bandicam 2018-08-21 16-57-03-633


20xxミステリー 10:49:24.89 ID:R4/Ct2dx0
金縛り7日連チャン、幽霊寮に半年、霊感が家族に感染したなど。よかったら同じようなグレーなお話が聞きたいです。まず私が張って行きますので、よろしくお願いします。



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2: 20xxミステリー 10:54:40.23 ID:R4/Ct2dx0
まず金縛り7日連チャンから。
当時中学生。バスケ部でしごかれながら毎日を過ごしていました。ある夜、初めての金縛りにあいます。
体が石のようになり、眼球しか動かせない状況に、何故か興奮してしまい、
「やった!!これがいわゆる金縛りってやつか!?すごい!動かない!はじめての感覚ぅうーーー!!」
となった私は、更に
「このまま部屋の中を観察していれば何か見えるかも!?幽霊とか見てみたい!」
という心境になっていました。
3: 20xxミステリー 11:04:10.32 ID:R4/Ct2dx0
天井やカーテンの隙間、本棚など視野に入っているものを隈なく観察しました。
なんら変化のない私室の風景でしたが、何故か視界がややぼやけている気がしました。

部屋中の観察を一巡終えて、二巡目の時でした。
棚をよく見てみると、ペットボトルのキャップのような形の白い何かを見つけました。
その棚のゾーンは、かわいいペンやゲーム関係のグッズやキーホルダーなどを缶に入れて置いている部分でした。私にとっての聖域のようなゾーンでした。
ペットボトルのキャップなんてゴミを置くような場所ではありません。
あんなもの置いたっけ?と怪訝に思い、視点を集中し凝視してみます。
4: 20xxミステリー 11:20:01.54 ID:R4/Ct2dx0
見つめること数秒、段々背筋が寒くなるような感覚になりました。私はキャップから目を離し、視線を天井の電気に移しました。
しばらくすると、視界の端に何か動いているのに気付きました。
小さな白いものが、大きな曲線を描くように、ゆっくりと移動しています。
先程のペットボトルのキャップが、宙に浮いていたのです。
意味不明な出来事ですが、当時の私はかなり驚いてしまい、咄嗟に「お母さぁあああああん!!」と大声で叫んでしまいました。
しかし、実際に出た声は蚊の鳴くような声よりも小さく掠れた音でした。
声が出ない事で、恐怖とパニックで頭がいっぱいになり、金縛りを解こうと全身を滅茶苦茶に動かしてみます。
しかしそれも叶わず、視界の端から端へ移動するペットボトルのキャップを、恐れ慄きながらみていました。
6: 20xxミステリー 11:26:33.79 ID:R4/Ct2dx0
ペットボトルのキャップが視界から消えた後は、恐怖で目を閉じたまま「頼むから何も出ないで!!」と念じながら固まっていました。
気がつくと金縛りから解放され、ベットから飛び出して両親の布団に潜り込んで、母にぴったりくっついて寝ました。

初めての金縛りの日の記憶です。この日だけえらく鮮明に覚えています。
ここから数ヶ月後に、金縛りラッシュがあります。そこで独自の金縛りを解く方法と、幽霊のようなものが見えるタイミングを掴みます。
8: 20xxミステリー 11:44:39.85 ID:R4/Ct2dx0
後日、宙に浮いていたペットボトルのキャップを部屋中探しましたが、全然見つからず、母に話しても「オバケじゃなくペットボトルのキャップってwwwなんだそれww」と笑われる始末でした。
それから・・・

初めての金縛りから一週間に最低一回は金縛りにあっている生活でした。
そんな中、7日連チャンの金縛りが始まります。

初日は、「またか。」という感じでした。
金縛りについて父に聞いていた私は、医学的な根拠を説明されて納得していたので、恐怖心はかなり薄れていました。
目を瞑って、じっとしていれば過ぎ去ると思い、初日はいつものように耐えて眠りました。
11: 20xxミステリー 12:00:50.11 ID:R4/Ct2dx0
二日目。
金縛りが来ました。全身が一瞬で凍りつくように、動かせなくなります。相変わらず視界のコントロールだけは出来ます。
あれ?昨日もあったのに、今日もかよ・・・。うざったいなあ。ぐらいに捉えていました。
昨日より背筋がゾワゾワする気がして、なかなか寝オチ出来ません。チラっと目を開けて暗がりを見ると、何かが動いている気がして怖くなりました。
早く寝たい!寝たい!金縛りは疲れてるからなるだけ!幽霊はいない!幻が見えるだけ!
と自分に言い聞かせ、苦労して眠りにつきました。

