匂い
200/00:01:23 ID:ySW

※この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・名称等は架空であり、

実在のもの、事件とは一切、関係ありません。

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2: 200/00:03:01 ID:ySW
女「……。」

男「……。」

女「……。」

男「費用はこっちで出すからいい加減堕ろしてくれないか?」

女「……。」

男「何度も言うが俺は今の家庭を壊してまで君と一緒になるつもりは無いから。」

女「……。」

男「はぁー……。今日はもう帰るから。」

バタン

6: 200/00:04:04 ID:ySW
女「……。」

女「…嘘つき。」

女「なんで…なんでなの……。」

女「愛してるって言ったのに…。」

女「奥さんと別れるって言ってたのに…。」

女「…でも大丈夫。あなたはママが守るから。」

12: 200/00:05:34 ID:ySW
看護師「女さーん、○○女さーん診察室までどうぞー!」

医師「超音波検査ですが今回も特に問題は有りませんでした。」

医師「これからは安定期に入りますが妊娠が安定し、トラブルが起きないという意味の安定ではありませんので激しい運動等はしないで下さいね。」

女「はい、分かりました。」

医師「えっーと、女さんは初産でしたか。何か気になる点や不安に感じる事はありませんか?些細な事でも構いませんよ?」

14: 200/00:06:13
>>1
なんでこんな前書き書いてるんやろ

17: 200/00:07:19 ID:ySW
女「ありがとうございます。実は今日の朝におりものに少し血が混じっていて…。」

女「……はい。はい、痛みはありません」

女「はい、ありがとうございます。」

女(先生が午後から内診を入れてくれた。)

女(内診の後はお腹が痛くなるから心配だなぁ…。)

女(でもエコーで息子の元気な姿も見れたし。)

女(大丈夫、ママ一人でもあなたをちゃんと育てるから!)

21: 200/00:08:56 ID:ySW
女(内診の後はやっぱりお腹が痛くなるなぁ…。)

女(先生からはクリームの出血用薬を貰ったけど……。)

女(夜になってからちょっと状態も良く無いし、薬を使おうかな?)

女(……あまり変わらないな……。)



女(痛みで寝れない。)

26: 200/00:09:58 ID:ySW
ー翌日

女(ダメだ、調子が悪い。)

女(午後からまた男さんと話し合う予定だったけど……。)

女(大丈夫、エコーでは元気な姿が映ってたんだから。)

女(安静にしていれば治るよね?)

27: 200/00:10:58 ID:ySW
ーその日の夕方

女(全然痛みが引かない……。)

女(病院に電話してみよう。)

女「もしもし、~で、……」

女(具合を説明したら様子を見て容体が悪くなるようでしたら来て下さい…か。)

30: 200/00:12:36 ID:ySW
女(夜になっても痛みはまだ引かない)

女(もう22時か…)

女(病院にもう一度電話を掛けてみよう。)

女「もしもし、あれから~……。」

女「はい、そうですか……。」

看護師「その手の痛みはこの時期には良くある事ですよ。不安にならずに痛み止めを飲んで横に~」

女「そうですか…、はい…分かりました、ありがとうございました。」

女(もう少し様子を見てみよう…。)

女(男さんからの連絡は…。)

女(……無い、か……。)

32: 200/00:14:21 ID:ySW



女(っー!!!)

女(痛っ、痛い!!!)

女(あれからウトウトしてるうちに寝ちゃって痛みで目が覚めて……。)

女(…!?アレ?!なんか違和感が……。)

