことのある、どこへ続くかわからない右の道があり、そのまま通り過ぎた。
「次だ。次に左に道があるはず。」
少し走らせると左折できる道があった。
そこで一旦止まる。

インカムは持っていなかったのでバイクを降りて卓也の元へ。
卓也「おいおい、こんな所で止まるなよぉ。迷った?」
ビビりまくりの卓也にここから左に曲がってあと真っ直ぐ進んだら村があると伝えた。
卓也「え、この先?道車通れるかわからないくらい細いじゃん。ほんとにあるのかよ」

そう思うのは仕方がない。村への道はやっと車が通れるくらい狭く、時々一部分少しだけ道が広くなってるだけだからな。
俺は「大丈夫。ちゃんと通れる道だから」
そう言って左の道へバイクを進めた。
2022/05/11(水) 00:37:32.33 ID:VndE0zPh0
ワクワクやんけ
2022/05/11(水) 00:53:42.51 ID:DgGMKk440
道を進む。
山でよく見る、白でゴツゴツしたコンクリート?の道。
間違いない、この道だ。

内心少しワクワクしていた。家族ではなく1人(卓也がいるが)で来るのは初めてだし、バイクに乗ってるしで祖父母もA家族や村長の奥さんもみんなビックリするだろうな
そう1人で考えていた。

しかし、記憶通りの見覚えのある道だがやけに両脇の草が伸びていて通行の邪魔をしている。

「こんな伸びるまで放置されてるのか?子どもの時車で通ってて両脇の草が車に当たったりしてなかったよな‥」
と考えた。まぁ何年も村へは行かなかったから少しは道も変わるよな。山の中でもあるし。と軽く考えた。

だいぶ進んだ。しかし一向に見えてこない。
本当ならもう村の明かりがポツポツ見えてきてもいいのに
本来は村が見えてきて、緩やかにグルっと村の周りをまわるように下っていって村に到着する。

なので、村が初め見える時は村を見下ろしている状況になるのだが
村の明かりも見えないまま道は下りはじめた。
「おかしい」

そう思った。この道で間違いないと思って進んだが村の明かりや村らしい開けた場所がいくら進んでもない。

ここで止まるのもUターンするのもバイクでは不可能だろう。
(バイク乗りならわかると思うが、バイクは坂道で止まったりするとバランスを崩しやすくコケてしまう可能性が高い。Uターンも当然難しい)
とにかくそのまま下っていく。

しばらく走らせると明かりが見えてきた。






俺らは山を降りてしまっていた
2022/05/11(水) 01:00:53.05 ID:zHGvwRqC0
廃村になったか
2022/05/11(水) 01:14:18.62 ID:5ov2Udxv0
廃村も無理はないが...
2022/05/11(水) 01:25:04.51 ID:DgGMKk440
完全に山を降りきって放心状態になっている俺。
「おかしい、こんなはずない。確かにあの道で合っているはず」

そんな俺にバイクを停めて寄ってきた卓也は「なぁ、山降りてね?道間違えた?」と聞く。
俺は正直に話した。間違いないと思っていた道が間違いだったと
すると卓也は「まぁあれだけ山の中だし仕方ない。別の道あたってみるか」と言う。
しかし、別の道を通った事は一度もない。

真っ暗な山道をこれ以上卓也に走らせるわけにはいかないと思い
「先に市街地に行っててくれ。道がわからない状況で流石にこれ以上走らせる事はできない。」
と卓也に言うと「村は良いの?」と言われる。

俺は「1人でちょっと他の道走ってみる」と言うが卓也に危険すぎると止められ結局そのまま市街地へ2人で行き、部屋が空いてたビジネスホテルで一泊。次の日帰宅した。
2022/05/11(水) 01:53:06.13 ID:DcpgXXHO0
帰宅後、何度も卓也には謝罪をした。
卓也は「面白かったし、そんな気にすんな」と言ってくれた。
しかし何故なかったのか。

いくら何年も前行ったっきりとはいえど、自分の記憶が間違っているとは思えない。思いたくない。
その2週間後、俺は1人で再び村を探しに行った。
今度は昼間だし、もし間違えてもしらみ潰しで全ての道を調べたらいいさ。そう思っていた。

結果、見つける事は出来なかった。あの山で絶対間違いはない。
でも、どの道を進んでも何もなかった。

村どころか、村のあの盆地のように窪んで開けていた地形の場所すら見つけることができなかった。
俺は落胆した。どうして、何故。そればかりが頭を駆け巡る。
しばらくして思いつく。

「親に聞いたらいいじゃないか」
せっかく地元に来ているし、久しぶりに実家に帰り。親に聞いてみよう。
狐にばかされた気分だけど、これで解決する。そう思い実家へ向かう。

しかし、結果は解決どころかさらに混乱することになる。
2022/05/11(水) 02:10:04.50 ID:zHGvwRqC0
卓也良い奴やん・・・俺もこんな友達がほしい
2022/05/12(木) 02:51:58.51 ID:3Wf34Xz40
実家に到着。
ちょうど夕食時で親父も仕事からきたくしていた。

親父「お前何してんだ?」
母親「帰ってくる時は連絡しなさいよ!」
想像通りの反応。

数年ぶりに食卓を囲む。やっぱ実家の飯が1番美味いな。そう思いつつ例の件を話す。
俺「俺さ、1人で○○村に行こうとしたんだけど辿り着けなかったんだよ。道はあってるはずなのに何故かどうしても見つからなくて。2回もチャレンジしたけどダメ。ナビにも表示されないし参ったよ」

母親「なんで、えーっと‥○○村?」

俺「いや、久しぶりにじいちゃんとばあちゃんとかAのとこ、村長の奥さんにも挨拶に行こうと思って」
何故か訝しげな表情で首を傾げる両親。そして

親父「お前大丈夫か?」
母親「それは冗談で言ってるの?」
何故かそう言われた。

俺は箸を止め「いやいや、そっちが何言ってんの。俺普通の話しただけじゃん」と言った。
すかさず母親から半笑いのちょっと馬鹿にしたような言い方で衝撃の一言



母親「○○村ってなに?」
2022/05/12(木) 03:24:06.74 ID:xM2QtImE0
俺は多分茶化されてるんだと思った。
俺「自分の実家を忘れるとかある?」
母親も親父も半笑いだったが至って普通に話す俺を見て表情がこわばる

母親「なんかあったの?」
親父「どうした、大丈夫か?疲れてるのか?」

俺「俺おかしいこと一つも言ってないけど」


親父「いやおかしいよ。だってさっきからお前が話す内容、ひとつもわからん。理解できん。」
母親「夢かなにかの話をしてるんでしょ?」

意味わからない。もっとマシな冗談言えよ。

俺「それなら‥じいちゃんとばあちゃんの家はどこよ?」
母親「○○でしょ?」

母親から地域名を言われたが、その地域は確かに存在する。しかし村ではなく普通の住宅街がある所。高校の同級生もその地域に住んでいるため何度も足を運んだ。
俺「はあ?その地域には何回も行ったことはあるけどじいちゃんばあちゃんは○○村に住んでるだろ。はっきりと記憶に残ってる。車で山道を走って村に行ってた時のこと。俺とAはあの事件を起こして、そこからしばらく俺1人村に行かないようになったじゃん」

