
一般的に考えられることで一番多いのはカリスマ性をもつには多くの時間が不可欠で成功した経験などによって自然と身につくと思われがちだが、人にカリスマ性があると思わせることは出来る。
それでは2015年にある大学によって行われた面白い実験を見てみよう。そこで導き出されたことは簡単なポイントを守るだけで自己のカリスマ性がアップするというものなのだ。
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この奇想天外な実験に取り組んだのはクイーンランド大学であり2015年に行われている。彼らは研究チームの417名の学生全てを集めてIQと性格のチェックを行った。続いて行われたものはユニークな問いとなっており「自分の知っている宝石の名前を挙げていく」というものだった。
さらに実験は続き問いが終われば次の問題が出されていくというもので全員がどれだけの時間をかけて解答できるかを記録していくというものだった。
全ての工程が終わり結果を分析していくと実に面白い結果が導き出されて来た。問いに対して解答のスピードが早い人ほど周りからのカリスマ性の評価が高かったのだ。
完璧な答えやユニークな答えなどとは違い、どれだけ早く解答しているかがポイントとなっていたのである。
ということは、カリスマ性を高めるということは相手の問いや話を聞いている時に素早く返答することが大事なのではと考えられたのだ。

普通に考えていくとカリスマ的な人は頭が良い・IQが高い・オーラがあるなどと勝手に想像しがちだが、そういった事は一切必要としない。
カリスマ性を高めることに唯一大事なことは素早く答えられる能力だったのだ。ということは、頭の回転が早い人間がカリスマ性を持つということに繋がっていく。
頭が良い人は難問にぶち当たっても今までの知識や過去の経験を思い出しながらパズルを組み立てていくようなタイプであり頼りになる存在ではあるがカリスマ性を持つとは言えない。
一方で問いに対してすぐに返答する人はとにかく議論の第一声を上げるなど問題解決のきっかけと自ら作り出すタイプなのだ。そこには問題解決の知識的なものも必要とはしない。なぜならばカリスマ性と頭の良さとはまったく関係がないからだ。

どんな答えでもよいから問いに対して素早く答えようと思えば案外出来てしまうものである。
人に頭が良いと思われたいなどと考えてしまってはカリスマ性はいつまでたっても高めることが出来ない。とにかく素早く答えることだけに意識を集中させていけばよいのだ。
こういった時に一番不安に思うのが答えが間違っていたらどうするの?という不安である。そんな事は全く問題にならず間違った答えであったなら周りから正しい答えを聞きだす行動へ移せばいいだけなのだ。
大事な事は向うの言葉に対してより早くレスを返すということであり、それが段々と自分の知識も深めてくれる事となりどんどん周りからの評価も上がってくることに繋がるというものだ。
この実験は大学の学生たちで行われたものだが、こういったものはどこでも応用する事が出来る。
会社の仲間同士でも趣味の集まりでも使える場所というものは限りなくあり、周りからの評価は自分の自信へと繋がっていくのだ。
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