三日目。
仰向けで寝てるから金縛りになりやすいのかも知れないと思った私は、横向きで寝て見ることにしました。
案外心地よく眠気が来て安心し、意識が無くなりそうなその時。
全身がピタっとなりました。
うわ、マジかよ横向きでもなるんかい。
ベットから掛け布団が落ちそうになっているのと、動かない自分の足が見えました。
ベットの下もぼんやり見えます。暗い床には白いハンドタオルのようなものがあり、それが少しずつ動いている気がしました。
怖くなって目を閉じ、寝る事に集中しました。
寝る前、床に白タオルなんて無かったことや、そもそも正方形の白いタオルを家で見た事が無い事など、考えたら怖くなる事は考えず、ひたすら寝る前見たテレビの内容を思い返していました。
14: 20xxミステリー 12:21:28.78 ID:R4/Ct2dx0
四日目。
三日連チャンで金縛りにあったお陰で、心身の疲労が溜まっていました。
普段寝ない授業でも、ガッツリ寝てしまったりしていました。
四日目の就寝前は、戦いを挑む気持ちで眠りました。次金縛りにあったら、恐怖ではなく憤怒の気持ちを持とうと決心していました。
そして、深夜。時は訪れます。

全身が固まったのを確認した私は目をカッと開き、心の中で叫びます。
「連日は無いだろう!!流石に頭に来るわ!
金縛りだけならまだしも、幽霊っぽいものの気配は余計だろ!ビビって上手く寝れねーんだよ!!どうせお前ら幽霊とかオバケとか、幻想なんだから怖く無いし!出て来たら殴り倒してやる!!出て来てみろおらあ!!!」

目が血走る程の気合を込めて念じました。
もう恐怖はありません。理不尽な事に怒る戦士の気分でした。

その時です。
頭にそよ風のようなものを感じました。
15: 20xxミステリー 12:22:12.89
仕事サボったの?
23: 20xxミステリー 14:53:05.55 ID:R4/Ct2dx0
>>15
なんとかサボれています。
たくさんの保守ありがとうございます。投下します。
19: 20xxミステリー 13:10:53.77 ID:R4/Ct2dx0
つむじに明らかな風を感じました。
窓は開いていません。カーテンも閉めたままです。
つむじをピンポイントに狙うかのような、止まったり吹いたりの風でした。
かなり嫌な画を想像しそうになりました。誰かが私のつむじに向かって息を吹いている様な・・・。
ふぅー。ふぅー。と、息を優しく吹きかける様なリズムでした。
先程までの私のモチベーションはあっという間に崩され、恐怖が襲ってきました。
あまりにも怖すぎて、その日は気を失う様に寝てしまい、どのタイミングで寝たのか覚えていませんでした。
朝、ぼんやりと「幽霊って見えるだけじゃなく物理的にもなんかしてくるんだ」と思いました。
20: 20xxミステリー 13:23:47.58
実は父ちゃんがつむじをふぅふぅしてたに一票
24: 20xxミステリー 14:55:57.84 ID:R4/Ct2dx0
5日目。
母に、昨晩私のつむじに息を吹きかけたか確認したところ、
「ミッフィー(犬)にイタズラされたんじゃないのwww」
と一蹴されてしまいました。
部活で友達に、疲れてる時金縛りにあうよね?
的な質問をフランクにしたところ、
「金縛りって普通しないでしょw」
と言われ、そうだよねーw普通しないよねーwwという感じに話しを終わらせました。
やっぱり普通はしないのか、しかも連日なんて言ったら、只事じゃないのかもしれない。
と一人で密かに思っていました。

その夜。
幽霊っぽい何かが出る時は必ず金縛り中であることと、
幽霊っぽい何かは金縛りが始まって直ぐは出てこない、
恐怖心がマックスになったら必ず出る事を確信した私は、
「金縛りになったら金縛りから脱せばいいじゃないか」と考えました。
連日の金縛りでは全身は全く動かなかったのですが、
手の指先だけは力が込めれる事に気がついていました。
臨戦態勢で実験する為、
仰向けで眠りにつき、あの瞬間がやって来ました。
25: 20xxミステリー 14:58:24.27 ID:R4/Ct2dx0
ピキキと音がしそうなあの感じが全身に広がりました。
全身が金縛り状態になりました。
視界は天井のみです。
視線は一切動かさず、指先に集中します。
力一杯右手の人差し指に力を込めます。
指先はピクリとも動きません。手の筋肉はおろか、腕の筋肉さえ何の反応もありませんでした。
意識では精一杯力を込めているはずです。
首から下が別物の様な気分でした。
指先だけはなにか引っかかっている感じがして行ける!と思ったけど違ったんか、
と思い、足の指や膝、首など試してみました。
すると、首の筋がピクピク動いてる感じがします。
やった!来た!!これだ!と思った私は、今まで出したことがない様な力で勢いよく首を回してみました。