母親「だから○○村って一体どこのなんの話をしてるの。あんた頭強く打ったりしてるんじゃないの?事件とかそのAって人とか何もわからないんだけど」
親父「まぁ待て待て。お前が言う○○村って大体どこにあるんだ?」
俺「○○山を市街地方面側から登っていって、ふたつ目の横道を左折してしばらく行くとあるじゃん。」

親父「‥うーん‥あの山は何もないから行く用事は特にないが‥」

埒があかない
俺「なら明日、じいちゃんばあちゃんに会いに行ってくる。じいちゃんばあちゃんならわかるはず。住所教えて」
母親「あんたほんと大丈夫?ばあちゃん認知症になって去年施設に入ったって連絡したじゃん。じいちゃんはあんたが高校生の時に亡くなったし」
2022/05/12(木) 03:24:40.84 ID:xM2QtImE0
ますます意味がわからない。なにを言ってるんだ

俺「そんなわけない!俺が高校生の時、部活の正月休みで村に行ってじいちゃんばあちゃんに挨拶したじゃん!亡くなったとか縁起でもない!ばあちゃんが施設に入ったって連絡そもそも受けてないし!」

母親「連絡したらあんた『そっか』って一言だけだったじゃない。それにじいちゃんの葬儀にちゃんとあんたも出席してたし。」
親父「お前ほんとにどうした?疲れすぎてるんじゃないか?」

これ以降俺は村の件で話す事をやめた
2022/05/12(木) 03:33:03.26 ID:53R5+ykq0
記憶改変か何か……?連絡に返したの誰だろうめっちゃ気になる
2022/05/12(木) 03:50:52.28 ID:M5aVc/pp0
昔の2chを思い出すような良スレ!先が楽しみすぐる
2022/05/12(木) 04:13:24.35 ID:17WDEMRv0
俺「なんかあそこまで否定されると、自分が本当はおかしいんじゃないかって思う。妄想?俺とうとう病気にでもなった?」
家の外でブツブツ独り言を呟いていた。

そこに親父が来た
親父「なぁ。お前の言ってたこと、何も理解出来なかったけど、本当に冗談とかじゃなくお前がそう思ってあれを言ってたのであれば調べてみたらいい」

俺「スマホのマップでも地図でも表記されてないし、他に村のこと理解できる人いないし、どうやって調べればいいんだよ」

親父「役所で詳しく調べられるだろ。俺とお母さんがただ知らないだけで、もしかしたらその村が過去に本当にあったかもしれないだろ。実在していたなら必ず何かしらの記録が残っているはず」

親父「そして俺から連絡しといてやるからお前帰る前に○○寺寄ってお参りさせてもらえ。」

○○寺とは前からお世話になっているお寺でそこらの胡散臭い坊さん、霊能師なんかではなくしっかりとお祓いや祈願等やってくれる。当然評判も良く、元カノが霊現象に悩み自札一歩手前になった時もお世話になった。

他の寺や神社に行っても全く何も変わらなかったが、この○○寺に行ったら嘘かのように彼女に降り掛かっていた心霊現象がおさまり落ち着きを取り戻した。そんな実績が数多くある寺。
俺(親父はきっと俺が何かに取り憑かれてるとか思っているんだろうな)
そう思った。
明日、アパートに帰宅する前に役所と○○寺へ寄ることにした。
2022/05/12(木) 05:49:12.75 ID:VXobP+d50
時空のおっさん系の話だろうか。
いつの間にかパラレルワールドに入り込んでしまったか。
2022/05/12(木) 13:29:59.51 ID:jLZZ2sVh0
実家を後にし、まずは役所に。

あまり詳細は話さずに総合窓口の人に「ある村を探していて、歴史について調べたいんですが」と尋ねる

地元の役所では一般の人が閲覧できる物から厳重に保管されている古文書まで歴史に関する書物が大量に保管されており、閲覧可能な物なら希望すれば見せてもらえる
歴史書専用の小さな図書室みたいなものがある。
小学生の時はここに社会科見学として訪れ、歴史について調べ学習をしていた。
窓口からお待ち下さいと言われたので待っているとおじいちゃん職員が俺の元にきた。
「どうぞこちらに」
俺はそのブースに通されるが何故かおじいちゃん職員と対面になる。
「村についてという事ですがどの村かな?」
俺「○○村という村です。○○山の」
おじいちゃん職員は目を丸くした。そして
「興味深い。少し時間をもらえるかな?」
そう言って席をたつ
大体30分くらいだろうか。待っているとおじいちゃん職員は大量の分厚い本をカートに乗せて持ってきた
「いやぁごめんね。長くなってしまった」
席につくやいなや
「○○村っていうのは無いね。80年生きてきて聞いた事ない。」
俺「そうですか‥」そこで、ではと帰ろうとする俺をひきとめる
「あ、あぁでもね。○○山は今こそ何も無い山だけど昔、村があったらしい。文書でしか残っていないけど、△△村って村があった。私が小学生くらいの歳に廃村になっているね。山奥だったから農作物の売買を生業にしていたが、街への往復が大変で徐々に村を出る人が出てきて結果、廃村になったと書いてある。」
俺は名前は違うものの、おじいちゃん職員の話に食いつく
2022/05/12(木) 13:40:57.44 ID:OYD7Jd3j0
俺「写真とか残っていないんですか!?」
おじいちゃん職員は首を横に振る

「申し訳ないがそれだけなんだ。残っている記録は。念のため平成初期に撮られた○○山の航空写真。見て貰えばわかるがこの頃には既に△△村があったとされる名残は確認出来ない」
写真を見せてもらうが村があったような廃屋や建物があったような空間さえ確認出来なかった。
「俺さん。なんでその○○村という村を探しているのか、よかったら話してくれないかな?」

俺はこの人に話したところで何も解決しないと思ったが、せっかく遠い地元まで来ているんだからと要点だけ話した。
すると職員は眉間にシワを寄せる。
「うーん、似たような話を聞いたことがあるような‥。わかった、私が調べておこう。ただ相当時間がかかるかもしれないから電話で教えようか?」と言う。
俺はお願いしますと携帯の番号をメモに書いて渡した。

職員「ごめんね、力になれなくて」
そう言うおじいちゃん職員に頭を下げて役所をあとに。つぎは○○寺へ向かう。
2022/05/12(木) 14:06:21.45 ID:ND5myX370
>>
手がかり見つかって良かったな
RPGみたい
続き期待
2022/05/12(木) 14:07:04.49 ID:OYD7Jd3j0
お寺に到着。
「相変わらず立派だなぁ。どれだけ稼いでるんだ」
そんな罰当たりな事を考えているとお坊さんがくる

お坊さん「ようこそお越し下さいました。ご立派になられましたね。大きなバイクまで運転なはって‥」

最後にお会いしたのは俺が中学生の時か、以前から家族でお世話になっているこのお寺。その時は親父の厄年の時だったかな
俺「ご無沙汰しています。よろしくお願いします」
俺は本堂に通される。

広大な空間に座布団1つ、お茶とお菓子が置かれていた
お坊さん「どうぞ。あぁ、足は崩されて結構ですよ。長い時間かかると思いますので。‥それでは本日の御用件をお聞かせ下さい」
俺は事細かくお坊さんにこれまでの話をした。軽く1時間ほど話したがお坊さんは終始仏のような笑顔で決して遮らず頷きつつ俺の話を聞いていた。

