謎が多すぎる事件
この事件は2000年12月30日というまさに年明け寸前で発生したものですが未だに犯人像が掴めないままとなっている。
多くの目撃情報などもあるが警察の発表が多すぎるというのも事件を風化させている原因となっている。
事件の犯人は単独犯・複数犯のどちらの可能性も否定できず警察が公開した情報も犯人逮捕には結びついていないのが現状だ。
はたしてこの犯人は何を考えていて、そして何が狙いだったのだろう。
事件概要
被害者は4人で夫であり父親の宮沢みきおさん・妻の泰子さん・長女のにいなちゃん・長男の礼くんである。
事件発生は2000年12月30日の午後23時すぎから12月31日の未明にかけて犯行が行われたとされる。31日の朝に妻の母親が宮沢家を訪ねて惨劇が発覚した。
現場の状況
宮沢みきおさんは自宅の階段下で首及び腕を数カ所刃物で刺されている。
また、うつ伏せの状態となっており現場の状況から推測すると階段付近で刺され転げ落ちたという見方が強い。
妻である泰子さんと長女のにいなちゃんは階段の踊り場で顔や首を複数個所刺されており、泰子さんがにいなちゃんの上に乗っている状況から、子供を庇いながら自分も刺されていったということがわかる。
この3人においては少なくともみきおさんと泰子さんは起きており、犯人から逃げようとしたか子供を守る行動をとっているのがわかる。
そして長男の礼くんは一人で屋根裏部屋で寝ていたが窒息した状態で発見されている。
この犯行の矛盾にも多くの疑問は残っている。通常では犯行の手口は同様のものがとられることが多いが礼くんだけは刺さずに窒息されているのはなぜだろうか。
犯人が躊躇するほど礼くんは何かしらの関係があったのかもしれないが、こうした異常行動はまだ続いていくことになる。
犯人の行動
とにかくこの事件の特徴は遺体にも刃物で刺しているということが挙げられる。亡くなった事を確認したならば普通の人間であれば家を後にすることが考えられるが、犯人はその後も家に留まりアイスを食べたり、みきおさんが所有していたパソコンでインターネットをするという不可解な行動をしていた。
また、2階の居間のソファーで仮眠をしたとみられる形跡もあり捜査は混乱を極めた。
犯人は4人を殺害しお茶やメロン、アイスを食べているが発見されたアイスの容器は4個あり浴槽・居間・パソコンの脇に2個置いてある状態だった。
また犯人の唾液がついたコップも遺留品として発見されているが、DNAの結果が上がってこないことから犯罪歴のない人間、あるいは外国人である可能性も噂される
今もなお多くの謎を残している事件だがこのまま迷宮入りとなってしまうのだろうか。
残された数々の遺留品はかなり特徴的なものが多いだけにこの事件が解決されることを願う。
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