ピクピク、ピクピクと首の筋が痙攣し、頭部全体がプルプルと小刻みに震えました。
首が攣るほどの力がかかっているようでした。
グルンと回したいイメージをしているのに、
実際には微振動するだけの自分の頭部に、頑張れ!頑張れ!と心からの激励を念じます。
私の頭部はプルプル震えながら、ゆっくりと右側へ倒れました。
「やった!!!動いた!!」と声にしたかったのですが、口は動きませんでした。
金縛りは全く解けていませんでした。
むしろ首を倒したことで体力を消耗し、金縛りがいつもより強くなっている感じがしました。

さらに、私の視界は天井からドアに移っていました。
もう嫌な予感しかしませんでした。
しっかり閉めてきたはずのドアが少しだけ開いています。
ゆっくりとドアが開かれます。
向こう側は暗闇です。私の部屋のドアは勝手に開くようなドアではありませんでした。
金縛りが強まっているのか、目も閉じれなくなり、一生懸命に視界を床よりに逃がします。
直視する勇気などありません。
そして、視界に映るドアの向こう側に、白いくて縦長のヒラヒラした布を見たところで記憶が途切れました。
30: 20xxミステリー 15:37:29.80 ID:R4/Ct2dx0
6日目。
父に幽霊の存在の有無を質問すると、「今まで亡くなった人間が全部幽霊になってるならば、今頃ここは満員電車状態っていうことになる。
だいたい、幽霊って言って白い服着た女だったりするけど、原始人の幽霊だって居るはずなのに、何故誰も見た事がないんだ?」
というものでした。独特の論点でしたが当時の私には幽霊を否定するのに充分な考え方でした。

そんな裏付け論に勇気を貰い、6日目の夜の就寝に挑みました。
前日、首を動かせた事でかなり自信をつけていました。
金縛り中でも頑張ればどこか動かせる事実は、指先を動かし、手を動かし、いずれは腕を解放して幽霊を殴ることに繋がると考えていました。
睡眠を妨げる迷惑な幽霊に、本気で一発お見舞いしてやりたいと思っていました。
31: 20xxミステリー 15:38:47.17 ID:R4/Ct2dx0
視界に部屋の一部が入ると集中出来ないと思った私は、うつ伏せに近いような横向きの体勢で、眠りにつきました。
深夜、虚ろな意識の中、金縛りが始まった事を感じました。

視界をうっすら開けると、案の定掛け布団をかけた自分の体しか見えません。就寝前の自分gjと思いながら、右手の指先に集中します。
一点集中を意識し、右手の人差し指の第一関節に、全神経を集中させます。
動かないものの、やはり動きそうな引っかかりがありました。
この引っかかりを動かせれば、絶対動けると自分に言い聞かせ、兎に角力を込めまくります。
ベンチプレスの選手になったようなイメージで、心の中で、うおおおおと吠えまくりながら力を入れること2分ぐらい・・・。
ピクっと指先が動いた気がしました。
心の中で歓声が聞こえました。
「ぃよっしゃああああ!!ラストスパートォオオオ!!」
と心の中で叫ぶと、全身全霊の怪力を第一関節へ注ぎました。
もうすぐだ!もうすぐだ!と大興奮の心境の中、視界に変化が現れました。
32: 20xxミステリー 16:13:34.76 ID:R4/Ct2dx0
視界には薄い掛け布団のかかった腹部と太ももがあるだけでしたが、腹部に被さるように、上から白くて厚みのあるなにかが垂れ下がって来ました。
白い帯のような形でしたが、布では無さそうでした。
私は第一関節が動きそうな状態を保持しようと、心の中で叫ぶ事を辞めませんでした。
頭の中でだけ響く怒号の勢いに乗り、私の第一関節はついにクイっと動きました。
そのままの勢いで腕まで動く感覚になり、私は自分の腹部に垂れ下がる何かへ逆襲の鉄槌を叩き込もうとしました。
一瞬で腕、上半身、もう一方の腕、腰までが自由になり、体勢を反対方向へ捻る様にしてラリアットをかけようとしました。
「オラァッ!!」という声も出ました。
命中の一瞬前に、白い何かが薄っぺらく関節を退化させたような異質な手である事に気がつきました。