俺が話終えるとお坊さんが話始める

お坊さん「確かに。お話だけ聞くとお父様が仰ったように摩訶不思議ですね。しかし、この世のありとあらゆる事象には必ず何かしらの理由や根拠が存在します。まずは俺さんにまとわりつくというその悪しき者を見てみましょう。
お話しておきますが、私には祓うということはできません。私は経を読み言葉の力で導き身を清めます。途中気分が悪くなるかもしれません。その時は我慢せずに姿勢をくずしてもらって結構です。」
そう話してお坊さんは大きな仏像の前に座り「でははじめます」と少し顔だけ俺に向けて言うとお経をよみはじめた
2022/05/12(木) 14:36:32.04 ID:0jRz21Kn0
お経が始まって数分、「あいつ」の声が断続的に聞こえていたがどんどん連続して、かつボリュームも大きくなってきた。
(書いてなかったですが、あいつの声は断続的にずっと聞こえてはいましたが唸り声のようなものだけでした)
「ゔぁぁぁゔぅあぁぁ」とお経の声に混ざるように聞こえる。俺の耳元で叫んでいるかのように。

俺は頭が痛くなり身体が自然と揺れ動く
「ダメだ、倒れそう‥」何とか気合いで座っていた俺だがもう限界
意識が遠のき、お経の声が聞こえなくなった。そして最後に聞こえたのは
「うるさい」
2022/05/12(木) 14:53:20.95 ID:NDYGGRuz0
「‥ん‥‥さん‥‥‥俺さん」
目が覚めた。目を開けるとお坊さんがいた。
どうやら気を失ってその場で倒れていたみたい。

お坊さん「ひとまず終わりました。ご気分はいかがですか?」
あれだけ苦しかったのに意外と気分は悪くない。むしろ良い、しかし何故か喉が痛い
俺「気分は結構いいです。ただ喉が痛くて‥」
そう答えると

坊さん「良かった。しかし前にお伝えしましたように祓ったわけではありません。一時的にあなたから離れてもらったようなもんです」
確かに声は聞こえなくなっている

俺は再び座り、お坊さんの話を聞く。

お坊さん「さて、では読経の間のお話をします。実は俺さんにまとわりついている者が俺さんの身体を借りて表に出てきておりました。」
俺は(‥それ、なんて悪魔ばらい?エクソシスト?)と正直思った。気を失っている間の出来事なので当然信じられない。

お坊さん「読経中に俺さんが徐々に話している声が聞こえてきていました。構わず読経を続けておりましたが次第に声が大きくなり
『うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさぁぁい』と叫びはじめました。その声は俺さんの声ではなく、複数人の声が混ざったような声でした。その後も読経を邪魔するように叫び続けていましたがピタリとその声は止み、無事読経も終える事ができました。」

そんなのテレビや動画でしか見たことないぞと思ったが、お坊さんが嘘をつくとは到底思えない。
お坊さんは「少々失礼します」と言いどこかへ行ったと思ったら、大きいアルバムのような本と地図を持ってきた
2022/05/12(木) 15:56:45.99 ID:tw1xDK9v0
お坊さんは大きいアルバムのような本を開きつつ横に地図を置き、俺に見せつつ説明をしてくれた。

お坊さん「まず、地図で俺さんの仰る山を見てみましょう。この山自体は何もないです。ですが、周りを注意してみてください。神社やお寺が山の周囲にありますよね?」
そう言ってお坊さんはお寺や神社のあるところに鉛筆で丸囲いをしていった。

俺「はぁ、あるみたいですがそれが何かあるんですか?」そういうとお坊さんは
お坊さん「この神社や寺にこのように囲まれたかたち、実は立地としては非常に悪いのです。このような並びの中にある住宅はいわゆる『心霊現象』というものが少なからず出てしまう。ここにもそのような現象でお悩みの方が多数お越しになられましたが、かなりの割合でそもそものその立地の悪さが原因です。この山‥特に場所が最悪です。そして山は自然のもの。そこに人が入り込むということすら良いものではありません。

俺さん、お役所様で以前に△△村という村があったとお聞きになられたのですよね?俺さんは農作物の売買で山を登り降りするのが大変で村から人がいなくなったと仰いましたが、地図上で見る限り、人が離れた原因はそれだけではないと思います。
とても前の村のお話ですが、お寺や神社はどこも歴史が深い場所が多く、その村が存在してる時に山の周りには多くの神社やお寺は既にあったとおもいます。後に建てられたものもあるかと思いますが、神や仏に纏わるものはその場所が選ばれることは必然にはじめから決まっているものなのです。つまり、山を囲んでのこの形はなるべくしてなった造られたと言えます」
2022/05/12(木) 16:01:09.82 ID:ND5myX370
>>
うんうん
自然は偉大だな
2022/05/12(木) 16:20:29.38 ID:q+67q5vD0
お坊さんの説明がいまいちピンとはこなかった俺

そんな俺を見てお坊さんは笑顔で「申し訳ありません。なるべくわかりやすくと思いお話ししましたが‥難しいですよね。
まとめますと‥この山がとても悪い位置にあり、人間が山を悪いようにしたというよりは、元からこの場所が悪い。もしくは悪くなってしまう定めだったということです。」

俺は理解力がない自分のせいでお坊さんを困らせている事に少し罪悪感を感じつつ
俺「ですが、この山が悪い位置にあるのと私の今までの経験は何か関係があるのですか?

私は周りが理解できない体験をしているんです。‥」
俺のケータイが鳴るが切る

お坊さん「あ、どうぞ。お電話」
俺「いえ、後からかけ直しますから」

お坊さん「そうですか。では‥‥確かに私もその○○村という村は存じ上げませんし、そういった特徴のある村や地域の場所も‥」
俺「そうですよね‥」

お坊さん「あ、ですが、この地図をもう一度見て下さい。このように山を囲っている並びですがもう少し広く見てみましょう。お寺・神社を線で辿ると‥このB山に繋がっています。ここにも村は存在していましたが‥」
そういうと、アルバムのような大きい本を地図の上にドサッと置く
「ここの村は俺さんが仰った○○村と名前こそ違うものの、今は誰も立ち入らないお堂が山の奥深くにあります。そのお堂の場所にかつてその村は存在していたようでここにその記載があります。
既に廃村になってはおりますがその△△村よりこちらの方がもしかすると信憑性があるかと‥」
そのB山は俺が必ずここに村があると言って2回も立ち入って探し続けた○○山からは結構離れてはいるが同じ市の中にはある

俺「もしかするとこのB山について調べると‥」

お坊さん「何か俺さんの記憶について、憑いてる者について何か手がかりが見つかるかもしれませんね。ただこのB山も○○山と線で結ばれているだけあってあまり良くない土地です。立ち入るのはおすすめできません。」
2022/05/12(木) 16:34:09.45 ID:LimnkIRi0
俺は行く気満々だった。
ただB山には行ったことはない。
まずは調べてみてから‥と考えた。
俺「わかりました。ありがとうございます。」

お布施を渡し帰り支度をする俺にお坊さんは「また憑きものの声が聞こえてくるとは思います。でも耳を貸してはなりません。空耳と思い無視をして下さい」と言った。
俺はお寺をあとにし、近くのコンビニへ。
かかってきていた番号に折り返す。