女「痛っ…うぅづ、いたいいだいいたい!!!」

女「……なんか少し開いて…る……?」

34: 200/00:16:02 ID:ySW
女「嫌だ、いやだいやだ嫌だいやだいやだイヤだいやだ!!!」

女「なんで!?どうして!?ねぇ、なんで!?」

女「いなくなっちゃうの?ねぇ!?なんで!?ねぇ、どうして!!?!?」

女「やだヤダやダ、赤ちゃん消えちゃう!!!」

女「大丈夫、大丈夫、だいじょうぶ。ママが守るから!」

35: 200/00:16:22 ID:ySW
絶 対 に 守 る か ら

39: 200/00:17:56 ID:ySW
彡(゚)(゚)「蒸し暑いンゴねぇ…。」
彡(^)(^)「さーて、今日の試合結果は!」テレビポチッー

アナウンサー「セパ交流戦、本日の試合結果は……。」

兎5-1鴎
燕5-7獅子
星3-5鷲
竜2-3公
虎4-8鷹
広5-4檻

43: 200/00:20:01 ID:ySW
彡(゚)(゚)「寝苦しいのも嫌やし窓開けたろ!」ガラガラガラらアジャー

彡(>)(<)「クサっ!くっさー!!!」ピシャー

彡;(゚)(゚)「なんやねん、今の匂い…」

彡(>)(<)「一旦鼻をかんでー」ち~ん

48: 200/00:21:21 ID:ySW
彡;(゚)(゚)「ワイの部屋の中の匂い…じゃないンゴねぇ…?」
クンクン

彡(゚)(゚)「ゴミ箱からの匂いでもないし。」クンクンく~ん

彡;(゚)(゚)「やっぱり今の匂いは外からの匂いだったんやな。」

彡(゚)(゚)「うーん、暑さどうこうより匂いが気になってこのままじゃ寝れんな。」

彡(^)(^)「よっしゃ!匂いの元を探しにいったろ!」

50: 200/00:22:26 ID:ySW
彡(゚)(゚)「とりあえず外に出たものの……。」クンクン

彡(-)(-)「家の周りに匂いの元っぽいものは無いンゴねぇ…。」

彡(゚)(゚)「風に乗って匂いが来とるんかなー?」

彡(゚)(゚)「ちょっとゴミステーションでも見に行ってみるかー。」

52: 200/00:23:31 ID:ySW
彡()()「」

彡()()「……なんねん…、これ…!?」

54: 200/00:25:23 ID:ySW
彡;(゚)(゚)「ただの布団だよな、中になんもはいっとらんよな!?」

彡;(゚)(゚)「……怖くてすぐに離れてもうた…。」

彡;(゚)(゚)「アカン、これはアカン。とりあえずコンビニでビール買って飲んで忘れよう!」

56: 200/00:26:48 ID:ySW
彡(゚)(゚)「しかし匂い酷かったなー、臭くて(怖くて)近寄れんかったわ!」

彡(゚)(゚)「さーて帰って飲むぞー!」

彡(゚)(゚)「……。」

彡;(゚)(゚)「アカン…、さっきの布団の事が全然忘れられん!」

彡(^)(^)「ちょっと離れた所からズームで写真撮ってみるか。」カシャ!!!

62: 200/00:28:46 ID:ySW
ガサッ

彡;(゚)(゚)「ファッ!?」

猫カス「にゃーんwww」

彡;(゚)(゚)「なんや猫かいな……。」

64: 200/00:30:09 ID:ySW
彡(゚)(゚)「しかしズームやと画像荒いな……。」

彡(゚)(゚)「あの布団はめっちゃ気になるけど不審投棄物っぽいから警察に通報した方がええんかな?」

彡;(゚)(゚)「しっかし嫌な匂いやなー、生臭いと言うかなんというか……。」

彡(゚)(゚)「もうちょい写真とっとk

67: 200/00:31:17 ID:ySW
おばさん「あのー、不審者ですか?」

彡;(゚)(゚)「ふぁっ!?」

彡;(゚)(゚)「えっ、あっ、いえ、あのワイは、あの……。」

彡;(゚)(゚)「ちょっと気になる物があって写真撮ってたんですよ!」

彡(゚)(゚)「ほら、あの布団!」ユビサシー

68: 200/00:32:58 ID:ySW
おばさん「へー、そうでしたか」

彡(゚)(゚)「不法投棄ですかねー?本当に困りますよね。」

おばさん「……。」

彡;(゚)(゚)「えっーと、あの…あなたも匂いが気になって…?」

おばさん「……。」

おばさん「えぇ、まぁそんな感じです。」

69: 200/00:33:01
あのー、不審者ですか?(直球)

71: 200/00:34:18 ID:ySW
彡;(^)(^)「あははー、これは警察に連絡した方がよs

おばさん「大丈夫です!!!」

彡;(゚)(゚)「!??!!!」ビクッ

おばさん「……急にごめんなさい。」

彡;(゚)(゚)「えっ、あっいや、はい…。」

おばさん「実は私、町内会の者で……。」

おばさん「こっちでなんとかしますからご心配なく。」ニッコリ

72: 200/00:35:30 ID:ySW
彡;(゚)(゚)「はぁ…、そうですか…。」

おばさん「明日には回収されて無くなってると思うので心配なさらずに。」

彡(^)(^)「はぇ~、ほな頼みます!」

73: 200/00:37:00 ID:ySW




彡(^)(^)「一件落着や!やったぜ!」(小並感)

