bandicam 2017-10-22 05-50-13-598


2: 2017/04/01 00:02
こんにちは管理人です。 みなさんは妖怪に出会ったことはありますか?

妖怪こそないにしろ普段の日常生活の中で、時折不気味な気配や闇に潜む怖さなど少しでも感じた方結構多いのではないでしょうか。

今回お届けする妖怪は深山へ住む怖いイメージが強い「山姥 やまうば」についてのお話を見ていきたいと思います。

それでは、不思議な世界をお楽しみ下さい。
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「山姥」とは、山の奥深くに住み通りかかる旅人などを待ち構え取って食らうという老婆の妖怪である。

まんが日本昔にも、「山姥」の話がある。

「山姥」のその姿は、眼光鋭く大きな体に、大きな大きな口で、髪の毛はざんバラ頭で振り乱し、逃げる人を追いかけて来るという強烈な 恐ろしさを感じるものがある。
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「山姥」は民話や昔話に多く(まんが日本昔含む)その代表的なものとして『三枚のお札』が挙げられている。

では、この昔話を見ていくとしよう。

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昔、ある寺に一人の小僧がいた。

小僧が山へ入るとき、和尚は「山には山姥という恐ろしい化け物がでるんじゃ。もしも山姥が出たらこの三枚のお札に助けてもらえ」 と、小僧にお札を渡し送り出した。

小僧が山へ栗を取りに行くと、夢中になってしまいそのうち辺りはすっかり日が暮れてしまった。

慌てた小僧が山を彷徨い歩いていると、そこへと、丁度良くポツリと灯りのついた家があった。

この家には、老婆が一人で住んでおり小僧を快く迎え入れ「泊まっていけ」とすすめ、小僧は泊めてもらう事にした。
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夜中にふと、目を覚ました小僧が暗い廊下を歩いて行くと、部屋の灯りの影から老婆がしきりに包丁を研いでいる姿が見えた。震えあがる小僧が なんとか逃げる隙をうかがおうとし、老婆に便所に行きたいと告げた。老婆は小僧が逃げないようにと、小僧の腰に縄を付け便所へと連れていく。
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小僧が早速、便所に入ると腰の紐を解いて柱に括り付け、和尚からもらっていたお札を一枚貼り付けた。そのお札に小僧が小声で「あの婆が呼んだら おらの代わりに答えてくんろ」小僧がそう言うと、そっと便所を抜け出し山へと逃げてゆく。

便所の外では山姥がしびれを切らし、「まだ、終わらんのか」と声を荒げる。
するとお札が「まだ、終わらん」と答える

またしばらくすると、「まだ、終わらんのか」お札が「まだ、終わらん」と答える。

とうとうしびれを切らした山姥が便所の扉を開け中を覗くと、小僧の姿が消えており腰ひもとお札ふだけが残されていた。
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騙されたと知った山姥は怒り狂いながら、小僧を追ってすごい勢いで追いかけていく。

小僧に近づく小僧が懐から二枚目のお札を出し「大水になれ」と叫ぶ。

すると、どこからかザァーーーーーーっと物凄い勢いで水が押し寄せ山姥をの飲み込むが、山姥も負けずと押し寄せてくる水をがぶがぶ飲みながら追いかけてくる。 次に、小僧が3枚目のお札を出し「火の海になれ」と叫び、追いかけて来る山姥をなんとか食い止めようと必史に抵抗しているが、山姥は飲み込んだ水で火炎を消し てしまう。

小僧は、逃げながらもようやく寺へと戻って来ることが出来たのだが、後ろからは山姥が恐ろしい形相追ってきている。

小僧は息を切らしながら和尚に「和尚さん、助けてくれ、山姥に追いかけられてる」と泣きついた。

「あれほど、注意しろとゆうたのに・・・まぁよい、お前は隠れておれ」と小僧を隠した。

和尚は、追いかけてきた山姥に 「お前ほど有名な妖怪はいないと聞く。どれ儂にお前の長けた妖術を見せておくれ。」と山姥を散々褒めちぎり、そうしてまんまと和尚の罠にかかった 山姥は米粒程の大きさに化け、和尚に「それっ」と餅に包まれ食べられてしまった。
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山姥は、こうした「人を襲う」とういう行為の他には、「子育てをする」という特性をもつものも語られているという。

「酒呑童子」の退治で知られる、源 頼光の臣下である坂田 金時は、昔話の「金太郎」のモデルといわれ、足柄山の山姥に産み育てられたとういう 伝説があるという。

人形浄瑠璃、近松門左衛門作の『嫗山姥』ではそうした金太郎の出生の謂が語られているという。 山姥の伝承が残る地域は、宮崎県(ヤマヒメ、という呼び名)、岡山県(こちらもヤマヒメ)、静岡県(ヤマババ)、長野県(ウバ)等多数の 呼び名や、伝説がありその伝承には個々に語られる話があるという。

『百怪図巻』の「山うは」の絵図や、『画図百鬼夜行』の「山姥」の他に  国立国会図書館蔵の作品では、山中で機織りをする姿の山姥が描かれている
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人を食らう姿が強く、恐ろしい悪鬼と子供を育てる母性の二面性を持つ山姥。

女性に本来備わる、「子の為に夜叉にも仏にもなる」という本能のそのものが妖怪の姿として反映した姿なのではないのだろうか。




次回はどんな妖怪の話をしようか。それでは、次回をお楽しみに。


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