1: 20xx/ミステリー master-
管理人です。
いくつになってもお正月は気分がワクワクとして年末になると楽しい事を思い描いてしまいます。
ただ、この「正月」には別の意味を含まれている事を知っているでしょうか。
今回は、正月の真の主役について見ていきたいと思います。
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新年の始まりに家に訪れるもの。
その主役は「霊」になります。
正月は歳神様や4者の霊が訪れるのです。
大掃除をする事も家をキレイにして4者を迎えるという意味があります。そして、正月に家族全員が正装し歳棚に祈るという儀式を行います。
現代ではそういった風習もほとんど聞かなくなりましたが、正月はお盆と同じように4者を呼び慰霊するための行事でした。
それでは4者はどのようにして戻ってくるのか?
お盆には迎え火などが知られていますが、正月は門松がそれにあたります。
霊はこの門松を目標にして訪れるのです。そして、この世とあの世を区切る境界としては「しめ縄」が使われます。
この「しめ縄」がある事で霊はその家にとどまる事が出来るとされてきました。
本来の正月の意味は、4者の霊が家を訪れてその年の豊作を願うという4者への儀式なのです。
おせちは4者への供物として捧げられ、保存しやすいものが多い理由の一つに霊がゆっくりと過ごせるようにという意味もありました。
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それでは4者はどうやってあの世へ帰っていくのでしょう?
その答えが書初めにあります。
1月2日に書初めをし、左義長(さぎちょう)とい呼ばれる火祭りで燃やしその煙に霊は乗って帰っていくと言われています。
お盆でいう送り火になりますね。
こうして正月の儀式は終了となり、新しい年が始まるという儀式が行われていました。
昔から「盆と正月」なんて言われていますが、4者と向き合うという意味も含まれていたようです。
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