
無理矢理書かされたと思われる自筆の手紙が自宅に届く。
これについて。
以下は朝日新聞昭和48年11月16日付夕刊の10ページ
「人間蒸発」より引用。(一部要約してあります。)
前略
心配かけてすみません。悪い友達にさそわれて、人のお金をとりました。
中には四十万以上も入っていましたが、僕は少ししかもらっていません。
学校の方は、僕の気持ちがおさまるまで、病欠にしていてください。
すぐに帰っておわびいたします。
どうかさがさないで下さい。 H(少年の名)
H君(仮名)は当時十四歳、中学二年生だった。
成績は普通だが、まじめでおとなしく、級友の信頼は厚かった。
クラスの風紀委員もしていた。
手紙は「事件」の翌日の昼ごろ、父親あてに届いた。
警察の鑑定で、H君の筆跡であることが確認された。
前日から、行方不明になったH君の、最後の消息でもあった。
●帽子持った訪問者
それは、昭和四十四年二月二十三日、日曜日。佐世保市内で起こった。
その日、午後二時すぎ、H君は「ちょっと町へ行く」と、自宅から出た。
縁側にやりかけの工作の道具を広げたまま。制服、制帽姿だった。
H家とは見ず知らずのクリーニング店員Aさん(当時二十四)が、H君の
制帽をつかんで現れたのは、同夜六時半ごろ。H君の母親に驚くべきことを言った。
「午後三時半ごろ、場所は市内の道路。側溝に車輪を落としたバイクを、二人の
少年がひきあげようとしていた。手伝おうと、ジャンパーを脱ぎ、道路わきに置いた。
少年の一人が、いきなりジャンパーを奪って逃げ、中学生も続いた。
ジャンパーの内ポケットには、四十六万が入っている。遅れた中学生を追いかけ、
ズボンのポケットにはさみこんだ制帽を取ったが、二人とも取り逃がした。
制帽の名前をたよりに訪ねてきた。」
●H君は被害者か
制帽は、H君のものだった。
翌日の手紙も、何かが起こったことを裏付けた。
にもかかわらず、このひったくり事件は存在しなかった、と信じる捜査員
はいまも少なくない。
疑問1
Aさんの金の出所が不明。自宅の床下に埋めておいたというが、
家族も知らない。わずか四ヶ月前、二年間の少年刑務所を仮出所してクリ
ーニング店員で働く彼に、この金額は不似合い。
疑問2
白昼、街中の事件なのに目撃者がいない。日曜に銀行に行くのも不自然。
少年たちが、なぜ大金に気づいたのか。
現場検証の結果、バイクが側溝に落ち込んだ跡もなかった。
疑問3
手紙の「前略」、H君は使わない。
自分の名前を書き間違えたのもおかしい。強制的に書かされた疑いも。
警察は誘拐札人とにらんだ。事件の翌日にはおおがかりな山狩り。
次の日に、H君の公開捜査。Aさんを厳重に調べ、ウソ発見器にも
かけたが、「クロ」の決め手はなかった。
Aさんがなんらかの理由で仕組んだとして、事件後数時間の間に、
どこかで誘拐し、手紙を書かせ、H家に現れるのは、一人ではかなり
困難に思われた。
警察はこれまでに何回か洗い直しに着手したが、関係者の記憶は薄れていった。
制帽の人は明らかにあやしいし、
家族が事件の1年後に引越ししてるのも不思議
そのあとも家族に接触してたかろうとしたから、家族は引っ越したんやろ。
これくらい誰にでもわかるわ。
明らかにA一味が犯人なのだから、逃げずに復讐してやれや。
それがせめてもの息子への弔いやろ。
2人生まれた子どもはもう何歳になったのかな
庄山くんの歳を超えたかな
仁くん親は全部話を信じて簡単に金を払うって考えだったんだろな
Aは事件後すぐに転々と引越ししたみたいだから
進展も何もなくて親族も諦めてしまったんだろう
でかけたのかなぁ
心配かけてすみません。
悪い友達にさそわれて、人のお金をとりました。
中には四十万以上も入っていましたが、僕は少ししかもらっていません。
学校の方は、僕の気持ちがおさまるまで、病欠にしていてください。
すぐに帰っておわびいたします。
どうかさがさないで下さい。
仁
たぶんAの仲間だろ。
サイトによっちゃおっさんとか書かれてるけど未成年だよな?
当時20歳くらいだと思う
少年院から出所したばかりとか
Aの30分前に来た怪しい3人組は
家族に何を主張したのか?
重要な事だがなぜか情報なし
Aにしても3人組にしても直接
家族に会いに来る意味がわからん
相当あたま弱い連中か?
3人組は庄山宅がどこかと近所に訊いただけじゃないよか?