彡(゚)(゚)「そっかー、明日ゴミの日やったかー、ワイもゴミ出ししとこうかなー。」

彡(゚)(゚)「ビンと缶溜まってるし……。」

彡(゚)(゚)「……。」

彡()()「よく考えたら明日のゴミ回収、瓶缶の日やん…。」

75: 200/00:38:33 ID:ySW
彡()()「おばさんは明日回収されるからっていっとったけど。」

彡()()「瓶缶の日に布団は回収されんやろ……。」

彡;(゚)(゚)「これはもう一度布団見に行かな(ア缶)」

彡;(゚)(゚)「あのおばさんも気になるし、ちょっと離れた所から様子見るか。」

76: 200/00:40:10 ID:ySW



彡()()「ヒェッ、おばさんまだ居るやんけ。」

彡;(゚)(゚)「う~ん、すぐに戻るのも怪しいしなんか理由付けて…。」

彡(^)(^)「おっ、瓶缶のゴミ出しを装って再度アタックしたろ!」

彡;(゚)(゚)「しっかしフラグびんびんに立ってる感じやな…。」

77: 200/00:41:41 ID:ySW
彡(゚)(゚)「知り合いの(*^◯^*)にLINE入れとくか。」

彡(゚)(゚)「10分後にワイからまた連絡無かったらTELしてーや、っとこれで良し!」ポチッ~

彡(^)(^)「これで平気や!負ける気せーへん、地元やし!!!」

78: 200/00:45:11 ID:ySW




彡(゚)(゚)チラッチラッ

彡(゚)(゚)「ゴミステーションの周りにおばさんおらんなー。」

彡(゚)(゚)「なんやったんやろ、さっきの人?」

彡(゚)(゚)キョロキョロ

彡(゚)(゚)「さっきの布団はーーー」

79: 200/00:46:09 ID:ySW
彡(^)(^)「ファーーーwww布団消えとるやんwww」

彡;(゚)(゚)「えっ、えっ、ふぁっ!?なんやこれ!!!」

彡;(゚)(゚)「怖っ、なんや、これ!?」

彡;(゚)(゚)「(落ち着かなアカン!近くにおばさんがおるかも……!)」

彡(゚)(゚)「(このまま家に戻るとおばさんに見られるかもしれんから回り道せな!)」

81: 200/00:47:14 ID:ySW
ブブブブブ!!!




彡;(゚)(゚)「ふぁっ!?」




(*^◯^*)「連絡無かったらTELしたんだ!」

彡(゚)(゚)「ビビらせんなや!死ね!」(サンキューシリアッイ)

82: 200/00:48:39 ID:ySW
彡(゚)(゚)「つけられたら怖いからコンビニでちょっと時間潰して家に戻るかー。」

彡(゚)(゚)「布団があった場所にシミっぽいのは残ってたし、匂いもあったからワイの見間違いでも無いし…。」

彡;(゚)(゚)「何より匂いはちょっと強くなってたかも?」

彡(^)(^)「布団がひとりで勝手に山へ帰っていった確率【99】%!」

彡()()「はぁ~、そんな話しならどれだけ平和な事か…。」

83: 200/00:49:49 ID:ySW
彡(゚)(゚)「しゃーない、ちょっとパニクってるけどコンビニに向かうか。」

彡;(゚)(゚)「他人事だと思ってこっちは本当に震えてるんやで!」

彡(゚)(゚)トボトボトボ

彡;(゚)(゚)トボトボ…

彡()()

彡()()「ちょっとまて。」

84: 200/00:50:45 ID:ySW
布団<アハハ!


彡()()「あるやんけ……。」

85: 200/00:52:08 ID:ySW
彡;(゚)(゚)「とりあえず離れな(アカン)!」

86: 200/00:53:28 ID:ySW
女「ママですよー?」

女(あれから男さんとは連絡も取れなくなった……。)

女(でも大丈夫、私一人でもこの子はちゃんと育てる……!!!)

ーーー
ーー

88: 200/00:54:51 ID:ySW
女「!???!!」

女「赤ちゃんが居ない!??!」

女「なんで!?どうして!??!!?」

女「昨日まではこの布団に居たのに!」

女「どこ!?どこにいるの?!??」

女「私の!私の大切な!私の赤ちゃん!?!!」



女「……ねぇ?なんで?」

女「なんでなの?ねぇ…?」

89: 200/00:55:05
ヒエッ

90: 200/00:56:13 ID:ySW
彡;(゚)(゚)「流石にこれは洒落にならないな、警察に通報しとこ!」プルルル

(´・ω・`) 「警察だ!」(板倉)

彡;(゚)(゚)「もしもしー、窓を開けると異臭がするので外に出たら不審な物を見つけて…!」かくかくしかじかしかくいむーぶ

(´・ω・`) 「成る程ー、これから現場に向かいますが危険があるかもしれませんので現場からは少し離れていて下さい。」

彡;(゚)(゚)「はい、分かりました。では○×コンビニの駐車場に居ます。」

(´・ω・`) 「かしこまり!」

91: 200/00:57:20
布団事件懐かしいな

92: 200/00:57:56 ID:ySW




(´・ω・`) 「えっーと、あなたが通報をくれた彡(゚)(゚)さん?」

彡(゚)(゚)「どうも、こんばんは。やきうと申します。」

(´・ω・`) 「不審物の投棄と聞いてますが現場は?」

彡(゚)(゚)「えっーと、詳しい住所は分かりませんが家の近くで……。」

(´・ω・`) 「では案内をお願いします。」
パトカー発進!

93: 200/01:00:26 ID:ySW




彡(゚)(゚)「あれです!あの布団です!」

(´・ω・`) 「あー、本当にありましたねー。」

彡(゚)(゚)(あれ?お巡りさんワイの話、信じとらんかったんかな?)

(´・ω・`) 「ではあなたはこのままパトカー内でちょっと事情聴取を…。」

彡()()「ファッ!?」

彡()()(ワオが疑われとんのかな?)