役所のおじいちゃん職員だった

おじいちゃん職員「ああ、どうも。やっぱりどうしてもわからなくて‥」
と言うおじいちゃん職員に俺は「B山について次は調べようよ思っているんですが」
と言うと「B山ですか?あぁ確かにあそこにも村がありましたね。でも俺さんが言う村とはちょっと違うとは思うけど‥。その村でしたら、以前その村に住んでいた人間を知っています。廃村になる時にB山の麓に降りて、そこで今もずっと住んでいる私の同級生が。‥‥ちょっ、ちょっと待って貰えるかな?」
そういうと電話が切れた。

少しして再び電話がくる
「あー、すいません○○です。今電話したら話を聞こうって。だから住所とその自宅周辺の特徴教えるから行ってみて」
おじいちゃん職員から住所と周辺の特徴を聞きバイクですぐに急いで向かう
2022/05/12(木) 19:48:04.07 ID:bA1zmWSu0
到着した。既に陽が傾いてきている。
すぐ裏は山の斜面がありとても薄暗い所にある古い家だ
ポストには電話で聞いた苗字が書かれている
呼び鈴を探すがない

俺「ごめんください」と言い、戸を叩く
するとすぐに「えいえい、出ますよ」と声がし扉がガラガラ音を立てて開く
出てきたのは腰の曲がった白髪で長髪のお婆さん

俺「○○役所の方から‥」と言ったところで
お婆さん「あぁ、とりあえず入れ」と言い、家の中に案内される。
居間へ通される。棚には日本人形やどこかの観光地の置き物が大量にあり少し不気味だった

お婆さん「ぼさっとしてないでほら座った座った」
お茶が出され軽く会釈する俺。

対面に座ったお婆さんはすぐに「さて、村の件だが」とすぐに話はじめた。

お婆さん「B山にはB村という村があった。私はまだ子どもで父、母、4人の兄妹(か兄弟?)と祖父で暮らしてた。私が子どものうちに山を降りることになって、その後すぐに廃村になっちゃったんだけど、祖父からはよく村の昔話を聞かされてた。村には立ち入ってはいけない場所があって、兄と私は大人たちに内緒でその場所を探していたんだ。‥そう探していたって事はつまり私たちは『それ』がある場所は知らなかったんだ。ずっと探していたが見つからず、歳を重ねると兄は出稼ぎのために都の方に出て行ってしまった。だから私1人で探した。

でも見つからなかった。所詮はただの言い伝え。そう思っていた。しかし、ある日村の端にある小さいお堂付近で家族で山菜を採っている時にとても小さかったが屈めば人1人なら通ることができるあぜ道を見つけた。そこを進んでいくと少し開けた場所に塚があったが見たところ相当長い間手入れがされていないらしくツタが巻きついてコケまみれだった。

地面にはしめ縄が落ちていて、以前に祀っていた形跡があった。
とても神秘的ではあったが、どこか気味が悪く感じてすぐにその場から離れた。
もしかするとそこが探していた近寄ってはいけない場所だったかもしれないね」
2022/05/12(木) 20:02:10.30 ID:bB03fcHW0
話し終えて、俺が口を開く前にお婆さんは「今日泊まるとこはあるの?日も落ちてきたから泊まっていきなさい。食えないものはあるか?」と言い、有無を言わさず泊まることになった。

夕食をご馳走してもらいながら「まぁ明日の夜までには帰り始めて、明後日の朝までに帰ったら大丈夫か‥」と考えていたらお婆さんから
「あんたが何を探しているのか詳しくは知らないけど、本当にそれは探していいようなものなのかい?

探しても見つからないって事は探す必要がない、探してはいけないものじゃあないのかい?」とボソッと言う。

また、「私の話を聞いてどう考えたかはわからんが、B山にはあんたの探し物はないよ。山は神聖な場所であり、数々の歴史が眠っている。そんな場所に無闇に入りこんで良い事なんかある訳がない。」と言った。

俺はなにも言う事はできなかった。
無言の俺にお婆さんは「一応聞いといてやろうか。あんたが探しているのはなに?」と言う。

俺は一言「○○村」と言った。

するとお婆さんは目を吊り上げて食いつく
お婆さん「お前、どこでその村の名前を聞いた!?何で知っている!?」

俺は急に態度が変わったお婆さんにビックリしていると、お婆さんはすぐに落ち着きを取り戻した。
お婆さん「‥‥ゆっくりでいいから、その村の話をしてくれないか?」

俺はお婆さんに○○村について話した
2022/05/12(木) 20:29:26.10 ID:53R5+ykq0
やべぇめっちゃ続き気になる
2022/05/12(木) 20:46:22.52 ID:tBhO/1OQ0
凄い面白い!!
続きが気になる゚.(・∀・)゚.゚
2022/05/12(木) 23:09:15.57 ID:Z6Y5f3st0
弟は?その村の記憶あるのかな
あと子供の頃の写真とかないの?
2022/05/12(木) 23:20:41.70 ID:Vt6FC2HA0
>>
弟にも聞いたのですが両親と同じ反応でした。
ただ弟は少し違って、私が言った内容を全て否定はできない。何となくそういう記憶・思い出がある気がすると言っていました。

写真も全て漁りましたが祖父母の写真は出てくるものの、全て私の実家か一緒に外出した時の観光地とかでの写真だけでした。
私とAの写真などは当然出てきませんでしたし、撮った記憶もないですね。
2022/05/12(木) 23:13:59.55 ID:Vt6FC2HA0
俺の話を黙って聞いていたお婆さん。
話が終わると開口1番

お婆さん「ははっ‥年寄りの身体に負担かけるんじゃないよ。坊ちゃんが」
(確かこんな感じの事を言ってた)

俺はお婆さんに探さないよう言われ、それを妙に納得してしまっていたので、もう既にどうでもいいやって気持ちだった。
俺「この話がなにか?どうせない村の話ですし、私のただの夢か妄想です」
そうお婆さんから目を逸らしボソボソ言う俺にお婆さんは

「いや、妄想なんかじゃないかもしれんよ」

と言った。
2022/05/12(木) 23:46:42.78 ID:Vt6FC2HA0
俺は「なんだよ、さっきは否定したくせに」そう思い「はぁ」という適当な反応をした。
お婆さん「まぁ‥○○村って名前の村は知らん」
俺「‥なんすかそれ」

お婆さん「厳密に言えば私が知っているある村があるけどその村の名前は知らない。ずっと伝説みたいなもんと思っていたが‥あんたが言うその村に特徴が似ているんだよ」

そう言うお婆さんに俺は芋の天ぷらを頬張りながら「じゃあ話して下さいよ」と少々不貞腐れた態度で言った

お婆さん「‥さっき私の村で行ってはいけないと大人に言われていた場所があったと言ったのは覚えてるな?その場所ってのは2か所あったんだ。一か所がさっき話していた話でわかるかもしれないが『私達が住んでいた村の中のどこかにあるもの』だったんだ。そしてもう一つは『同じ山の中のどこかにあるもう一つの村』の事なんだ」
俺は箸をとめた

お婆さん「その村は私の村の中で知らない人はいないくらい有名な村で、悪しき神を祀り、自分の村の村人を贄に出す劣悪な風習の村と認識されていた。だからその村に行くと贄にするため捕まってしまう。だから絶対に村を見つけても決して入ってはいけない。そう教えられたんだ。