ああ、庄山さん宅に行ったわけでは
ないのね。
事件後間もなく、佐世保を去り、各地を転々として、奈良県内に身を寄せていた。
いまはダンプの運転手、二児の父である。
夜。「明日は早い」といったん取材をことわったが、起きてきた。
小柄、がっしりとした体つき。
慎重に考えながら、強い関西弁で早口に話す。が、かんじんな点は言わない。
「金の出所か。とくに言えん金、というわけじゃない。言うと不利になる、
ということは、ちょっとはあるがな。いつかは言わんならん、思うけどな。」
ではいま、言ってくれないか。
「わしは情にもろいからな。そういわれると、言いたくなるんや。
けど、警察のメンツがたたんものな」
ジャンパーの大金に少年たちが気づいたのも、不自然だが…
「そやな。外から見えんしな。そう言われれば不思議やな。」
「逃げた」H君の身長を聞いた。キッと詰まって、
「わしと同じか、ちょっと大きいくらい。」
H君は年の割に大きい168センチあった。小柄な彼とほとんど同じ、ということはない。
話のあいまいさは最後まで残った。
捜査はいま、振り出しに戻った。
AさんがH家を訪れるさい、道を聞いた近くの商店で、その三十分ほど前、
別の三人組がH家を訪ねた事もはっきりしてきた。
これは誰か。Aさんとの関係は…
H家は一年後、佐賀県藤津郡に引っ越した。少年は、この新居を知らない。
休日に家にいたのにわざわざ制服で行く理由はわからんが
なんにせよ時間的に展開が早すぎるので
いろいろ準備してたんだろな
いつもは嘘でも何でも拷問してでも強引に自白調書作らせる昭和時代の警察が
あっさり最重要容疑者を解放するとはな。
Aは仁くんに会ったことないんじゃ
ないかって気がする。
真面目でおとなしいなら特に
警察がなにも情報得れなさすぎて不思議
一応山探したりしてそれなりの捜査はしてるみたいだけど
間違いないのに 警察何してるの?って感じだなぁ
Aを取材した朝日の記事は昭和48年
くらいだった気がする
この事件ほど不可解なのはないね。
室蘭 パン屋の前で消える
松岡くん 四十秒で消える
赤城神社 行方不明の翌朝に本人が水汲んでた
岡山地底湖 被害者見捨てる
福島便槽 入るの無理
スイミング 犯人が車を戻す
佐久間さん けっこう長い距離歩いてた
不可解なのはいくらでもあるだろ
大概創作画像ぐらい出てくるがそういうのもない
どういう子かの情報もない
これと赤城神社は
情報少ない なんで?
赤城神社の方はなんで出さないんだ?
行方不明当時写真出てたし、その後TVのチカラで取り上げてた時も写真出てたよ
でももう失踪宣告受けたから探してはいないのかもね
オカクロあたりで取り上げてくれないかなぁ
そのあと引っ越ししてるし
だから我が子の顔を晒して捜索する意味はないと考えてても不思議ではない
男は確かホスト風の男で○日までに家に返しますと約束までしていた
が、少年はそのまま失踪
公開捜査してから発見されたが、全然別の場所で働いていた
確か福島かそのあたりの県に行ったはずなのに、九州方面で発見
何があったか不明のまま報道されなくなった
庄山くんもこれに似た感じで全国の建築現場に連れ回されて行ったんじゃないか?
まあふつうに未成年の反社会的組織とのつながりで行方不明は結構あるよね
田舎だけど自分の近所にも一人いる
そこの母親と接する感はふつうなんだけどな、ただし片親だった
中2の時に素行悪い人らとどっか消えたらしいわ
町中で何らかのトラブルに巻き込まれた
三人組は庄山くんの家に訪問したようだから、その時に何かあったはず
可哀想な展開になってるのはわかる
いや、その3人組は庄山家までは来てないと思う。近所で尋ねたらしいけどね
いや、普通にこれだと思うけどなあ
どっちみちAは仁くんの顔すら見た事ないのは確かだし
前後の文脈からして、商店で聞きまわっていたって意味だろうね
Aが盗られたと言った金額は
この金額を渡せたらすぐ戻れたのかもしれない
Aが被害者になれて、被害金として少年の家族から金を手に入れられる
ってのがこのAのむちゃくちゃな供述の利点だけど
それは、Aが一生家出するってことになるって設定が根本にあるだろうし
そのために最初から頃すしか選択肢にないと思うわ
Aが家に帰ったら全部破綻するからな
A側としてはすごい頭のいいこと思いついたって思ってるんだろうけど
ただの使いっぱしりなんだから
それでもいくらか金は渡されてるだろうが
たぶん何かを壊した怪我したで難癖つけられたんだろう
劣悪な環境に行かされはしただろうけど
昭和のチンピラが絡んでる人身売買で素行不良以外の人もやられてるし
例の男は存命か?
なぜかこの事件だけ異様に気になって
胸に引っかかって辛くて泣いてしまう
コメント