(´・ω・`) 2「「僕達が調べに」」
(´・ω・`) 3「「行きます!」」

94: 200/01:01:36 ID:ySW
(´・ω・`) 2「とりあえず刺激臭はないねー。」
(´・ω・`) 3「ねー。」

(´・ω・`) 3「何か包まってるみたいだし、いっそ中見ちゃおっか?www」

(´・ω・`) 2「ちょwwwおまwww」



(´・ω・`) 2「」
(´・ω・`) 3「」

96: 200/01:03:26 ID:ySW

パトカー内
(´・ω・`) 「はい、こちら○○。」無線受け取り

(´・ω・`) 「ふん、ふんふん、」

(´・ω・`) 「はいよー、了解。」ガチャ

彡(゚)(゚)「?」

(´・ω・`) 「やきうさん、申し訳ありませんが詳しく事情を聴取したいので署までご同行をお願い出来ますか?」

彡;(゚)(゚)「ファッ!?」

彡;(゚)(゚)「えっ!?あっ、あぁ、はい…。」

98: 200/01:05:44 ID:ySW




(´・ω・`) 「えー、これから指紋と靴の裏の模様をとりますねー。」

彡;(゚)(゚)「へぇ?はぁ???」

(´・ω・`) 「一応、ですよ一応。」

彡;(゚)(゚)「でも僕は何も…。」

(´・ω・`) 「まぁ決まりみたいなものであなたを疑ってる訳ではありませんから、アハハー。」

彡()()(お巡りさん目が笑っとらんやん…。)

彡;(゚)(゚)「……は、はい…。」

99: 200/01:07:08 ID:ySW




女「ゴメンねぇ…。」

女「ここに居たんだね。」

女「見つけてあげれなくて本当にごめんねぇ…。」

女「大丈夫、ママが絶対に守るから!」

女「ちゃんと全部取り返して来るから!」

100: 200/01:08:14 ID:ySW




女「そうよ、全部彡(゚)(゚)が悪いのよ。」

女「彡(゚)(゚)が私の赤ちゃんを盗ろうとしてる!!!」

女「急がなきゃ!アイツが!!!アイツが!赤ちゃんを!!!!!!私から!赤ちゃんを!!!」ダダダダダッ

101: 200/01:10:05 ID:ySW




(´・ω・`) 2「しかしどーすんのよ?これ?」

(´・ω・`) 3「ん?あれっ!?」

女「!!!!!!」

女「ああ〝ぁ!!返せ!私の!!!あ〝かちゃんかえせ!!!」

(;´・ω・`) 2「ヒェッ」

(´・ω・`;) 3「ちょ、おさえ、おさえて!!!」

103: 200/01:14:14 ID:ySW




(´・ω・`) 「はい、はい、そうですかー。」

彡;(゚)(゚)「それで初めにあった場所から動いて……。」

プルルルル

(´・ω・`) 「失礼。」ガチャ



(´・ω・`) 「……うーん、分かった。はいよー。」

(´・ω・`) 「状況と話からしてマルセイかもしれんから扱いはくれぐれも慎重になー。」ガチャン!

彡(゚)(゚)(マルセイ?)

104: 200/01:14:28
このスレって中身が赤ちゃんとか言ってたか?

105: 200/01:15:28
>>104
知らんのか?

107: 200/01:16:39
>>105
そこまでは覚えてないか知らないわ

106: 200/01:15:54 ID:ySW
(´・ω・`) 「ありがとうございました、彡(゚)(゚)さん。」

(´・ω・`) 「時間も時間なので続きはまた明日にしましよう。」

彡;(゚)(゚)「えっ、でも明日は仕事が…。」

(´・ω・`) 「お勤め先にこちらから事情を説明して協力をお願いすることもできますが…?」

彡()()「あっ、大丈夫です…。こちらから説明します…。」

108: 200/01:17:00 ID:ySW
(´・ω・`) 「そうですか、他に何か気になる点があれば今のうちにお答えしますが?」

彡;(゚)(゚)「……。」

彡;(゚)(゚)「あの…、布団の中身ってなんだったんですか…?」

(´・ω・`) 「……。」

(´・ω・`) 「聞かない方がいいでしょ。」

彡()()「あっ、はい…。」

(´・ω・`) 「ではまた明日に。」

120: 200/00:12:03 ID:ZCM
彡(゚)(゚)(なんか随分時間経った気がするけど気のせいか……?)

(´・ω・`) 「やきうさん、時間も時間ですし、こちらで自宅まで送りますよ。」

彡;(゚)(゚)「ファッ!?」

彡;(゚)(゚)「あっ、大丈夫です。タクシー呼びます!」

(´・ω・`) 「そんな、気後れせずに。」

(´・ω・`) 「それにタクシーだと後から交通費の精算とか面倒な手順踏まなきゃならなくなるのでこっちもパトカーの方が楽なんですよ。」

121: 200/00:13:04 ID:ZCM
彡;(゚)(゚)「でも、あの、パトカーを足に使うのはちょっと……。」

(´・ω・`) 「遠慮しないで下さい。こんな深夜に御協力して下さったせめてもの御礼ですよ。」

(´・ω・`) 「それに……。」

(´・ω・`) 「パトカーの方が『安全』ですよ?」

彡()()「あっ。」(察し)

彡()()「……おなしゃす。」


ブロロー

122: 200/00:14:21 ID:ZCM
彡()()「車内では生きた心地がしなかったンゴねぇ……。」

彡()()「とりあえず上司に明日休む事を一応メールで送って……。」めるめるめる

彡()()「よし、後は明日の朝に電話入れて。」

クンクンクン

彡()()「疲れていてすぐに寝たいけどシャワー浴びるンゴ……。」

彡()()「匂い付いてると思うと気持ち悪い。」

123: 200/00:16:25 ID:ZCM
チュンチュンチュン、朝チュン!

