- 20/03/15(日) ID:46C
- せっかくの機会なので見ていってちょうだい
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- 2: 20/03/15(日)01:32:49 ID:46C
- 結核
【症状】肺結核では発熱・咳・吐血・食欲不振など。他に体の各部に感染の可能性がある。
【致死率】およそ2%
【感染性】肺結核は人から人へ空気感染する。感染力が非常に強い。
【予防・治療】ワクチン(BCG、いわゆるハンコ注射)薬物療法・対症療法
【歴史】古代人ミイラの解析より、少なくとも数千年以上前から存在していたと考えられている。
日本では古くより不治の病とされており、高杉晋作・樋口一葉・沖田総司など数多くの偉人が結核によって命を落としている。
現代では医療の発達により致死率が減っているものの、年間約2000人程度が結核で死亡している。
なおあまり知られていないが、肺結核以外にも内臓・リンパ・皮膚など様々な場所に巣食うウイルスである。 - 5: 20/03/15(日)01:34:03 ID:SUz
- プリオン病もやってほしい
- 6: 20/03/15(日)01:34:29 ID:46C
- デング熱
【症状】8割以上程度は無症状。症状化すると発熱、頭痛、発疹など。稀に出血。
【致死率】1%未満
【感染性】主に蚊が媒介。人から人へは輸血・臓器の提供・妊娠等、つまり血液感染によって起こる。
【予防・治療】点滴・鎮痛剤などの対症療法。
【歴史】古くから中国や欧米で存在が囁かれていた。正式な報告は18世紀。
アジアに多く風土病とも呼ばれ、毎年数千万人が感染していると見積もられている。
熱帯に多い伝染病だが温暖化の影響もあってか近年では先進国での流行が増加している。 - 8: 20/03/15(日)01:35:55 ID:46C
- 麻疹(ましん、はしか)
【症状】発熱・結膜炎・発疹・咳・下痢など。発熱には一度下がった後に再び上昇する特殊性がある。
【致死率】1%未満
【感染性】人から人へ空気感染する。感染力は非常に強い。
【予防・治療】ワクチン。発病してからは対症療法のみ。
【歴史】遥か昔、紀元前から伝染病として認知されていたと思われる。
日本でも古来よりおなじみの伝染病であり、一度かかればもう罹患しないことも知られていた。
現代の日本では多くの乳児が予防接種を受けており、爆発的な流行は見られない。 - 10: 20/03/15(日)01:36:33 ID:UEW
- 数千年の死体からでも死因ってわかるんやな
- 11: 20/03/15(日)01:37:46 ID:46C
- 赤痢
【症状】発熱・嘔吐・腹痛・下痢・血便・など
【致死率】A型~D型がある。A型のみ致死率が1%を超えると思われる。
【感染性】主に経口感染。
【予防・治療】対症療法、抗菌薬
【歴史】1897年に志賀潔が菌を発見した。
1937年に起きた大牟田爆発赤痢事件は世界で最も大きな集団赤痢のひとつ。発生源等に疑問が多く、謎めいた集団感染と言われた。 - 12: 20/03/15(日)01:38:02 ID:60s
- 見てるぞ
- 14: 20/03/15(日)01:38:36 ID:46C
- 百日咳
【症状】痙攣性の特有の咳。咳による嘔吐・吐血・呼吸困難も。
【致死率】1%未満。ただし幼い子供の場合は1~2%である。
【感染性】人から人へ飛沫感染する。感染力は麻疹なみに強い。
【予防・治療】ワクチン・薬物療法・対症療法
【歴史】感染力こそ強いが、ワクチンが開発されていることや無症状の感染者も多いこともあり、流行がニュースになることは殆どない。
日本ではジフテリア及び破傷風の予防と合わせ混合ワクチンの接種が小児期になされる。 - 15: 20/03/15(日)01:39:02 ID:46C
- ジフテリア
【症状】偽膜と呼ばれる灰色物体が口腔の奥に巣食う。他に発熱・咳・嘔吐・咽頭部の膨張など。
