
- 1: 20xx/ミステリー master
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世界中には、理解し難い不思議な現象が数多くあり、中には数世紀に渡り語り継がれている身震いするような不気味で恐ろしい
呪いに纏わる話などがあるようだ。
例えば、所有者に不幸をもたらし続ける宝石、事故を起こし続ける車や船、身につけると悪いことばかりが起るアクセサリー ・・・
それら『縁起の悪いもの』に関わると、次々に災いがをもたらされてしまうというものが少なからずあるようなのだ。
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- では一体、何が原因で災いや不幸が起きてしまうのだろうか? それらは全くの偶然の結果に過ぎないのだろうか?
あるいは、それは所有者の単なる思い込みや概念などによって結果的に不幸や災いをもたらしてしまったものなのだろうか?
実は、ここに悪運にとり憑かれた車として筆頭にあげられ有名な話がある。
またそれはやがて世界中を巻き込む恐ろしい出来事へと発展した
『呪いの赤いベンツ』
20世紀初めオーストリア皇太子、フランツ・フェルディナント夫妻が、ボスニアの都市サラエボの町を公式訪問中 (サラエボの軍事演習視察)に乗っていた乗用車に纏わる話である。
1914年6月28日、皇太子夫妻は、同市内を通過中、青年ガヴリロ・プリンツィプによって狙撃され暗札された。
しかも、その日は皇太子夫婦の14回目の結婚記念日でもあったのだ。
このとき、皇太子妃のゾフィーは第五子を妊娠中 であったとも云われており、皇太子夫婦は悲劇的な最期を迎える事になってしまったのだ。
それがきっかけで歴史上最初の世界的規模の大戦争(第一次世界大戦)へと発展する事になったのである。
この4年半にも及ぶ長き第一次世界大戦によって、地球上にある文明国の半分が巻き込まれてしまい、 忌わしい残虐な札戮によって、およそ3000万人を超える人々が犠牲となり地球上に恐怖と憎悪と破壊の嵐が吹き荒れたのは周知の事実である。
(サラエボ事件 - Wikipedia 参照)
皇太子夫婦が暗札された後も、第一次世界大戦中にはこの車は引き続き使われた。
しかも不幸な事に理解不能な事故が絶えることはなかった。
まず、最初の所有者である将軍は、不名誉な敗北が原因で狂い亡くなり、次にこの車を受け継いだ大尉は、 9日後に事故で二人を轢き頃したあげく、木にぶつかり自分の首の骨を折って亡くなってしまった。
大戦後になって、ユーゴスラビアの長官がこの車を所有したが、数カ月以内に何度も交通事故を起こして片手を失ってしまった。
長官はこの車をある医師に売ったが、その医師も半年もたたぬ間に道路わきの溝に落ちるという事故で亡くなったのである。
次の所有者は宝石商だったが、どういう理由によるものか1年後に原因不明の4を遂げた。
7番目になる車の所有者は、ある有名なレーサーだったが、まもなく、レース中に車から投げ出されて不慮の4を遂げた。
次にこの車はセルビアの裕福な農場主に移ったが、ある日、走行中にエンコして、その修理中に突然エンジンが動き出し暴走するという考えられない事故を起こした。
結局、車はひっくり返りその下敷きになってその農場主は亡くなったのである。
最後の所有者は、自動車修理工場の経営者だったが、別の車を追い越そうとして接触事故を起こし、その経営者と同乗していた4人も亡くなったという。
こうして、この車は実に所有者そのすべてに恐ろしい程に不幸な最期をもたらしたのである。
やがてこの車は4神に取り憑かれ呪われた車として広く知れ渡り、今では誰も引き取り手がないまま、ウィーン軍事史博物館にひっそりと保管されているという。
これら言わば、『縁起の悪いもの』はどう解釈すればいいのだろうか?
俗に言う『呪いがかけられている』のが原因となるのだろうか?
それとも、単なる思い込みによる悪のストレスの結果が引き起こした偶然の事故なのだろうか?
こうした不幸な事故が繰り返される事で、人々は必然的に呪いのかかったものとして認識し恐れるようになっていったと考えられるのだ。
科学が飛躍的に発達した現代でも、未だ解明出来ない訳のわからぬ未知の領域が存在するのは事実だ。
一部の迷信は彼方に追いやられる一方、現実のすぐ裏側には、決して光があたる事の無い常闇の領域が広がっているように思える
しかも、そういった怪異的なものは何も車などの物だけに限らないのである。
時をさかのぼって見ると、その限られた領域内でも、かつて戦争や飢饉、疫病、天災など歴史の犠牲となった膨大な霊が浮遊していると考えられる。
当然、それらの中には、人間以外のものも数多く含まれている。
これらの霊は地縛霊と化して時空を越えて特定の場所にとり憑き負のエネルギーを構成していると考えられるのだ。
そうした場所は、都会の路地、公園、往来の激しい道路、家の前にある草むらから、持ち主の代わる賃貸住宅に至るまで、 実に様々な場所で、我々の日常生活空間に複雑に入り組み交錯していると思われる。
家やビルを建てる時には、地鎮祭という儀式が行われる。
それは恐らくは、その地に刻まれたおびただしい恨みを持って亡くなった地縛霊(怨霊)を浄めるための儀式であり、 そこに存在する負のエネルギーがこれから、建てられる物にとり憑かれる事のないようにと願って行われる古来からの知恵であると言えよう。
『縁起の悪いもの』と言われるものにも、必ず固有の因果応報があるはずだ。
あらゆる現象に因果関係があるとするならば、全くの偶然だけでは済まされないであろう。
こうした所有者に次々ともたらされる災いは、かつての陰惨な歴史に起因する負のサインと言ってもよく、 また、そうした負の前兆を見逃さないようにすることが何よりも重要であると感じるのだ。
日常と非日常は、我々の生活空間においてはその存在が目に見えなくとも、常に隣り合わせに存在しているのだから。
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以上のように締めくくりたい所ですがこの『呪いの赤いベンツ』の真相はここから始まります。
実際にはこのベンツ、ドイツ製ではなくオーストリア製の『offener Tourenwagen』で色も黒です。このoffener Tourenwagenはサラエボ事件の後にすぐ所有者のハラッハ伯爵が皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に献上し『1914から1944年まで』ウィーン軍事史博物館に展示されていました。
都市伝説ではこのベンツが次々と所有者に不幸をもたらすとされていましたが、車はこの博物館から動かされていません。第二次大戦末期に空爆により博物館と車の一部を修復するという事態もありましたが1957年からは現在の部屋に飾られて動かされていないのです。
なぜこの車が呪いのベンツとなり都市伝説となったのかは不明ですが白黒の写真から赤い色を連想したり、サラエボ事件で頃された皇太子夫妻の怨霊という事をイタズラに広めたかっただけかもしれません。『呪いの赤いベンツ』と噂された車は実際には似た車のオーナーの不幸を繋ぎ合わせていったという事が真相のようです。
皇太子夫妻は無念の最後を遂げましたが、人を呪うような悪の心は一切もっていない素敵なお二人だったのでしょう。
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