bandicam 2018-09-03 17-22-03-957


Mystery master
ちなみに幽霊話でない

あと人によっては全然大したこと無い話もあるんで
あんまり期待しないで見てくれると嬉しい

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Mystery master
その1

携帯電話が高校生にも普及し始めた頃の話

当時俺は高校1年で思春期真っ盛りだった

俺はブームに乗ろうと親に無理を言ってなんとかPHSを買って貰った

それからはほとんど毎日意味も無く友達と電話していた

そんなある日の夜、そろそろ寝ようと思った時にPHSが鳴った 画面を見るとメモリーにも入ってない見慣れない番号だった

もしかして知ってる奴が友達に俺の番号を聞いて掛けてきたのか?

と思った俺は電話に出てみた

「もしもしー?タツヤー?」 と聞いた事もない声が俺とは全く違う名前を呼んだ

「違いますよ、間違えてますよ」 と俺がいうと、声の主は謝って電話を切った

PHSを持ち出してこれが最初の間違い電話だったので 俺はちょっとドキドキしながらも、そのまま寝た
Mystery master
そして次の日 いつものように友達と電話し終わった俺は 寝る準備をしようとしていた その時、俺のPHSが鳴った 画面を見ると昨日と同じ知らない番号・・・

また間違い電話か?今度こそ知ってる奴か?

戸惑いながら出てみると

「もしもし?タツヤ?あのさー」

昨日と同じタツヤと勘違いした奴が掛けてきていた

「いや、あの番号間違えてるんで!」

そういうと無言で切れた

無言で切るとか失礼な奴だな!と憤慨しながらも 俺は寝る時間が迫っていたので布団の中に潜り込んだ

そして、もう間違い電話は勘弁してくれと思いながら眠りについた
Mystery master
そんな俺の願いも虚しく 毎晩タツヤと間違えた奴からの電話は掛かってきた

最初は同一人物か?と思ったが声や番号が違ったし 中には女の場合もあったから複数の人間から電話が掛かってきたのは間違いない

そんな生活が1ヶ月も続くと、さすがにうんざりしてくる

「番号が違うから確認してくれ」

「他の友達にも今掛けてる番号は間違えてると伝えて欲しい」

何度言っても毎晩タツヤを求める奴らから電話が掛かってくるんだから 俺のストレスはかなり溜まっていった

俺の使っていたPHSはグレードが低いので電話から着信拒否をする事が出来ず 回避方法といえば、電源を切る事しかなかった

しかし、電源を切ると友達からの電話が取れなくなってしまうので それも出来ないでいた
Mystery master
しかし、そんな日も終わりを迎える事になる

いつものように間違い電話が掛かってきた

出るといつも聞き慣れたあのフレーズが聞こえてくる

「もしもしぃ?タツヤァ?」

ずっと我慢していたストレスがここで爆発した

「俺はタツヤじゃないって何度も言ってるだろうが!!」

夜中にも関わらず俺は大声で怒鳴っていた

すると電話の主は意外にも冷静に答えた

「知ってるよ、バーカ」 「ぎゃはははは」←大勢が笑う声

ブチッ、ツーツーツー 電話は切れた

そしてこれを最後にタツヤと間違えた電話は一切無くなった
2: Mystery
かわいそう
Mystery master
その2

ある日仕事から帰ってきた俺は自分の部屋の前である物を目にする

それはドアノブにぶら下げられた紙袋だった

これは一体なんだ?と思って中を見てみると そこには弁当が入っていた

弁当といっても使い捨て容器に入れられていて 失礼ながら不器用な人が作ったのかな?と思われる弁当だった

ちなみに当時の俺には弁当を作ってくれる彼女もいなく おすそ分けしてくれるような人もいなかったので 間違えて俺の部屋のドアノブにぶら下げてしまったのだろうと思った

その弁当はマンションのゴミ捨て場に捨ててしまったが ちょっと心が痛んだ
2: Mystery
ストーカでもいたのかな?