【致死率】5~10%と言われる。
【感染性】飛沫感染。
【予防・治療】ワクチン・血清・抗生物質
【歴史】ジフテリア菌に対抗するために北里柴三郎が開発したのが血清療法という手法だった。
日本では百日咳及び破傷風の予防と合わせ混合ワクチンの接種が小児期になされる。 - 16: 20/03/15(日)01:39:39 ID:46C
- 破傷風
【症状】摂食嚥下障害・四肢硬直・全身痙攣・呼吸困難
【致死率】およそ50%
【感染性】人から人への感染は殆どない。傷口から菌が入り込むことが感染原因。
【予防・治療】ワクチン・薬物療法・対症療法・免疫療法
【歴史】古代よりその存在は知られていた。
1891年に北里柴三郎が純粋培養に世界で初めて成功している。
致死率が高いものの、幸い伝染性は弱いため爆発的流行になった例はない。
日本では百日咳及びジフテリアの予防と合わせ混合ワクチンの接種が小児期になされる。 - 18: 20/03/15(日)01:40:36 ID:46C
- ついでに用語を出しておく
【免疫療法】免疫力を操作することで病気に対抗すること。ワクチンやアレルゲン治療もこれに含まれる。
【対症療法】疾病の原因自体に対してではなく、症状を軽減するための治療を行い、自然治癒能力を高めて治癒を促進する療法のこと。
【ワクチン】生ワクチン(はしか、結核など)、不活性ワクチン(インフルエンザなど)、トキソイドに分かれる。
大雑把にまとめると病原菌を弱めたものもしくは病原性をなくしたものを接種して抵抗力をつける方法のこと。
【血清療法】ウイルスを他の動物に注射して抗体をつくらせ、抽出した血清を治療や予防に利用する方法のこと。免疫療法のひとつ。
【抗生物質】細菌等の微生物の成長を阻害する物質のこと。代表的なものにペニシリン。 - 19: 20/03/15(日)01:40:43 ID:0o3
- 麻疹は10年前だか流行したときあったよな
- 20: 20/03/15(日)01:40:51 ID:Njl
- 破傷風怖いねぇ
- 21: 20/03/15(日)01:41:14 ID:XuD
- 破傷風がヒトヒト感染した例ってあるんか?
- 23: 20/03/15(日)01:42:59 ID:46C
- >>21
傷口から入ればそういう感染経路もありうる
あんまり表に出ないだけでいくつか症例はあるとは思う - 22: 20/03/15(日)01:41:19 ID:46C
- 【空気感染(飛沫核感染)】咳やくしゃみから蒸発した粒子によって感染すること。
【飛沫感染】咳やくしゃみによる水分を含んだ飛沫を吸い込むことにより感染すること。水分のある分地面に落ちやすい。
【エアロゾル感染】飛沫感染とほぼ同じ。密閉空間で感染が起きやすい特徴がある。
【経口感染】菌に侵された水や食物を摂取することで感染すること。
【接触感染】物体に付着したウイルス等に触れることで結果的に感染がおこること。
【血液感染】輸血や臓器提供等の血液の交換により感染すること。 - 24: 20/03/15(日)01:43:27 ID:46C
- インフルエンザ
【症状】悪寒、高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、咽頭痛、鼻汁、鼻閉、咳、痰、腹痛、嘔吐、下痢
【致死率】1%未満
【感染性】人から人へ飛沫感染する。
【予防・治療】抗ウイルス薬、漢方、対症療法。
【歴史】古くから(恐らくは紀元前から)世界各地で毎年冬の乾燥する時期に流行していた。
1918年に流行ったもの(俗にスペインかぜと呼ばれる)は世界で1億人以上の死者を出したと言われる。
大戦中ということもあるが、スペインかぜは高齢者よりも若年層が多く死亡した珍しい例で、鳥インフルの変異型とされている。
2009年には新型インフルエンザが世界的に流行した。 - 25: 20/03/15(日)01:43:37 ID:NuX
- 狂犬病も伝染病の類いかの?