その村の名前までは教えられなかったし当然村の場所すら知らん。私の親でさえも嘘か本当かわからないと言っていた。私の村では躾として親が子どもに『悪い事をすれば人食い村に連れていくぞ』と言うのが決まり文句だった。あと知っているのはその村の中でもさらに森の奥深くに人目につかないように神を祀っているという事だけだ」
そう話した。

俺は複雑な気持ちだった
俺「仮に私が探す○○村がその村だったとしてもお婆さんも本当にあるのかわからないような存在だから結局は実在するかどうかわからないし、実在したとして、何故周りの人間の記憶から消えているのか説明がつかない。」そう返した。
2022/05/12(木) 23:54:02.00 ID:Vt6FC2HA0
お婆さんは「周囲の記憶とかはわからんよ。ただその探している○○村って村にあんたがいた証拠は何か残っていないんか?物でもなんでもいい。」
俺は必死に考えた。

村から持ち帰った物なんてあるだろうか。あったとしても子どもの頃の物だから無くしたり捨てたりしている可能性があるし‥
お婆さん「そんな都合よく物があればあんたもこんな苦労はしてないだろうね。こんな見ず知らずの婆さんの家にまで来て‥」




俺「いや、一つだけあります」
2022/05/13(金) 00:16:04.90 ID:Oe1vep7g0
読ませるねぇ
2022/05/13(金) 00:17:50.64 ID:OP9xKPHt0
お婆さんはほぉみたいな顔をして
お婆さん「じゃあそれは一体なんだ?」と聞いてきた

すかさず俺は「ちょっと待ってください。質問があるんですけど」と言うとお婆さんは黙って頷く

俺「お婆さんはその伝説のような行ってはいけない村の名前すら知らないと仰いましたね?じゃあ何で探しているのは何かと聞いた時、私が『○○村』と言っただけであんな驚いた反応したんですか?
おかしいですよね?村の名前知らないのに驚くのは」

お婆さんはため息をつく。

お婆さん「‥一説だよ。」
一言だけ呟く

俺「どういうことですか?」

お婆さん「その伝説みたいな村の名前‥祖父が一度だけ話したのを少しだけ覚えてるんだよ。子どもの私が祖父にその村について尋ねた時に祖父が『○○村』と言った。そしてすぐ後に誰も村の名前や村が本当にあるのか知る人間はいないんだよと言い直したんだ。それ以降祖父はその村について話す事はなかったんだが‥祖父以外の、こんな若いやつの口から『○○村』と出てきたのに驚いたんだよ」
そう話す。

俺「じゃあやっぱり村はあるんじゃ‥」

お婆さん「いや‥その○○ってのが正しいかどうか、村自体が実在するかどうかは結局は誰にもわからん。しかし、こんな偶然もあるんだね。私の子どもの頃の謎がこれだけ歳をとって、赤の他人から再び掘り返されるとはね」

そう言ってハハハと初めて俺の前で笑顔をみせた
2022/05/13(金) 01:32:11.69 ID:uZ2sXk9G0
そしてお婆さんは
「じゃあその一つだけあるっていうのは一体なんだい?」と話を戻す
俺「‥はい。それはこれです」

俺はお婆さんに左膝を見せる。
お婆さん「うん?」

俺「ここに傷がありますよね?これ、子どもの頃村に遊びに行った時につけた傷なんです。Aと川で遊んでいた時に尖ってた岩に気づかずに泳いでたもんで。ここの膝部分をスパッと切ってしまったんです。これは確実に○○村で負った傷です」

お婆さん「ほう、なるほど。でもそれは○○村が存在したって証明にはならんだろ。あくまであんたの記憶の話だ」

俺「‥そうですよね」

お婆さん「‥それだけが唯一残ったものか。まぁ仕方ない。無いものは無い」
お婆さんはそういうと時計を見る
お婆さん「もう日付が変わる。疲れたろう。休むよ」

俺は空き部屋になっている2階の部屋で休ませてもらった。
とても怖かった

午前4時、お婆さんから叩き起こされる
お婆さん「ほら起きた。畑にいくよ」
畑に強制連行され草むしりと肥料まきをさせられる

お婆さんは石段で座ってせっせと働く俺を黙って眺めていた
畑仕事が終わり朝食をいただく。
その後お婆さん宅を出る

俺「お世話になりました。すいませんいきなりお邪魔して泊まらせてもらって‥」
お婆さん「気にするな。面白い話が聞くことができたしよかったよ。‥あんた山に入るのかい?」
俺「‥どうしてですか?」

お婆さん「‥いや、ただ昔の事に囚われても何も良い事はない。大事なのは先をみる事じゃないか?これだけ言っておく」
俺は何も言わず会釈しB山入り口を探すことにした。
2022/05/13(金) 01:36:39.30 ID:uZ2sXk9G0
B山はとてつもなく大きな隣町まで続いている山のため、山のどこを探していいかわからない。
せめて来たことさえあれば少しは違ったかもしれないが。

とりあえず登っていく道があり、進んでいく。
結果何も見つけることができなかった。全て行き止まりかそのまま下山かになった。
すでに夕方。帰宅しなくてはいけないし、疲れ果てた。
俺は山を後にし、アパートへ帰宅した。
2022/05/13(金) 01:55:38.52 ID:uZ2sXk9G0
あれから少し時が経ち、25歳になっていた。

仕事はそつなくこなしていた。が、何かと最近うまくいかない。仕事では些細なミスを繰り返し、仕事上で嫌な事がピンポイントで自分にばかり降りかかってくる。プライベートでも財布を落とす、バイクで事故をする、ギャンブルをすれば全敗‥その他数えきれない程の不幸が続く。

俺はどんどん塞ぎ込むようになる。「あいつ」の声は相変わらず続いている。あのお坊さんの力もほんとに一時的なものだった。
ついに仕事を辞めてしまった。辞めてからはアパートで引きこもる生活。「あいつ」の声だったり他の霊現象的ものもどうでもいいっていったくらい完全に「無」だった。
2週間程一歩も家から出ず、ろくに食事も摂らず過ごして、やる事といえば寝る→起きてぼーっとするを繰り返すだけ。

その生活に陥ってしまい次第に「生きてても仕方ないからもう死のうかな」という思考にたどり着いた。
卓也が連絡がつかない俺を気にかけ家に来た。

卓也「おいおい、どうした。もしかして「あいつ」のせいか?」
俺「あいつ?あぁ、もうどうでも良いよ」

卓也は俺の私物をあさって準備をさせ、車に俺を押し込んだ。
連れてこられたのは精神科

これまでの経緯を卓也が代わりに知ってる範囲で医師に伝えてくれた。
出された診断は「境界性人格障害」。

入院を勧められたが俺が断固拒否したため自宅療養になり、大量の薬が渡された。
卓也に自宅まで送ってもらった。卓也はそのまま帰宅。
自宅に帰り、すぐに薬を捨てた。「病人扱いしやがって‥」そう1人で呟いてリビングでそのまま就寝した。

夢にAが出てきた
2022/05/13(金) 01:58:46.32 ID:nhFmvD9E0
つらいなぁ
2022/05/13(金) 02:21:59.68 ID:mRk8hdJ60
夢は一面黄色の空間で俺の10mくらいさきに無表情のAが俺のほうを見て立っている夢。特に言葉を交わすことも動くこともなく夢は終わり目が覚める。驚いた。何故今頃Aの夢をみるんだろう。そう思っていた。

