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皆さんはダンシングマニアという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
亡くなるまで踊ることをやめないというこの奇病とも言える行為は、なぜ起きてしまったのか。
そして世界中で最も犠牲者を出してしまった「踊りのペスト」はどのようなきっかけで起こったのか。
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なぜ?なにが原因なのか
人の精神というものは何かに操られるという事があり、死ぬまで踊り続けるという行為はヨーロッパでは幾度となく繰り広げられてきました。最古の歴史になると7世紀となり子供の集団がエアフルトからアルンシュタットまで踊り続けたとい記されています。
こういったダンシングマニアは何が原因となって生まれるのでしょう?
死のダンス
1518年の7月、フランスのストラスブール起ったダンシングマニア。これはFrau Troffea(女性)が躍り出したことがきっかけになっています。狂ったようなその様はまさに「死のダンス」その後は1週間後に30人以上が加わり1ヵ月後には400人を超える人たちが「死のダンス」を踊り続けることになります。
当時の意見として人々は、カルト教団の信者ではないかという意見もあったそうですが、 目撃した人によると彼らは自らの意思に反して踊っているようにも見えたそうです。
これは何らかの物質が体内に入りこんだことで発症したものではないかという事も推測され、 穀物のカビが口に入った事が原因ではないかという噂が広がりましたが、医師などの意見によると血流が悪くなった状態となり、踊るなどの激しい運動はかなり難しいとされています。
そして、この「死のダンス」を踊っていたほとんどの人物は心臓発作で亡くなるのですが、この集団ヒステリーの原因となるものは未だに謎とされています。
このような集団ヒステリーはダンスだけではなく笑うことなどでも起ってきます。1962年のタンザニアのある学校で3人の少女が笑い出したことがきっかけとなり、わずか1日で学校の半分の生徒が笑い転げるという状態になりました。
そして、およそ1ヵ月半後には学校自体が閉鎖されることになります。学校の生徒たちがその後どうなってしまったのかはわかりません。
突然自分の中の何かが壊れるとき、このような集団ヒステリーは発生するのかもしれませんね。その可能性は私たちの身体の中にもあり、今は眠った状態なのでしょう・・・
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