家の前にぶら下がってるのってなんかおもろいよね
Mystery master
次の日残業で遅くなってしまった

俺は終電で帰ってきた あーつかれた!とエレベーターを降りて部屋へ向かうと ・・・・またドアノブに紙袋がぶら下がってた・・・

またか~と思って中身を見ると やっぱり昨日と同じように使い捨て容器の弁当が入っていた

しかも今回はちょっと傷んでるらしく嫌な臭いがしていた

これはちょっと対処しなければいけないと思った俺は 痛んだ弁当だけ捨てて、紙袋の中に手紙を入れる事にした

手紙の内容は弁当を渡す人の部屋と間違えてないか?

もし間違えてなかったとしても、迷惑なので止めてほしいと書いた

この手紙を入れておけば、もしまた弁当を持ってきたとしても気付いてくれるだろうと思って 俺は仕事に出かけた
Mystery master
続き

仕事が終わりマンションの前に来た俺は緊張していた

またドアノブに紙袋がぶら下がってたらどうしよう・・・ ドキドキしながらエレベーターから降りて部屋のドアノブを見てみると そこには何もなかった

良かった~手紙ちゃんと呼んでくれたんだ

これで弁当を捨てなくて済むと思った俺は部屋へと入った 部屋に入った俺は靴を下駄箱に入れようとした

そこでふと目に入ったのがドアポストの中に入っている白い紙切れだった

基本的に郵便物は一階のポストに入れられるので、ドアポストに入るのは 配達業者の不在通知票だけだった

なんだろうと思った俺はポストを開けてみた

すると中からビリビリに破かれた俺が書いた手紙が出てきた

結果的に弁当が届けられる事は無くなったが
背筋が寒くなった出来事だった
2: Mystery
ゾッとした。普通に怖いな
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その3

今から10年ほど前の話

当時は良く集まって飲み会やキャンプをする仲良しグループの一員だった

その中でも特に仲の良い人とはお互いの家に行き来するほどだった

その特に仲の良い友達の中に彼氏からDVを受けている女の子がいた

その子からたまにDVの話を聞くくらいで 俺から根掘り葉掘り聞く事はなかった

笑える話でもないし、部外者の俺が何か言える立場でもないから
でもある日、彼女が顔に青あざを作って現れた

漫画みたいに目の周りが青くなっていて口びるも切れていた

なんでも今までは顔を殴る事は無かったそうだが この日はDV野郎がブチ切れしてしまったようで 顔面パンチを何発も食らったらしい
Mystery master
その子はさすがに身の危険を感じたらしく

「もう無理、別れたいけど何されるか分らないから怖い・・・」

と、怯えていた

俺達は何か出来る事はないかと考えた結果 彼女をそれぞれの家で匿う計画を考えた

幸いDV野郎との面識は彼女以外誰一人無かったので 一週間交代で誰かの家に居候させるという内容だ

彼女は引っ越し出来るほどの金が無いという事だったので とりあえずは金が貯まるまでは我慢して貰おうと思った

彼女もこの計画に乗り気だったが 問題は彼女を匿う事が出来る人がどれだけ居るかという事だった

実家暮らしの人や彼氏彼女と同棲している人もいたので そんな多くの人の家には居候出来ないかもしれない

でも、俺達が出来る事はこれくらいしか思いつかないので グループの人間にメールや電話で彼女を匿う事が可能か聞いてまわった
Mystery master
最終的に匿う事が出来るのは俺を含めて4人しか居なかった

15人くらいのグループなのに、これだけか・・・ と思ったが急な事だったので仕方ない

彼女には必要な物だけをまとめてもらい その日からDV野郎から逃避行が始まった

最初は同性の方がいいだろうと言うことで 女の子が匿う事になった

しかし、DV野郎にバレた時の事を考えると 非力な女の子では対処が出来ないので それを考えると不安だった

しかし、俺達の心配をよそに何事もない日々が続いた

一週間、二週間と過ぎていき、これは大丈夫なんじゃないか?と 彼女を含めた5人は思い始めるようになった
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そして三週間目、とうとう俺の家で匿う時がきた