渾身のラリアットは空を掻きました。
私はベットから落ち、ドタン!!と大きな音を出して床に転がりました。

隣の部屋で寝ていた母が半ギレで引き戸を開け、「どしたん!?何!?(憤怒)」と恐ろしい気迫で心配してきました。

全てを説明する時では無いと判断し、謝って事無きを得ました。
再び寝室は静かになりました。私の中で幽霊と金縛りに勝ったという実感が溢れて、最高の気分で眠りにつくことができました。
33: 20xxミステリー 16:20:54.85 ID:R4/Ct2dx0
7日目。
昨日勝てたしもう楽勝だろと思い就寝しましたが、朝方、金縛りになりました。

しかし第一関節脱出法を使い難なく離脱出来ました。

この後はまた不定期に金縛りにあいます。
以上が金縛り7日連チャンでした。
34: 20xxミステリー 16:22:32.90 ID:R4/Ct2dx0
仕事に戻ります。
よかったら皆さんのお話もお聞かせ下さい。
35: 20xxミステリー 16:57:46.29
金縛りは実は殆どの場合目が開いてないっていうのは実験で分かってる
じゃあ何が見えてるかというと脳内空間、夢、だけど現実に近くなる傾向があるだけ 寝ているという意識から現実だと錯覚するから自分の部屋で寝てる視点になることが殆ど
41: 20xxミステリー 17:32:27.77 ID:R4/Ct2dx0
>>35
そうだったんですね。やっぱり何もかも錯覚というのが有力ですよね。
44: 20xxミステリー 17:35:24.12
>>41
金縛りにあったとき瞬きしなくても目が乾かないからやってみw
まぁ自分は開眼型も経験あるんだよね、なぜ開眼だと分かったというとスマホの前に顔があって金縛り中に見た通知や画面が完全に一致してたから 幻覚とかはそのときはなかった
47: 20xxミステリー 17:39:35.98 ID:R4/Ct2dx0
>>44
確かに瞬きしてたかはあまり覚えてないです。
開眼型って、凄い。
36: 20xxミステリー 17:00:35.41 ID:vudq+8Fu0
高校へ入った兄が夏休みに墓石屋でバイトすると言い出したんです
兄は繊細で優しくひ弱な所があるので家族は反対しましたが
近所に住む「先輩と一緒だから大丈夫、すごく日給がいいんだ」と張り切っていた
夏休み(バイト)が始まって3日ぐらいの朝、夏だというのに真っ青な顔で食卓テーブルに座っている兄
「どしたのお兄ちゃん?具合悪いの?」ゆっくりと振り向いた兄の生気のない顔に驚きながらたずねると
実は・・・昨夜バイトで疲れて眠っていた夜半に部屋のドアがバンと開き
「オレが誰だかわかるかぁぁぁ」と言いながら布団を捲り上げて足をズルズルと引きづられた
これは怖い夢だと思い意識がハッキリしてくると下半身が廊下に出て足には掴まれた感触が残っていたそうです
恐怖の余り同じ2階にある私の部屋をノックしたが起きてもくれなくて(鍵がかかってて開かない)
1階にある弟の部屋に行こうと思ったが恐怖で階段を降りる事も出来ず
同じく2階にある父の部屋に行き、でも疲れて眠ってる父を起こすわけにもいかずで眠れない一夜を過ごしたと
ブルブルと震えながら語る兄に私は大爆笑し「バッカじゃないの」「バカ本当なんだって!」
「へーw」「お願い今日一緒に寝て」「なんで?嫌だよ」
弟の部屋はスペースがなく母親は仏間でお婆ちゃんと一緒、父の部屋は大いびきで酒臭さが充満している、だからおまえしかいないんだと力説
「部屋のドア開けてくれてるだけでいいから」「嫌だ、鍵閉めないと眠れないもん」
「廊下に布団敷くからお願い!」「なんでよ、じゃあパパの部屋の前に敷きなよ」