彡(゚)(゚)「もう7時か。あんまり寝た気はしないけど警察署に行く準備しなきゃな。」

彡(゚)(゚)「おっと、その前に上司に電話せな。」

プルルルルー!

上司「はいよー、やきう君おはよう!」

彡(゚)(゚)「おはようございます。」

上司「メール見たけど急用で今日休むの?」

彡;(゚)(゚)「はい、申し訳ありません。」

124: 200/00:17:37 ID:ZCM
上司「どしたの?」

彡;(゚)(゚)「あの…、その……。ちょっとまだ詳しく話せなくて……。」

上司「……。」

上司「そか。大丈夫、今日は有給って事にしておくよ!」

彡;(゚)(゚)「えっ!?」

上司「やきう君が意味も無くズル休みするような奴じゃない事は知ってるから!」

彡()()(上司ぇ…。)

彡()()(深夜に悪臭する布団見つけて今日も警察に事情聴取されるので休みます!なんて絶対言えないンゴ……。)

125: 200/00:19:02 ID:ZCM
彡()()「あ、あっ、ありがとうございます。」

上司「今日だけで大丈夫?必要なら2、3日休んでもいいよ?」

彡()()「あっ、はい。大丈夫です……。」

上司「……。」

上司「分かったよー。」

上司「あまり詮索はしないけど辛かったらいつでも話聞くから頼れよー。」

彡()()(なんか上司勘違いしとるけど…)

彡()()「はい、宜しくお願いします。」(意味不明な返答)

彡()()「明日は出勤出来ると思うので夕方くらいにまた連絡します。」

上司「はいよー。」
ガチャン

126: 200/00:20:26 ID:ZCM



彡()()「……。」

彡()()「警察署に向かうか……。」




刑事さん「初めまして、あなたがやきうさんですね?」

彡;(゚)(゚)「はい、やきうです。」

刑事さん「これからは私が今回の件を担当しますので宜しくお願いします。」

彡(゚)(゚)「あっ、おなしゃす……。」

彡(゚)(゚)(昨日の人は夜勤担当者だから人が変わったんかな?)

127: 200/00:21:25 ID:ZCM
刑事さん「いやー、急に申し訳無いね。お仕事を休んで協力してくれてるみたいで。」

彡(゚)(゚)「あっ、大丈夫っす。」

刑事さん「ちなみにどちらにお勤めで?」

彡(゚)(゚)「◯◯です。」

刑事さん「あー、あそこね!今の時期忙しいでしょ!?これは悪い事したかな……?」

彡(゚)(゚)「いえ、そんな事は……。」

刑事さん「正社員さん?」

彡(゚)(゚)「はい。」

128: 200/00:21:56 ID:ZCM
刑事さん「どのくらいお勤めしてるの?」

彡(゚)(゚)「えっーと、◯年目……?になりますね。」

刑事さん「地元はこの辺り?」

彡(゚)(゚)「いえ、就職でコッチ来ました。」

刑事さん「そうなんだー。」

彡(゚)(゚)「……。」

彡;(゚)(゚)(……なんやこれ?)

129: 200/00:22:33 ID:ZCM
刑事さん「最近、お仕事は大変ですか?」

彡;(゚)(゚)「えっ、うーん。そこまで忙しくは無いです。」

刑事さん「帰りが遅くなったりしてませんか?」

彡;(゚)(゚)「別にそんな事は……。」

刑事さん「では普段から昨日みたいな時間帯に出歩いたりしているのですか?」

彡;(゚)(゚)「えっ!?」

彡;(゚)(゚)「昨日はタマタマ……。」

刑事さん「……たまたま、ね。」

彡;(゚)(゚)(なんやこの違和感。)

彡;(゚)(゚)(もしかして……。)

彡;(゚)(゚)(……ワイが疑われてるんか?)

130: 200/00:24:02 ID:ZCM
刑事さん「ご家族は?」

彡;(゚)(゚)「えっと、一人暮らしです。」

刑事さん「ご結婚は?」

彡;(゚)(゚)「独身です。」

刑事さん「いやー、すいませんねぇ。昨日も同じ様な質問を別の者からされていると思いますがこちらも仕事なんで。」

刑事さん「やきうさんには申し訳ありませんが御協力をお願いします。」

彡;(゚)(゚)「……。」

彡;(゚)(゚)「……はい。」

刑事さん「では昨日、不審物を見つけた状況を始めからご説明して頂けますか?」

彡;(゚)(゚)「……分かりました。」

131: 200/00:25:09 ID:ZCM
かくかくしかしかしかくいむーぶ




彡;(゚)(゚)「それで匂いがして……。」

刑事さん「……匂い……ねぇ~。」

彡;(゚)(゚)「はい、生臭い様な……。」

刑事さん「……その不審物の発見場所とやきうさんの自宅は少し距離がありますよね?」

彡(゚)(゚)「へ?」

132: 200/00:26:45 ID:ZCM
彡(゚)(゚)「あっ、はい。確かに言われてみればそうですね……。」

刑事さん「現場で確認した警官からの報告では不審物の中を確かめる為に布団を広げるまで匂いはあまりしなかったと報告を受けてますが…?」

彡;(゚)(゚)「えっ!?」

彡;(゚)(゚)「でもワイが暑くて窓を開けたら匂ってくるくらい悪臭が……!!!」

刑事さん「……ふーん。」

刑事さん「……仮にもし匂いが酷かったら他にも同じ様に異変を感じる人が近所に居るのでは?」

彡;(゚)(゚)「えっ?」

133: 200/00:27:39
ヒェッ...