当時俺が住んでいた場所はちょっと田舎で 元々彼女が住んでいた家やDV野郎の家からかなり離れた場所だった

それに今までうまい具合にDV野郎から逃げられているので 完全に安心しきって警戒心など微塵もなかった

彼女が俺の家に来て3日目 珍しく俺と彼女の休みが被った事もあり 昼飯は外で食べる事になった

何食べようか~?なんて言いながら家を出て歩いていたら
大きな道路の信号に引っかかった
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この道路の信号はとても長いので有名

で 早くご飯を食べたい俺達はため息をついた

まぁ信号待ちをしている時もどの店に行くか 相談していたので暇ではなかった

そんな時、ふと知らない人から声を掛けられた

「お、久しぶり!元気?」

俺は全く見たことがない男だった 歳は20代くらいで見た目は爽やかイケメンだ そのイケメンは彼女と知り合いらしく

「最近何してるの?」 とか 「連絡とれないから心配したよ」 など話しかけていた

彼女は言葉少なに返事をする感じだった
Mystery master
彼女がそっけないからか、挨拶が済んだからか イケメンは1分も経たないうちにどこかへ去っていった

そうしてるうちに信号も青になり、俺は歩きだした

「さっきの人って知り合い?」

「なんかイケメンだったよな」 と彼女に話掛けたが返事がない

見ると彼女は横断歩道を渡らずに立ち尽くしていた

おかしいと思った俺は彼女の所まで戻りどうしたのか聞いた よく見ると彼女は軽く震えていた

季節は秋、まだ震えるほど寒くない時期だ

すると彼女は口を開いた 「さっきの人、彼氏・・・」

マジかよ、ヤバイな!もう大丈夫だろうと思っていた俺は焦った

何故居場所がバレたか分からないがこのままでは連れ戻されてしまう

なんとか対策をとらなければいけない そんな事を考えていると彼女が泣き始めた

いきなりの事だったからビックリしたが 彼氏に居場所がバレたのが怖かったのか?
久しぶりに見た彼氏が怖かったのか?

とにかく俺は彼女をなだめようとした
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事態の急展開に軽くパニックになった俺に彼女は言った

「あの人ナイフを持ってた・・・」

きっと俺が居なければ彼女を刺すつもりだったんだろう

もしかすると俺の見た目がナヨナヨしていたら 一緒に刺されていたのかもしれない

もう彼氏に居場所がバレてしまった以上 悠長に引っ越し費用を貯めるなんて言っている場合ではなくなった

俺は仲間に計画の変更をしなければいけない事を伝えた

平日だったのですぐ連絡が取れたのは2人しか居なかったが 俺と彼女だけしか居ないよりはマシだった

DV野郎がまだ近くにいるかもしれないので タクシーで移動して2人と合流する事にした
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とにかく人が多い場所で合流して 彼女をガードするように周りに注意しながら計画を練った

今までは引っ越しする事を目的としていたが DV野郎の執着心を考えるとそれも安全とは言い切れない

必死に考えた結果、一番安全であろう彼女の実家に戻る事になった

彼女の実家は四国にあり、DV野郎も詳しい住所までは知らないらしい

それに今まで貯めた金ではどこか遠い所に引っ越しする余裕はなかったから 他に選択肢はなかったともいえる
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そして彼女はその日の内に夜行バスで地元へと帰った

こっちに残してしまった荷物や部屋の解約など 残った問題は決して少なくなかったが 一応解決したので俺達はほっとした

彼女が地元に戻ったあとも 彼女を匿った3人は連絡を取り合っていた

彼女が居なくなって1ヶ月ほどした頃 彼女が荷物と部屋の解約をするために こっちに一時的に戻ってくるという

そして、また何かあったら怖いから 誰か一緒に着いていて欲しいとメールが届いた

俺達は承諾して、彼女に日程を教えてもらい その日には何も予定をいれないようにしていた
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しかし、約束の日の3日前から急に彼女と連絡が取れなくなった

メールをしても無反応、電話を掛けてもずっと出ない

仕事が忙しいのかとも思ったが、彼女の性格からして 1日以上経っても返信がしないとは考えられなかった

まぁ何か用事があるか体調を崩したんだろうと 楽観的に考えていたが、結局彼女から連絡が来る事は無かった

おしまい
Mystery
PHSは人間の悪意が痛い

弁当は怖い

DVは不幸な結果しか思い浮かばない

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