そして次寝た時、全く同じ空間。変わったのはAが半分の俺から5mくらいの位置まで来ている。ただAの顔に黒いモヤみたいなものが軽くかかっている。同じようにお互い何も言葉を交わさず、動かず覚める。

次寝た時、Aは俺から1mのところまで接近している顔のモヤは渦を巻いてより濃くなっており完全にAの顔が見えなくなっている。
そして次、4回目の睡眠での夢。夢のAは俺のすぐ隣。肩同士が触れるかってくらいの位置におり、お互い別々の方を向いている。(例えば俺が北を向いているとしたらAは南を向いている)

横目でAの存在は確認できるが顔までは見えない。
そしてこの夢はこれまでの3回の夢とは違い、Aが言葉を発す。


あいつの声で「読んだね?」と。

そこで夢から覚める。
一体何なんだよ‥。「無」だった俺はこの夢を見始めてから驚き、悲しみ、苛立ちが久々に湧き出てきた。

そして次の夢は再び10m先の無表情のAから始まる。それから進み4回目にはまた隣のAから「読んだね?」の言葉。

このサイクルが5回続いた。
このサイクル5回目ともなると、サイクル中の4回目の睡眠前には「またあいつの声で

あのセリフを聞かされるのか‥」と予測・心構えができるほどになっていた。
やはり奴の声があり、次は6回目のサイクルに移る
その一回目、これまでは10m先の無表情のAを見るだけの夢だったが
何故か今回は内容が違った
2022/05/13(金) 06:08:00.25 ID:Oe1vep7g0
同じB山に住んでいる同士で場所がわからない村ってなんなんだ
つまるところ架空の話で婆さんの両親も片付けてないのは、それほど大きい山なのか
2022/05/13(金) 08:16:15.34 ID:4O7MOgLI0
>>
B山の正確な規模はわかりませんがとてもデカいです。

その幻的な村はお婆さんが住んでた村からすると限りなく空想に近いものだったと思えます。お婆さんの話も確証なものは1つもなく、いかにその村が透明な存在だったかがうかがえるかと思います。
2022/05/13(金) 21:36:02.23 ID:BKK31Zgv0
夢の中のAは泣いていた
何も言わずに俺の方を見てポロポロ涙を流していた
夢から覚めると俺も涙が出てとまらなかった

それが夢でAが出てくるのは最後となり、同時にあいつの声も聞こえなくなった
Aは何か伝えたかったのだろうか。

その日を境に俺は変わった。急に今のままでは駄目だと思い始め、仕事を探す。資格職のためありがたい事に職場は選びたい放題。すぐに再就職できた。積極的に仕事に取り組み、スピード出世し、同僚や上司とも良い関係性を保つ。

プライベートでも友人と休みの度に交流し毎日が充実している。気がつくと過去の村の事などは考えなくなっており、自然と前を向いて進んでいた。
休日、久々に予定が入っていなかったため、認知症の祖母に会いに施設へ行くことにした。
新幹線等を使い長い道のり。
俺「久しぶりに帰ってきたな」
地元は相変わらずの田舎っぷりだった
2022/05/13(金) 22:14:35.48 ID:mWAwSIEh0
施設に着き、祖母の部屋へ
祖母は「○○ちゃん!大きくなったねぇ」
どうやらそこまで進んでいるわけではないみたい

祖母と昔の話をして穏やかな時間が過ぎる
すると突然祖母が
「○○ちゃん、忘れた方が良いことも世の中たくさんあるんだよ。それが自分が犯した罪だったとしてもね」
こう俺に話した。

俺は祖母はまさか、とは思ったがもうあまり深くは考えないようにしようと考えた。
祖母と外の景色を眺めつつ色々な事を考えた。

俺にあいつが突然現れたのは、本当の意味で前を向く事ができていなかったからかもしれない。
そして完全に消えたのは、しっかり俺が前をむきはじめたから。
過去に縛られてても何も良い事はない。
たくさんの謎が残ってても心の残りがあっても、それらを捨てて進んでいかないといけないんだ。

苦しかったり、悲しいことも沢山あったが俺のこれまでの経験は決して無駄ではなかった。
このように自分なりに答えを出した。

祖母が元気にしている事がわかり、安心して施設を後にし
バス停まで歩く
「空気がおいしいなぁ、さすが田舎」
2022/05/13(金) 23:12:19.43 ID:YyQ4SLMf0
施設を後にした俺は久しぶりに地元の友達と会い、思い出話をしながら食事をして再び新幹線で帰宅する。

それからの生活は可もなく不可もなく充実した日々を送る事ができた。

〜fin〜
2022/05/13(金) 23:28:53.77 ID:lGRMPLlw0
>>1お疲れ様でした
短編小説や映画を見てるようで、すごく引き込まれた!

もし回り道や、ちょっとした余談などあれば、是非お願いします!
2022/05/13(金) 23:35:45.53 ID:MVvgdSxa0
は?
これで終わり?
2022/05/13(金) 23:49:02.65 ID:OdPYUOGm0
乙でした

後日談や余談があればお願いします
2022/05/14(土) 03:34:48.79 ID:nhY+nzyP0
あらためて読み直してみたが興味深い話だな
俺さんのお父さんとお母さんは「忘れること」を徹底するために、事実を書き換え
記憶を抹殺したのかな?
2022/05/14(土) 06:30:13.94 ID:ckBvRLm50
と、スレタイの通りのお話で締めるならこれでいいんですが

スレタイやこれまでの話がここ数日で結構覆ってしまいました




今Aの家族といます
2022/05/14(土) 06:36:41.24 ID:jMthz4yf0
記憶障害かどうか確かめるために、村があった証拠に家族の見解、村がなかった証拠に自分で触れてみてどうなるか、というのは?

つまりヒザの傷に対して、当時結構切ったんなら親はそのこと覚えていないのか?
爺さんの葬式行った記憶が無いことについて、もし住宅地にある方の実家に行っても、なんにも思い出さないかどうか

行くのが難しければ、弟にそっちの実家でのエピソードを聞いてみて思い出せるかどうか
2022/05/14(土) 06:51:02.77 ID:vvT5ojqJ0
>>
今までの体験が全て幻だとしたら、膝の傷痕の説明がつきませんからね。
病院に行ってナートしたわけでもないのにくっきり縫合痕みたいになって残っています。
親も多分覚えてはないでしょう。傷に関しては
2022/05/14(土) 06:39:22.26 ID:vvT5ojqJ0
もしも皆さんからそのまま終わらせて良いと希望があったらこのfinで止めとく予定でしたが、回り道希望が多かったので
ここ数日の動きも書こうと思います。

結構色々な謎は解決しています
キーワードをあえて言えとしたら


「嘘」「間違い」「時間」
2022/05/14(土) 06:39:45.52 ID:A9C+zRcW0
ーまさか。。。⁉︎
2022/05/14(土) 06:58:37.29 ID:vvT5ojqJ0
ただ皆さんにわかってほしいことは
全てが解決したということではありません。
解決した事もあれば、これまでどおり謎のままのものもあります。
その謎のものはどう考えても説明がつかないものもあります。