134: 200/00:28:03 ID:ZCM
刑事さん「ご近所の方でどなたかやきうさんの様に外の様子を確かめに出た方は居ましたか?」

彡;(゚)(゚)「いえ……。」

刑事さん「……。」



彡;(゚)(゚)「あっ!一人居ました。」


彡;(゚)(゚)「町内会の方が一人居ました!」

135: 200/00:28:41
これってマジの出来事が元になったSS?

136: 200/00:28:52 ID:ZCM
刑事さん「……町内会?」

彡;(゚)(゚)「はい、町内会の人で布団は明日回収されるから大丈夫だと。」

刑事さん「その方はどんな人でしたか?性別は?」

彡;(゚)(゚)「えっーと、女性でした。年齢は私よりもやや年上?かな?」

刑事さん「……町内会、ねぇ。」

彡;(゚)(゚)「……。」

137: 200/00:30:18 ID:ZCM
刑事さん「やきうさんはその方と過去に面識はありましたか?」

彡;(゚)(゚)「……えーっと……。」

刑事さん「……。」

彡;(゚)(゚)「多分無い、です。」

彡;(゚)(゚)「今まで町内会の存在自体、あまり知らなかったので……。」

刑事さん「…そうですか。」

151: 200/23:01:00 ID:NKl
刑事さん「朝から慣れない状況でやきうさんもお疲れかと思いますし、一旦休憩にしましょうか。」

彡;(゚)(゚)「あっ、はい。分かりました。」

刑事さん「休憩スペースまでご案内しますね。」

彡(゚)(゚)「ありがとうございます。」


152: 200/23:02:23 ID:NKl
~休憩後~

刑事さん「どうですか、少しは緊張は解けましたか?」

彡(゚)(゚)「んー。」

彡;(゚)(゚)「正直、なんだかワイが疑われているみたいで落ち着かないですねー。」

刑事さん「アハハー、やきうさんは正直ですね!」

彡;(゚)(゚)「あははっ……。」

彡()()(刑事さん目が笑っとらんやん……。)

153: 200/23:03:28 ID:NKl



彡(゚)(゚)「それで怖くなって回り道をしてー……。」

コンコン

刑事さん「すいませんね、やきうさん。ちょっと席を外しますね。」

彡(゚)(゚)「はい。」

刑事さん「……。」

刑事さん「……了解。それでこの中に資料が?」やや遠くて聞き取り難かったがこんな感じの事を話す。

別の刑事さん「……。」遠くて何を話しているか分からず。

彡(゚)(゚)「……?」

154: 200/23:04:28 ID:NKl


刑事さん「……お待たせしました。」

彡(゚)(゚)「いえ、大丈夫です。」

刑事さん「実はやきうさんに見て貰いたい物がありまして。」

彡(゚)(゚)「はぁ?なんでしょうか?」

刑事さん「こちらでやきうさんの住んでいる町内会の方の写真を手に入れたので一度やきうさんにも見ていただこうかと。」

彡(゚)(゚)「はぇ~、分かりました。」

155: 200/23:05:48 ID:NKl
刑事さん封筒から写真取り出しー

刑事さん「この中に町内会の者と名乗った方は居ますか?」

机の上には10人くらいの顔写真が並べられている。

彡(゚)(゚)「う~ん……。」




彡;(゚)(゚)(……えっ!?)

彡;(゚)(゚)(暗かったし街灯くらいの明かりしか無かったけどおばさんの顔はちゃんとまだ覚えてる……。)

彡()()(けど写真の中にワイの記憶しているおばさんおらんやんけ……!?)

156: 200/23:08:38 ID:NKl
彡()()(ワイの記憶違いか?いやでも昨日ちゃんと見とるし…でも……。)

刑事さん「……。」

彡()()「えっーと、……この中に、昨日話しかけられた人物は、居ま……せん。」

刑事さん「…そうですか。」

彡;(゚)(゚)「写真の中にイメージと合う方が居ないというか…。」

彡;(゚)(゚)「いえ、街灯くらいしか灯が無かったんでワイの記憶違いかもしれないですが……!」

彡;(゚)(゚)「でもなんか違うというか、なんかこう、ピンと来なくて!!!」

刑事さん「……。」

157: 200/23:10:16 ID:NKl
彡;(゚)(゚)「なんだかどれも違う方みたいで……。すいません、本当にすいません……。」

刑事さん「いえいえ、お気になさらず。」

刑事さん「では覚えている限り、あの日やきうさんに話しかけてきた女性がどんな方だったか説明して貰えますか?」

彡;(゚)(゚)「はい、分かりました……。」

彡;(゚)(゚)「暗くてはっきりとは言い切れませんが……。」

・・・
・・

158: 200/23:11:29 ID:NKl


刑事さん「ふーん、なるほど。」

コンコン

刑事さん「入れ。」

別の刑事さん「失礼します。」
刑事さんに近寄り封筒を渡す。

別の刑事さん「ゴーニョ、ゴーニョ、ゴニョノサカナノコ。」

刑事さん、無言で頷く。

別の刑事さん「失礼しました。」退室ー

彡(゚)(゚)「……?」

刑事さん「やきうさんにはお手数をおかけしますがもう一度見て貰いたい物がありまして。」

159: 200/23:12:18 ID:NKl
刑事さん、封筒からまた写真を取り出す。

彡;(゚)(゚)(……また写真?)