 ーそして夜が来た
37: 20xxミステリー 17:06:15.98 ID:vudq+8Fu0
コンコン、コンコン「開けて、ドア開けて」小さな声が聞こえる
うるさいなと無視、コンコン、コンコン「開けて、お願い開けて」
もう~気持ち悪いな、しょうがなく鍵を開けてやると
煌々と電気が付いた廊下に父の部屋はドアが開けっぱなしで大いびきが響いてる(・・・なんでこれで怖いんだろう)
腕にしがみつくように入ってきた兄の手が異様に冷たい、異常事態だとその時に初めて気づく
が、私は部屋を真っ暗にして一人じゃないと気が散ってイライラするタイプだったので
「なんなのもう~、ドア薄く開けといてやるから廊下で寝なよ」
兄は私の気の強さに安心感を得る性格だったのでその後廊下の布団を移動してスヤスヤと寝た
寝たのを見計らって私は鍵をそっと締める「何でドアを開けといてくれないの!」翌朝憤慨してる兄をニヤニヤ見つめる私
次の夜はドアを閉められないように境に布団を敷き出したがトイレに行く父に踏まれ「こんな所に寝たら邪魔だ」と怒られる
その次の日、父の言いつけで自分の部屋に移動させられた兄は朝になると真っ青な顔をしていた
白髪を振り乱したお婆さんが兄の足をズルズルと引き摺りながら「オレが誰かわかったかぁぁぁぁぁぁ?」と聞いてきたそうな
もう自分の部屋に入れない・・・思いつめる兄のやつれた顔を見て「プッ」と吹き出し顔を見合わせて笑いあう私と父に軽蔑の眼差しを向けるのは母だ
母親はしきりにバイト辞めて、もう行くんじゃない、休んでと深刻な顔で説得している
「睡眠不足で事故にでもあったらどうするの?」母は涙目だ「オバケが憑いてきたのよ」
祈祷師やら神社やらに相談しよう、お札を貰ってこようとしきりに言う
「そんなどこの誰かわかんない物貰ってくるくらいなら私が作ってやるよ」と一笑に伏す私

母は兄を溺愛している
長男が突然死してから兄を母は溺愛していた

でも兄はその白髪の老婆は母だって言うんだ 妄想が幻覚が出だしたのかな?そういえば日に日にやつれていってる
38: 20xxミステリー 17:12:40.28 ID:vudq+8Fu0
「部屋を取り替えて欲しい」と兄が言い出す 兄の部屋は東南の角部屋でクローゼット付きの8畳で大きなバルコニーの付いてる
対角線上にある北西の四畳半で納戸すらない私の部屋とは大違いだ
「お兄ちゃんが全部荷物運んで模様替えしてくれるならいいよ」意地悪く私は答えた
その日部活から帰るとスッカリ模様替えが終わってた
私のベット(上がベットで下が机になってるやつ)は兄が使う、柵が付いてるから足を引っ張られる心配がないそうなw
広い部屋に移った私はシメシメとほくそ笑むキレイに掃除もされていて嬉しい
分厚いカーテンをキッチリ閉めてドアの鍵をかけ電気を消す、覗きに何度か合った事がある私は人間の方が怖い
豪快に窓を開けて亡くなったように寝る父の部屋から侵入者がいそうでそっちの方が怖い
(この布団、ファブリーズされた匂いがする)繊細な兄の心遣いに幸せな気持ちで私は眠りに入る
 ー何時間経ったろう
突然重苦しくなり体が動かない(そういえばお兄ちゃんが金縛りにあうって言ってた、これが金縛りか)
貼り付けられたように動かないな・・・嗚呼、声も出ない・・・深い睡眠中なのかな、まるで仮死状態みたいだ
目を開けて暗闇を見つめるが真っ暗過ぎて目が開いているのか閉じているのかよくわからない
ドアの辺りに白くボンヤリとカーテンの隙間から漏れるような光がある
窓は反対側で遮光カーテンがピッチリと閉められ外の光は入ってきてないのを確認する
こちらを伺ってるような気配を感じる
42: 20xxミステリー 17:34:24.14 ID:R4/Ct2dx0
>>38
読んでますー!
43: 20xxミステリー 17:34:52.85 ID:vudq+8Fu0
ハハーンおまえか、兄を苦しめてるのはおまえか、突然マグマのように怒りが沸きあがる
毎日毎日眠りを妨げやがってこっちだって迷惑なんだよ ぶっ消すぞ!! 邪魔すんな!どっかいけ!! 

キーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

どこから声になったのか、ならなかったのか、半鐘のようなキーンという音だけが響く
部屋で響いてるのか耳鳴りなのか・・・わからない
痰が絡んだ父親の大きな咳払いで静寂に戻る・・・ここは私の部屋だ
壁と押入れを隔てた隣の部屋で父が寝てる、聞こえてくるイビキにクスッと笑って私は寝返りを打ち又、深い眠りについた
翌朝心配そうな兄の視線「なんにもなかったよ、この弱虫め!」とからかって笑う私につられて苦笑した顔に生気が戻っている
「お兄ちゃん、怖くなったら強く握って、気を強く持ってね」手作りのお守りを渡した
下手くそで適当な手縫いでマジックで御守りと書いた 中は厚紙に兄と私の名前と健康無事と書いてあるだけの代物だ
「思った以上に下手くそだなw」と笑う兄

長男が亡くなった時に兄はずっと手を繋いでくれてた、お葬式の時のお兄ちゃんは立派だった
その時初めて兄は立派な人だと思った
子供だと思って口の悪い親戚たちの陰口も毅然としてる兄の横顔をずっと見て聞き流せた
気が狂う一歩手前みたいな母に代わって色々と面倒見てくれたね 弟を妊娠して母が正気に戻るまで
だから弟とは歳が離れている
お婆ちゃんが倒れた時も身重のお母さんに代わって2人でバスに乗って遠くの病院まで着替えを持って通ったよね
お医者さんの説明も、手術も、麻酔が覚めたお婆ちゃんに擦ったリンゴをあげたことも
長男を亡くした不安や心配や過剰干渉、ワガママで気が強く反抗的な私と違って我慢強く母の不安を受け止めてきた事も 
私の厚紙には乗り越えた日々の気持ちが込もってる だからもう大丈夫

「バイト代入ったらおごってね 回るお寿司がいい!」
兄は笑いながら作業着のベルトに御守りを縛り付けて、その夏バイトをやり通した
日焼けして逞しくなった手から1万円くれて部活で使うラケットとシューズも買ってくれた「回るお寿司が食べたいって言ったじゃん!」 30万円ぐらい貰ったそうだ
52: 20xxミステリー 19:38:48.20
金縛りは数百日以上(うち幽体離脱みたいなのは1回)は経験してるけど霊なんか見えなったな。慣れると『またかよ……』でウザッたくなるよな。
56: 20xxミステリー 08:23:11.92 ID:yVJFq/jk0
幽霊寮に半年

大学1年の時、女子オンリーの六畳一間アパートを借りて住む事に。
風呂トイレ共有ですが、家賃が5千円という破格に釣られて入ったものの、深夜にえらい頻度で金縛りにあいます。
建物は築30年は軽く超えており、木造アパートの部屋数は5部屋。全て二階にあり、一階には大家さんのお孫さんが住んでいました。

金縛りが夜2回起きるようになると、今までのように第一関節脱出法で離脱する事が難しくなって来ました。力が上手く入らない感覚になっていました。
57: 20xxミステリー 09:02:48.49 ID:yVJFq/jk0
大家さんは優しいおばあちゃんだったので、夜に上手く寝れない事をなんとなく相談してみました。
すると大家さんは、裏の廃屋から好きな家具持ってってええと言って下さいました。
部屋を変えれば気分も変わるだろうという事で。
お言葉に甘えて廃屋を探索しました。
大家さんの敷地には、大家さんの家とアパート、廃屋と言われる一軒家の計3つの建物が建っており、道路側から見ると廃屋はほぼ見えません。存在自体知らなかったので、冒険に出るようなワクワクした気持ちで廃屋に凸しました。

アパート同様、レトロな雰囲気のお家です。
玄関の鍵を開けて入ると、すぐに茶の間が見えました。奥に台所もあります。
寝室は屋根が抜けていて太陽の光が差し込み、幻想的な雰囲気がありました。
食卓机や椅子、小さい食器棚などを拝借し、部屋に置きました。
元々布団しかなかった私の部屋は狙ったかのようなレトロ統一の部屋に生まれ変わりました。