何が解決したか少し触れると(主要なものだけ)
村の真相、周囲の人たちと食い違っていた話、Aの名前
2022/05/14(土) 07:03:46.62 ID:jMthz4yf0
Aが実在してたのは何か嬉しいな
2022/05/14(土) 13:58:21.25 ID:Gda5Ji1x0
まだ余裕がなくてあまり書き込めませんが、今の時間で少し書き込みます
何故話が進んだかの理由をとりあえす。

1番初めに戻るのですが、私が掲示板に書き込んだ理由を「まとめを見て」としていますが、現実には「村について動いている中でまとめの存在を知って、さまざまな村のお話が書かれていたから」だったのです。

ここに書き込めば何かしら良い収穫があるのではないか。という考えでした。
現実で、大きく動きがあったのは私が当直をしていた日です。
これからの書き込みも今までどおり、創作と思っていただいても事実と思っていただいても構いません。皆さんにそこはお任せします。

信じてもらうためにここに書き続けるのが目的ではありませんので。
今後詳しく中身を書き込んでいきます。
2022/05/14(土) 15:49:17.32 ID:hAI1y+OE0
何故今になって村を調べるに至ったか
それは中々仕事が忙しく、またコロナ禍ということもあり地元にずっと帰郷できない状況だった。

田舎なのでもし、何か変化があればすぐにわかるものなので休日ゴロゴロしながら
ストリートビューや町のホームページを覗いたりしていた。
「あー、あそこの店無くなったんだー」とか色々考えていた。

中々新たに‥というのはなくて何かがなくなったりとか衰退するような内容ばかりなのでしんみりしてた。
気がついたら5時間くらいスマホを眺め続けていて、しまいには長い文書まで読んでいた。

その中で偶然○○村についてほんの少しだけ書かれている文を見つけた。
文章を作成していたのは90歳を超える高齢者。町の歴史とか書いているものだったが一部分だけ「○○村と呼ばれていた村が〜、農作物を街に卸して生活を〜」と書いてあった。
これがきっかけで再び俺は動き出すことになった。
2022/05/14(土) 15:53:40.00 ID:hAI1y+OE0
スレを立てる前より村について検索をかけたり親に連絡をしたりした。
そしてスレを立てた時くらいにやっと親から返信があった。
これまで知らないの一点張りだった親だが俺が問い詰めるように村について話を掘り返していくと
親「もうそろそろ本当の事言ってもいい頃かもね」と言い出した。
そこから様々な謎が解けていく
2022/05/14(土) 16:08:23.75 ID:hAI1y+OE0
まず、村は幻だったのか。実在しているのか。
この答えは「廃村になった」
俺が最後に村を訪れてしばらくして廃村になったという。

村の人たちはそれぞれ親類の所へ移住したり家を建てて新たな居住地に移ったりしたらしい。

次に何故、俺が村を見つけることができなかったか。
それは至って単純。俺が道を間違えていたから。

親によると山道へ入って右左の道が交互にあるのは合ってる。でも、最初の左の道ではなく次の左の道から入らないといけないとのこと。
しかし、改めて昼間に全ての道を調べたが村に辿り着かなかったと返す。すると
「見つけられないのはしょうがないと思う。だって村へは左に行った道からさらに分岐を曲がらないと行けないから」と言う。
また、「しかも今まで使ってた道路は災害で土砂崩れを起こして封鎖して。また新しい道を作ったから」と言う。

では、何故その新しい道も見つけることができなかったかと聞く
「あんたが探しに行った時は既に廃村になってて、誰も入れないように道ごと潰したらしいよ。コンクリートを砕いて草とか木を道に敷き詰めて、その道の入り口一帯にはガードレール変わりの木の柵を幾つも建てて入り口があったってわからないようにしたらしい。だからそうなる前にバタバタじいちゃんばあちゃんの家財一式運び出したんだから。そりゃあ探しても村は見つからないよ」と説明された。
2022/05/14(土) 16:18:58.10 ID:TgunnU0V0
次は何故役所で聞いたり航空写真まで見たが既に廃村になったとはいえ、痕跡すらたどりつかなかったかについて。

これは、そもそも○○村というのは所謂「通称」って事だった。正式な村の名前は確かに知らなかったし、その通称で話すのは村に関わっている人の中だけだったから。
正式名称を聞いたが全然違う名前だった。

親曰く「●●村ってなんか言いづらいでしょ?だからいつからかわからないから○○村って呼ぶようになったらしいよ。お母さんが子どもの頃には既に○○村ってみんな言ってた」と。

役所のおじいちゃん職員でもわからなかったについては「だってその人村の人間じゃないでしょ?それに歴史に詳しいかもしれないけど、そのおじいさん?が最近廃村になったって把握してなかったらそりゃその人も知らないってなるよね」と言う。

航空写真も「そもそもあんたが村の位置を大きく間違えてたし、どれくらいの高さから撮られたものかわからないけど、あんな小さい村写るの?山の中央じゃなくて割と端の方に村はあったし、一枚の上からの写真に写らなくてもまぁ仕方ないと思うけどね」と返ってきた。
2022/05/14(土) 17:27:57.70 ID:EqbV8awr0
確かに田舎の集落だと○○村とか✕✕村とか、
地区名に「村」付けて読んでたりしてたってウチのばあちゃん言ってたわ
2022/05/14(土) 17:53:45.35 ID:y8GQuEkl0
このスレ読んでるとポツンと一軒家でやってるような草の生い茂った細道を車で進んでいく映像や山の上空写真みたいなのが脳内再生されているw
2022/05/14(土) 19:14:07.32 ID:VGHLlokU0
役所の人わからないもんなんか
廃村で引越しする人がたくさんいたり、道の封鎖等あったら調べたらなんかわかりそうだけどそんな簡単じゃないのか

Amazonとか届かなそうな村やな
2022/05/14(土) 20:15:44.99 ID:Gda5Ji1x0
>>
対応して詳しく話を聞いたのは役所のおじいちゃん職員1人だけでしたしね。
他の職員さんならもしかするとわかったかもしれませんが
Amazonはどうなんですかね笑
村の人たち多分宅配頼んだりするような人たちじゃないかと思います
必要な物は山を降りて買いに行くとか
2022/05/14(土) 20:57:10.94 ID:cXFongKA0
弟はグルなんか
2022/05/14(土) 21:50:00.58 ID:yyEhoqWk0
>>
弟もグルでした。私が行かなくなったその間も弟は親と村へ行ってたそうで、上で
書いた村長たちの話も実際同席して聞いていたそうです。

家に帰ってからも親から口止めされており、でも嘘をつかれ続けている俺に同情してあんな「そんな思い出があるような‥」と曖昧なことを言ったそうです。
2022/05/14(土) 21:47:13.61 ID:yyEhoqWk0
続きかきます。

親が一切俺に何も言わなかったのは、村の人から口止めされていたから。
俺が行かなくなっていた間も親はまとまった連休あれば村へ行っていた。

そこで村長らに「せっかく来なくなったんだ。このまましっかり忘れてもらおう。もし俺くんがまた村に来ようとしたりしたらなんとか止めてほしいし、そうでなくても村の話をしてきたら初めから村はなかったように言ってほしい。

奴から逃げるにはそれしかない。それに若い人間がいないこの村はどのみち遅かれ早かれ長くは保つことはできんだろう。このまま風化して彼の記憶からも消えていく。それが1番いいんだ」と言ったそうだ。