一枚、二枚、三枚……

彡;(゚)(゚)(さっきとはまた別の人達?)

四枚、五枚、六枚……




彡(゚)(゚)「……あっ、この人かも!」

160: 200/23:15:03 ID:NKl
刑事さん(ピクッ)七枚目の写真を取り出しを止める。

彡;(゚)(゚)(しまった…!思わず言っちゃった!)

彡;(゚)(゚)(化粧の感じか少しイメージとズレてるけど見た瞬間に口にしてしまった!!!)

刑事さん「……。」

刑事さん「はい、分かりました。ありかございますー。」

彡;(゚)(゚)「……。」

彡;(゚)(゚)(なんやろ、やけにサラッと流しとるな。)

刑事さん「一応、聞きますが今までこの方と面識はありましたか?」

彡;(゚)(゚)「いえ、町内会自体あまり関わりが無かったのでありません……。」

刑事「……そうですか。」

刑事「では次の質問に~」

彡;(゚)(゚)(……。)

161: 200/23:15:36
なんか嫌な臭いとか疑われてるプレッシャーが読み手にも伝わってきて頭痛くなってきた

162: 200/23:35:47 ID:NKl
刑事さん「おっと、もうこんな時間か。」

彡()()「ソウデスネー。」げっそり

刑事さん「キリも良いのでこの辺りで一旦、お昼にしましょうかー。」

彡(^)(^)(カツ丼!?)

刑事さん「こちらでお昼ご飯を用意する事は出来ませんがやきうさんの実費で出前を取る事も出来ますがどうしますか?」

彡(゚)(゚)「はぇー、良くドラマとかで見るカツ丼って自腹なんや~。」

刑事さん「カツ丼?」

彡;(゚)(゚)「あっ、なんでも無いです!」

彡;(゚)(゚)(あかん!疲れて思った事、すぐ口に出してまゥー!)

刑事さん「ここで食べるってなると私達が監s……。」

刑事さん「私達が付かなきゃいけなくなるのでお互いの為に外で食べる事を私はお勧めします。」

彡;(゚)(゚)「あっ…。」(察し)

彡()()「外で食べてきます。」

刑事さん「御協力ありがとうございます。」(ニッコリ)

164: 200/00:12:09 ID:1PO

刑事さん「それでは午後からもまたよろしくお願いします。」

彡(゚)(゚)「はい、こちらこそ。」

刑事さん「まぁ、こちらが聴きたい事は午前中にほとんど聴けたので午後から『読み聞け』で調書の製作がメインになりますが。」

彡(゚)(゚)「えっーと、『読み、聞け』?」

刑事さん「はい、『読み聞け』です。」

刑事さん「簡単に説明すると話した事をお互いに確認する作業ですね。」

彡(゚)(゚)「はぁ、なるほど…。」

彡(゚)(゚)(読み聞け、ね。聞けって命令調でなんか嫌ンゴねぇ……。)

165: 200/00:13:39 ID:1PO
刑事さん「それではこれから作業に入ります。」

刑事さん「もしあなたの発言に間違いやニュアンスが違う事がありましたらその都度、どんどん訂正して頂いて構いませんので。」

彡(゚)(゚)「分かりました。」

刑事さん「それではまず~……。」



刑事さん「以上で読み聞けを終了致します。」

彡()()「」げっそり

刑事さん「やきうさん、この度は御協力ありがとうございました。」

彡()()「いえ……。」

166: 200/00:14:32
今気づいたけどこれフィクションやん!

167: 200/00:15:24 ID:1PO
刑事さん「どうぞこちらをお受け取り下さい。」封筒スッ

彡(゚)(゚)「……?」

刑事さん「少ないですが中には謝礼が入ってます。」

彡;(゚)(゚)「えっ、そんな、要らないっすよ!」

刑事さん「やきうさんにはこちらに御協力して頂いたので受け取る権利がありますのでどうぞご遠慮無く受け取って下さい。」

彡;(゚)(゚)「……。」

刑事さん「……。」

彡;(゚)(゚)「そうですか、ありがとうございます。」

刑事さん「いえいえ、お礼を言うのはこちらですよ。」(にっこり)

彡()()(あれは何度断っても絶対、受け取らせる気の目や……!)

彡()()(もう早く帰りたいし、黙って受け取っておこう……。)

こうして布団発見から長く続いた1日は終わったのだが……。

168: 200/00:19:37 ID:1PO
~数日後~

プルルルルー!