大家さんには鏡台なども勧められましたが、流石に鏡は不気味すぎてお断りしました。
58: 20xxミステリー 09:11:02.93 ID:yVJFq/jk0
それからは何事も無く、家具のある便利な毎日を過ごします。
ですがある日、押入れの壁に白い紙が貼ってある事に気付きます。
机と椅子をいちいち動かして布団を敷くことが面倒になった私は、ドラエもんのように押入れで寝れないかと思いました。
ライトで照らしながら押入れに入り、中を確認すると、押入れの天井にお札が貼ってありました。白くて長い紙に、達筆で凡人が書いてありました。
72: 20xxミステリー 12:54:37.07
>>58
凡人…
59: 20xxミステリー 09:21:47.35 ID:yVJFq/jk0
見てはいけないものを見てしまった気分でした。少し怖くなった私は、隣の部屋の先輩にお札の事を話しました。
先輩の部屋の押入れにも、貼ってあるか見て良いですかと問う、先輩は是非確認してくれと言う事なので早速確認へ。
いざ押入れの前でライトをつけると、先輩は
「あっ!!」と声を出しました。
私「どうしたんですか?」
先輩「押入れの中に何がいても、驚かないでね。あと大家さんには言わないで。」
私「?!」
押入れを開けると、ゲージに入ったウサギが草を食んでいました。

可愛いー!絶対言いませんよー!と一通りウサギを愛でた後、押入れを確認します。
お札を貼った形跡はあるものの、剥がれてしまったのか、見当たりませんでした。

他の部屋は空き部屋とちょっと話しづらい雰囲気の先輩の部屋だったので、お札探しはここで打ち切りました。
60: 20xxミステリー 09:33:23.32 ID:yVJFq/jk0
数日後、また金縛りが始まりました。
毎晩1回は金縛りにあい、多い時で3回起こりました。

ある夜、部屋のドアに視線が行く体勢で金縛りにあっていると、今までに無いほどの悪寒が襲って来ました。
やばい!出る!!幽霊出る!!
目を閉じようとしましたが何故か完全には閉じれず、薄っすら見えてしまいます。

白いワンピースを着た女性が、ドアを通り抜けて部屋に入って来ました。足は床を踏みしめる感じではなく、フワリと漂うように入って来たのが印象的でした。
女性の髪は長く、表情は見えませんでしたが、強い憎悪を込められながら見られている気がしました。
女は私をしばらく見下し続け、その後ドアの横にあるキッチンの壁をすり抜けて帰って行きました。
61: 20xxミステリー 09:41:29.40
白い布系と聞くとフンドシしか思い浮かばなくなってしまった
63: 20xxミステリー 09:43:30.09 ID:yVJFq/jk0
>>61
私も書いてて思いました。
62: 20xxミステリー 09:42:53.05 ID:yVJFq/jk0
女の霊が出て数日後、また同じような体勢で寝ていると、金縛りと強い悪寒がやって来ました。
あの女の幽霊、また来るんかなあと身構えていましたが、今度は鍵のかかっているはずのドアが開かれ、男が入って来ました。
男は赤茶けたトレーナーと黒いズボンで、灰色の靴下でした。顔はよく見えませんでした。
幽霊を見た驚きよりも、男子禁制の部屋に男が入ってきてドン引きという気持ちでした。
男は私の顔を見るとすぐに、キッチンの壁をすり抜けて出て行きました。
私は男が現実のものでないとわかってほっとしました。
64: 20xxミステリー 09:51:26.59 ID:yVJFq/jk0
男の幽霊が出た次の朝、部屋の鍵を確認すると、開いていました。就寝前にしっかり閉めた記憶があったので謎でした。

次の金縛りの夜では、女の霊か男の霊か予想をつけていました。女だったら胸の大きさを目視で測ってやるとか思っていました。
いざ金縛りが起きると、見えたのはキッチンの小窓がガラっと開く様子でした。

小窓から小さい頭と手が出てきたかと思うと、5、6歳ぐらいの男の子が無理やり部屋に入ってきました。
男の子はシンクに腰掛け、足をブラブラさせながら私を見下ろしています。

怖さは全くありませんでした。男はしばらくニコニコしてこちらを見た後、キッチンの壁へと吸い込まれていきました。
65: 20xxミステリー 09:52:25.01
先日おやじが亡くなりました
湯灌納棺の日に本家の当主が遅れてたのでとりあえず先に進めていた最中、玄関の扉が開く音に私と私のあねと私の嫁が気が付き
「来たみたいですよ」
なんて言いながら障子戸を開けると玄関も開いて無いしだれもいませんでした。
あれはなんだったのでしょうか
67: 20xxミステリー 11:19:23.96 ID:yVJFq/jk0
>>65
お葬式の不思議現象ってありますよね!
68: 20xxミステリー 11:34:05.94 ID:yVJFq/jk0
幽霊寮で3体の幽霊を見た後、借家を借りれたので引き払う事になりました。
大家のおばあちゃんに、荷作りしている際に笑い話として幽霊の話をしました。
幽霊なんて居ないんだけど、金縛りの最中の幻覚で見ちゃってさーwwというノリで。

