bandicam 2017-10-24 06-11-20-032
Mystery master

九州の某県での出来事。

あれはまだ自分が中学生だった頃。

家はごく普通の平屋の一軒家。

庭もついててそこそこ広くていい物件だった。

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立地も中々で、
住みやすい場所だった。

んで、この家で体験した出来事。

その日母親と弟は
地域のソフトボールの試合か何かに行ってて
自分は家で留守番してた。

居間でクーラーつけて
ソファーで某有名な魔法学校の小説読んでた。

本を半分位読んだ時だった。

廊下から

ズル・・・ズル・・・

って何かを引きずる音が聞こえてきた。

ん?と思ったけど
飼ってる犬が玄関マットで遊んだりする事もあったから
それだと思ってまた本に視線を落とした。

でもよく考えたらおかしいんだよね。

犬の足音とか爪音とか全くしなくて。

しかも犬は
自分の足元で気持ちよさそうに寝てて。

じゃあ何の音なんだ?

猫でも入り込んだか?

って思って
ソファの後ろの庄司の破れ目から廊下を覗き込んだ。

丁度その位置から見えるのは
廊下の曲がり角で風呂場の前になるんだけど、
最初は何にもなかった。

でもその何かを引きずる音は
だんだん近づいてくる。

何かヤバイ気がして
目を離そうとするんだけど、
体が動かない。

本当にやばい、
って思ったとき・・・

ベタンッ

って音がして
その廊下の曲がり角から
血まみれで焼けたような人の手が・・・

ぎゃー!!
って頭の中はパニックなのに
声も出ない。

その間にも
その何かはこっちに向かってくる。

丁度匍匐前進の要領で。

ついに頭が見えて、
目があったとたん

ニヤリ

って笑った。

女だった。

顔は手と同じように
血まみれで所々焼け爛れてた。

ヴーとかあ”ーとか言いながら
どんどん近づいてくる。

ついに全身が見えて、
はっきり言ってスプラッタだった。

体が原型とどめてるのが不思議なくらい。

もうホントに気持ち悪かった。

動きたくても動けない。

時間にしたら
1分とかそんなもんだったのかもしれないけど
自分には1時間にも2時間にも感じられた。

足元で寝てる犬はなんにも反応しないし、
女がもう目の前まで来ててダメかもって漠然と思った。

女が自分に向かって
血まみれで焼けた手をすごい形相で伸ばしてくる。

口の端からは血がゴポゴポ流れてるし、
所々歯とか骨みたいなのが見えてた。

もう少しで自分が覗いてた障子に
女の手が触れそうになった時、
電話が鳴った。

そしたら体が動くようになって、
女も消えてた。

電話とったら母親の友人でさ。

「あんた今危なかったやろ?」

って開口一番に。

何も話してないのにさ。

今しがたあったことを話すと

「聞かんでもわかるよ。
だってその女さ・・・
今もあんたの後ろにおるけんね」

背筋が凍ったよ。

その母の友人曰く
女のうめき声が電話越しに聞こえるんだと。

それからあれよあれよと言う間に
母親と弟が帰ってきて、
その母の友人が電話で母親になにか説明してた。

母親も元々感じる体質らしくて
良くないものがいるなとは
前々から思ってたらしい。

この女を見る前から
自分も弟より少し小さいくらいの男の子を何回か見てたりとか
軍服姿で片足のない男の人とか
おじいさんとか見てたから
幽霊ってホントにいるんだってこの時点で思った。

母親も弟も感じるだけらしくて
実際は見てないらしいんだけど
あれは見なくて正解だと思う。

あの女空襲で亡くなったらしいんだけど
未だに自分が4んだことに気づいてないんだって。

それで未だに助けを求めてさまよってるらしい。

そのあと簡易的なお祓いしようと思って
線香とか母親が買いに行ったんだけど、
不思議なことに帰ってきたら線香だけ綺麗にないの。

それも二回続けて。

なんとか線香とか買ってきて
お焚き上げしたんだけど
あの女だけどこにも行かなかったらしくてさ。

結局その母親の友人が
連れて帰ってお祓いしたんだって。

ちなみにこの家、
構造的に幽霊が入ってきても出ていけないらしくて
霊のたまり場になってるらしいよ。

そしてにその家は現在もある。

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