彡;(゚)(゚)「えっ、また事情聴取ですか?」




刑事さん「重ね重ね、申し訳ありませんね……。」

彡(゚)(゚)「いえ、大丈夫です。」

刑事さん「実はあれを遺棄した人物をこちらでおおよそ、断定出来たのでやきうさんにはその事で少々、確認しておきたい事がありまして。」

彡(゚)(゚)「はぁ?なんでしょうか?」

刑事さん「あの日、あの現場で町内会の者と名乗った方はこの方ですか?」

写真ピラー

169: 200/00:20:32 ID:1PO
彡(゚)(゚)「……そうですね、多分この人だったと思います。」

刑事さん「……ふーん。」

刑事さん「以前もお聞きしましたが本当にこの方と今まで面識はありませんか?」

彡;(゚)(゚)「……?」

彡;(゚)(゚)「多分、無いと思いますが……。」

刑事さん「……。」ため息を吐く

刑事さん「……正直に話しますとね、この方があなたに相当な恨みを持っているんですよ。」

彡;(゚)(゚)「ふぁっ!?」

170: 200/00:22:39 ID:1PO
刑事さん「あなたが不審物を見つけた直後の時間に現場付近でうろついてた人物を見つけてね、警察が職質したんですよ。」

刑事さん「女性は酷く錯乱していたので持ち物を確認した所、所持品から刃物が出て来まして……。」

彡()()「」

刑事さん「署で詳しく話を聞こうとした所、暴れ始めてそのままこちらで身柄を拘束しましたが……。」

刑事さん「その女性はずっと『あの男が全部悪い!』『あなたから赤ちゃんを取り返す!』と繰り返すばかりでして……。」

彡()()「」

刑事さん「最初はね、私達はあなたが女性と関係があって痴情のもつれかと思っていたのですが……。」

刑事さん「女性の自宅から遺棄されていた布団の中の物の一部が出てきまして……。」

彡()()「」

171: 200/00:24:35 ID:1PO
刑事さん「捜査を進めると女性と以前、関係を持っていた男性とあなたは別人と分かりましたが、何故女性があなたにそれ程の恨みを持っているのかは女性に聴いても取り乱すばかりで話にならなくて……ね?」

彡()()「」

刑事さん「もう一度お聞きしますが、本当にこの方と過去に接点はありませんでしたか?」

彡()()「」

彡()()「分からないです……。怖いです……。」

刑事さん「……。」はぁ~

彡()()「ワイが何をしたっていうんですか…。」

彡()()「たまたま布団を見つけただけなのに…、なんで……。」

刑事さん「やきうさん、落ち着いて下さい。」

彡()()「知らんがな、あのおばさんの一方的な思い込みや、なんでワイが恨まれなきゃあかんねん!」

刑事さん「やきうさん、大丈夫です、分かりましたから一旦、落ち着いて。」

彡()()「」

173: 200/00:26:09 ID:1PO



彡;(゚)(゚)「先ほどは取り乱してしまい、すんませんでした!」

刑事さん「いえ、お気になさらず。」

刑事さん「まぁ、不運でした、ね。」

彡()()(……色々、言いたい事はあるけど軽い気持ちでワイが首を突っ込んだのは事実やから何も言えへん。)

刑事さん「……まだ少し先の話になりますが……。」

彡(゚)(゚)「?」

刑事さん「女性はやきうさんに強い恨みを持っています。直ぐには出てこないと思いますが生活圏を変える事をこちらはおすすめします。」

彡;(゚)(゚)「えっ!?」

彡;(゚)(゚)「それって今の場所から引っ越せって事ですか!?」

刑事さん「……。」

174: 200/00:27:41 ID:1PO
彡;(゚)(゚)「……その費用とかって相手が出してくれたり請求は出来るんですか?」

刑事さん「……まぁ、詳しくは話せませんが今回は相手方が厄介なんでそれはあまり……。」

彡;(゚)(゚)「えっ?!」

刑事さん「相手が有利と言うかこちらが不利というか……ね。」

彡;(゚)(゚)「?!?!!!?」

刑事さん「今後、関わらない方が良いとしか私からは言えませんね……。」

彡;(゚)(゚)(訴えに有利…?こちらが不利…?)

彡()()「あっ……。」(察し)

刑事さん「まぁ巻き込まれて残念でしょうが忘れるのが一番でしょう。」

彡()()「」

彡()()「あの…最後に質問いいっすか?」

刑事さん「答えられる限りでよければお答えしますよ。」

彡;(゚)(゚)「あの布団の中身ってなんだったんですか?」

刑事さん「……。」




刑事「…聞かない方がいいでしょ。」

彡()()「」

刑事さん「もっともあなたが証人として呼ばれるような事になれば自ずとすべてを知る事になりますがね。」

彡()()「」

175: 200/00:29:20 ID:1PO


結局、ワイはのちに事件の全容をおおよそ知る事となったがそれでも最後まで解らなかった点が一つだけある。
何故、現場から距離のあるワイの自宅に匂いが届いたのか?
これだけは今も理由がわからないままである。

176: 200/00:31:44 ID:1PO

177: 200/00:33:06 ID:1PO
最後に>>1にも書きましたが
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、
『実在のもの、事件とは一切、関係ありません』。

178: 200/00:37:47

実話ベースかよ・・・
怖いわ



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