おばあちゃんは3体の幽霊は親子だと言い、廃屋に大昔に住んで居たおばあちゃんの姑夫婦であると教えてくれました。
しかし、おばあちゃんは姑を嫌っており、夫を早くに亡くしたおばあちゃんは、夫の居ない家で姑にいびられながら生活していたそうです。なので姑夫婦が無くなった今も、廃屋の片付けや整理はせずにそのままにしているとか。
私が少しでも家具を持っていくことで助かっているとも言っていました。

借家に引っ越す際、廃屋から更に家具を持って行くと大変喜んでいました。鏡台も持たされましたが、それは何も知らない友人に黙って譲りました。

以上が幽霊寮に半年、という話です。
オチもなにもないですがこんな感じです。
75: 20xxミステリー 14:52:41.37 ID:yVJFq/jk0
霊感が家族に感染した話

夫の実家に行くとたまーに変なモノを見たりしていました。ソファから腕が出てたり、真顔のおっさんが窓に張り付いていたり、白い人影がウロウロしてたり。

ある夜、娘をリビングに寝かせ、大人はキッチンのテーブルで一杯やっている時、また変なモノが出ました。
娘が寝ている側に、白いTシャツの男が近づいていきます。娘の寝顔を見るとすぐ立ち去りました。
義母が「まーたお父さんが見に行ってる。起きちゃうからやめとくれよ!」
と言ったので、なんだオバケじゃなかったんだと思った反面、いや、あれはオバケだろと感覚が言っています。即座に席を立ち、シャツの男を追いました。
丁度、義父が階段を登って行く所でした。
義父は黒いシャツを着ています。
私「お父さん着替えた!?」
義父「え?着替えてないよ?」
私「えっ!?今、白いシャツ着てなかった?」
義父「え?今日はずっと黒いシャツのままだけど・・・。」
私は義母に「お父さん白いシャツ着てないって!!見ちゃった!!オバケ見ちゃった!!」
義母「うわああああああ」
夫「ぎゃああああああ」
義父「なに?なに?」

ということがありました。その後、家族全員で線香を焚いて仏壇のお凛を鳴らしまくりました。
76: 20xxミステリー 14:55:42.32 ID:yVJFq/jk0
普段、私がオバケ見た話を面白半分で聞いていた義母と夫でしたが、この時は本気で怖がっていました。
私はみんなでオバケを見ることが出来てとても嬉しかったです。

以上が私の心霊体験でした。
お読み頂きありがとうございます。
80: 20xxミステリー 22:43:07.71
怖くないけど、本物の霊能者を占い師に紹介してもらった。
私はうつ病を16年ほど患ってて、特に原因不明の身体症状にここ数年酷くて悩まされていた。(手の震えが止まらなくて箸が持てない、貧血の検査にはひっかからないが似たような症状、異常な骨の曲がり方等)
そのせいでバイトもやめたりした。

そして約一ヶ月前に霊能者に会ったんだけど、まず自分の体に何かが取り憑いていないか自分で調べる方法をおしえてもらったら、明らかにお腹がおかしい。
お腹に何か憑いてる。
そこで霊能者の方に何が憑いてるのか聞くと「蟲」と1言…。
取ってくださいとお願いして除霊?が始まったんだけど、お腹から口の方に向かって手を動かしててその手の動きと同時に腸は上に引っ張られてお腹が痛く、今度は胃を上に引っ張られる感覚ですごく痛くて胸〜口辺りはうまく呼吸も出来なかった
でも蟲が身体からとれた後は、触ってもいないのに歪んでいた背骨が真っ直ぐになり骨盤の歪みも治ってて本当にビックリした!
そして私についていた蟲は
かなり大きく、私のエネルギーの60%を毎日餌にして育っていたらしい。蟲にこれだけエネルギーを奪われていたのは私が歴代最高かもと言われたw

あれ以来手の震えや目眩、立ち眩みなどの症状は起きていない。

ちなみに一緒に行った母は頭に前世に恨みを持たれた女の霊がついてましたとさ。
82: 20xxミステリー 23:08:54.35 ID:yVJFq/jk0
>>80
健康を取り戻されたようで良かったです!




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