- 26: 20/03/15(日)01:44:24 ID:46C
- >>25
伝染病かと言われればそう
ただし感染力はとても低い部類 - 27: 20/03/15(日)01:44:43 ID:46C
- 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)
【症状】高熱、咳、嘔吐、全身倦怠感。合併症に肺炎が多い。
【致死率】現在のところおよそ3%といわれる。
【感染性】感染源は不明。人から人へは飛沫感染すると思われるが、空気感染の可能性も排除できない
【予防・治療】確定的なものはなし。現段階ではアルコール等による消毒が最も有効。
【現状】現在世界中で猛威を振るい尽くしている新しいウイルス。
予防法や治療法、感染様態が判明しないのが最も恐ろしい点である。
また以前罹患した患者か間を置かずに再発すること、イタリアでの致死率が異様に高いことなど不可解な点も多い。
春に終息しなければ世界の経済・産業・医療・スポーツ文化など幅広い面が息を吹き返せないほどの大打撃を受けるだろう。 - 28: 20/03/15(日)01:45:07 ID:60s
- 出たわね
- 29: 20/03/15(日)01:45:32 ID:46C
- 天然痘
【症状】高熱・頭痛・疱瘡・呼吸困難
【致死率】20~40%
【感染性】人から人へ飛沫感染すると思われる。
【予防・治療】ワクチン(種痘)
【歴史】紀元前から存在していたウイルスである。
また中世にアメリカ先住民が瓦解した最も大きな原因は、大陸から天然痘ウイルスが持ち込まれたためだと言われる。
近世にジェンナーが種痘を発案したことで予防法として確立されることになった。
種痘とは天然痘に類似した動物の天然痘を人間に罹患させ、軽症のまま天然痘への抵抗性を得る方法。
日本では緒方洪庵が種痘を普及し天然痘の予防に大きく貢献した。
1980年、WHOにより撲滅宣言がなされた。 - 31: 20/03/15(日)01:46:54 ID:46C
- 腸チフス
【症状】発熱・頭痛・下痢・鼻血・水便・血便など。
【致死率】1%未満。
【感染性】経口感染。
【予防・治療】ワクチン・抗菌薬。ワクチンは日本では承認されていない。
【歴史】日本では水道整備が未発達だった時代まで年間数万人が罹患していた。
今では主に発展途上国に多く見られる伝染病である。 - 32: 20/03/15(日)01:47:30 ID:46C
- エボラ出血熱
【症状】発熱、頭痛、腹痛、嘔吐、下痢、結膜炎、臓器不全。出血(鼻や口から)は一部に限られる。
【致死率】40~70%
【感染性】飛沫感染・経口感染。
【予防・治療】確実なものはなし。罹患経験のある人の血清は有効とされる。
【歴史】1976年にスーダンで発見される。名前の由来は最初の患者の故郷に流れていたエボラ川から。
近年では2014年にアフリカで流行しおよそ2.8万人が感染、1.1万人が死亡した。 - 38: 20/03/15(日)01:50:21 ID:4Xn
- >>32
致死率90%越えってきいてたけど
案外しなへんのやな - 42: 20/03/15(日)01:51:50 ID:XuD
- >>38
最初は90%くらいあったけどだんだん落ちてきて今はだいたい5割切るくらい
ウイルスが弱毒化してきたのか対処療法の質があがったのかはようわからんが - 33: 20/03/15(日)01:48:07 ID:46C
- コレラ
【症状】激しい下痢、嘔吐、脱水、低体温、血圧低下、痙攣
【致死率】質の良い治療がなされている場合は1%程度
【感染性】経口感染。
【予防・治療】ワクチン。抗生物質。何よりも重要なのは水分補給。
【歴史】紀元前から存在していた伝染病。
大流行は近代になってから起こっており、現在も発展途上国を中心に時々流行している。
コレラ菌を発見したのはドイツの医学者ロベルト・コッホ。 - 34: 20/03/15(日)01:48:52 ID:46C
- ペスト
【症状】高熱。リンパ節の腫れ(腺ペスト)、四肢の壊死(敗血性ペスト、別名を黒死病)
【致死率】はっきりしないが流行時は少なくとも30%以上
【感染性】動物からノミを介してヒトへ感染する。人から人へは飛沫感染すると思われる。
【予防・治療】対症療法。ワクチン等は存在しない。
【歴史】14世紀の大流行は感染病史の中でも絶対に省けないほど悲惨なものだった。
全世界で1億人程度が死亡し、特にヨーロッパでは人口が半減している。
産業の維持がままらなくなり、社会構造は変容し、各地で街の荒廃や宗教的迫害が起きた。
なお奇跡的に日本での発病者はなかったとされる。
現代ではこのような爆発的流行は起きていないが、年間数百人が死亡している。 - 40: 20/03/15(日)01:51:24 ID:kGa
- 初めてリアルタイムで遭遇できて感動してる
- 35: 20/03/15(日)01:49:20 ID:XuD
- スペイン風邪はよく似た型のインフルエンザが1800年代に流行してて高齢者は微妙に免疫を持ってて耐性があった説が有力らしいわね
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