だから両親は必死にしらをきっていた。
ただ、俺にあいつが接近したことにより心配になったため、村の存在は否定しつつ、信用できる寺に行くよう促したそうだ。

また、このタイミングで明かしたのは村が実際に無くなり、だいぶ年月も経ち、俺も村を探しに直接行動したりしなくなった様子だったためであり、ずっと隠したままは流石に可哀想だと思っていたらしい。いつかは打ち明けないとという気持ちがあったらしい
2022/05/14(土) 21:55:53.91 ID:+qbgEBdx0
坊さんは嘘を付いていたの??
2022/05/14(土) 22:19:41.24 ID:mcMuKU5s0
>>
お坊さんも同じだと思います。
村の関係者だけで使われていた「通称」を聞いてもわからず、ただその土地が
よくない所とだけ言った。それしか言えなかった。

そして自分が唯一知っているB山の話をした。
謂わば、マイナーか誰もが知っている共通認識かの違いだと思います
2022/05/14(土) 22:18:39.74 ID:VGHLlokU0
そういや、じいちゃんは?
高校時代に村で会ったのは事実ということですよね
おばあちゃんの認知症とおじいちゃんが亡くなったというのは本当?
2022/05/14(土) 22:27:48.52 ID:Nt0LDS1L0
>>
祖父が亡くなったのも祖母が認知症になったのも本当です。
祖母に関しては本当です。書き込んだように実際会っていますので。
祖父の死も事実ですが、私が葬式に出たというのは両親の嘘です。

というのも、祖父が亡くなって通夜・葬式の時、ものすごく大事な仕事&試験前という状況の私で、それを知っていた親があえて教えなかったそうです。

そして村に関する事に近づけないようにさらに私に「あんたも葬式に出たじゃない」と混乱するような事を言ったそうです
2022/05/14(土) 22:25:39.18 ID:Uwdi3MtZ0
結局〇〇村に建物は残ってるの?それとも全部解体して自然に帰ってる?
2022/05/14(土) 22:29:31.59 ID:Nt0LDS1L0
>>
申し訳ないですがそこは謎のままです。
もうそこまで調べる必要はないかなと思ってます。
調べようとしたらせっかく今まで遠ざけてくれていた村の人や両親を裏切るかたちになるのではないかと思っています
2022/05/15(日) 02:13:34.51 ID:1lKcjhGV0
Aの家族についてですが、A家族は私の実家から車で10分くらいの所で家を建てて
暮らしていたそうです。
めっちゃ近っ!ってびっくりしました。

それでA家族と私の家族で今回集まりました。
Aの家族とは言ってもお母さん1人だったんですが
2022/05/15(日) 03:44:48.09 ID:C1sY1Z+i0
A家族について

何故A母のみかと言うと、現在Aは大阪で暮らしていてもう家庭があるそうです。
A父は癌ですでに他界されたそうでA母の「せめて俺くんの病院で最期過ごせてたらね」って言葉がかなり突き刺さりました
2022/05/15(日) 03:53:43.38 ID:KnXW3zSw0
お疲れ様>>1
話面白かったよ

ところで奈良ではないよね?わたしはもうその土地に関係ない20代なんだけど祖父母までは土葬文化と色々と風習あって参加もしてたんだ
ちょっと前まで土葬だったよねって今都会の職場で言っても誰も信じないし
話聞けたらいいんだけどなあ…
2022/05/15(日) 03:54:21.75 ID:Zt1qbPA40
次にAの名前についてですが

真実を話しますと、私は生まれてからずっと人の名前を覚えるのが苦手なのです。
さらに何故か人の名前を呼ぶことに抵抗がありまして、友達や彼女ですら名前であまり呼ばない、呼びたくない人間です。

Aについてもあまり名前で呼んだ事がなく、年に一回か二回しか会わないとなるとそりゃ名前も中々覚えられません。
ただこのスレをたててる段階、いままで全くわからなかったわけではないです。

よくある名前なので実名を言いますが「ゆう」か「ゆま」か「ゆい」か「ゆず」のどれかまでは絞れる状態ではありました。

結果「ゆい」でした。
A母とうちの家族で集まった時に名前なんだったっけ?と聞いたらみんな「嘘でしょ」と驚いていました。

ほんとに人の名前を覚える・覚え続ける事が苦手で、Aだけじゃなく小学、中学、高校の一部、これまでの教師の名前はほとんど忘れています。
2022/05/15(日) 12:05:53.93 ID:/Wh4xkWc0
B村の婆さん家に泊まったことと事故物件に住んでる件だけは、ちょっとイッチに
引いている
自暴自棄になっていたせいかもしれんが…
2022/05/15(日) 16:05:28.28 ID:MXpj6HAj0
村の「悪しきモノを神とあがめ贄を捧げる話」は各地に伝わっているから、イッチの祖父母の村や村長さんのことも、実際にあった現象なんだと思う。
そして、その現象がイッチの心の問題とリンクしているのが興味深いね。
もう少し、いろいろお話を聞きたいな!
2022/05/16(月) 02:42:06.75 ID:jYCNFaen0
あと、どこら辺かの書き込みで「村は解体されたのか。自然にそのままかえすのか」というご質問ありましたが、それは私のそれに対する回答書き込みとおり「わからない」なのですが

あの森の中の奉られていた「アレ」はそのままらしいです。
当然そんなものをわざわざ移す理由も無いし、仮に移すとして、その過程でまた新たな被害者を生んでしまいかねないので村の人たち満場一致でそのままにしたそうです。

そのままにする事で全ての人たちの記憶から消えていく、風化させられるためでもあるということです。
私も、誰にも発見されず朽ちていくことを願っています
2022/05/16(月) 02:49:52.28 ID:jYCNFaen0
そして、わざわざスレを立てて拡散させるような事をなぜしたか。について
冒頭でお話ししていました通り、目的は「日記」というかたちで残すため。

書き始めた時は私が何かしらの理由で記憶を無くしていってると思い込んでた状況でしたので。
そして何故拡散させるようなことをしているか。
特に拡散させようという意思はありません。

ここに書くメリットは何か有用な手段のヒントがもらえるかもしれないから、書くことで記録として残るから(悪いものでなく単純に村の思い出としての記憶を無くさず残し続けられるから)。

デメリットの拡散については、ある程度時間が経過していて濃厚に関わった私でさえ今はもう何もないから、村に関わっていない皆さんに実害は及ばないのではと思ったのでスレ立てに至りました。
2022/05/16(月) 03:05:12.13 ID:78+L/xni0
私が皆さんに伝えたいのは



世の中さまざまなものが蔓延っています
その中で私達は生活することを強いられています

怨念や呪い等負のエネルギーが降りかかっても
それを自分でどうこうできる人は中々いません

神頼みや形式的なお祓いなどで対処しがちです
しかし一番肝心なことがあります
不思議な力や実在するかわからないものでなく
それはご縁です

ご縁さえあれば解決の糸口も見つかる
縁が自らに力を与えてくれきっと良い方向へいく
得るものが多い1つ1つのご縁をどうか大切になさってください
いずれそれが大きな助け舟となります
2022/05/16(月) 06:53:31.43 ID:xojGyTi10

面白かった
2022/06/04(土) 13:24:07.88 ID:x3P7RIsh0
こんなスレ久々にみたな
良スレだった

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