世界のニュースまとめ（ザ・ミステリー体験）

1:
: 書き溜めはしてある。
8年前の、夏休みの時の話です。

ここからネットの反応

2:
: 小6の時、俺は夜更かしを覚えて夜中の2時くらいまでポケモンとかしてた。
その頃にプレイしてたFFとかのゲームの影響で、なんかセンチメンタルな思想にふけることが多くなり、小学生ながら「夜明けとか見てみたいな」って思い、翌日に早速決行することに。
3:
: あ、文才はないので勘弁してください
5:
: ほう
6:
: 夜更かし自己ベストが夜中の2時半くらいまでで、日が昇る4時とかまで起きれたことはなかったけど、ひたすらゴウカザルのレベル上げをすることにより時間を忘れなんとか3時半までは起きていられた。
自分の家は少し特殊で、自分の部屋から裏庭に出れて、さらにその裏庭にある低いフェンスを越えれば、ちょっとした森に入れる構造だった。
7:
: その森はそんなに深いわけでもなく、
近所の子供の遊び場みたいなもんで地元の子供ならみんな頭に地図が入ってた。
半分夢うつつになりながらも、音を立てないようにして裏庭へ出てじっと夜明けを待つことにした。
8:
: 辺りもまだ暗く、森からお化けが出てきそうでかなりビビってる俺。
ゲーム脳って怖いね、こんなビビってる状況で、小6の俺はある妄想をした。
その時俺は、昔兄貴がプレイしてたキングダムハーツ2のことを思い出していた。
9:
: そのゲームには、主人公が街中にあるレンガの塀にできた穴から森へ入ると
そこにはハートレスという化け物がいて、奥へ進むと古びた洋館があり、
そこに白髪の美少女がいるという展開があった。
10:
: 特に夜明け云々とは関係ないが、不思議な雰囲気にある今なら
何かが起きるかもしれない、と小学生特有の好奇心が起動し森へ入ってみる事にした。
12:
: ほう
13:
: フェンスを越えて森へ入った瞬間、湧き上がる恐怖。
今すぐにでも引き返したいところだが、後ろを向いた瞬間ハートレスに消される気がした。
内心半べそをかきながら、仕方がなく奥へ奥へと進んでいった。
もうこの時点で自分の中には、当初の夜明けを見るというセンチメンタルな目的は消え、好奇心に化けた恐怖心のみが残っていた。
14:
: さっき説明した通り、この森は余り深くない。
なので俺はとりあえず前へ進みまくり、森から出て恐怖心を消そうと思っていた。
子供の歩くスピードなら、2、3分で出られるくらいの広さのこの森。
ところが、いくら歩いても歩いても、出口が見えてこない。
15:
: 最初はパニックで気づかなかったが、少し落ち着きを取り戻して
冷静になりやっと、「なにかおかしい」と気付いた。
2、3分なんてもんじゃない程の時間、俺は歩いていた。
体感で、10分から15分くらい。
16:
: 徹夜明けで歩き続けさすがに疲れたので、太い木の根に座った。
一体何がどうなっているのか、もしかしたらこれは夢なのか？
頭を抱え、ただひたすら時が経つのを待った。
バカな事に、俺はそのまま、疲れて森で寝てしまった。
17:
: そして、目がさめると、恐ろしい事が起きていた。
自分はぐっすり、いつもと変わらない時間寝たはずなのに、
辺りは先ほど眠った時から全く日が昇っていなかった。
仮に、自分が30分ほどの浅い眠りについていたとしても、森へ入ったのは3時半。
そこから歩いた時間も含め、数十分はたっているはずなので、
少しは明るくなっていないとおかしいのだ。
18:
: もう一つ仮に、長時間眠っていたとしても、家から突然自分がいなくなれば
家族は探し出そうとするはずだし、すぐ裏の森は最初に探しに来るはずだ。
それも、本来は子供だけで遊びに来るような狭いこの森、
探し出せないとは到底思えなかった。
26:
: >>18
親は気付いてないんだと思うのが気がするが…
親が気が付いて探しているはずだって確信的なものがあったの？
27:
: >>26
自分は丸一日寝ちゃったんじゃないかと思ってた。
30:
: >>27
なるほどありがとう
19:
: 恐ろしくてたまらなくなり、ついに大声で泣きだす俺。訳が分からなさすぎてもうヤバかった。
すると、急に後ろから誰かに抱きしめられた。
21:
: ちなみに、ここから記憶が曖昧。推測も入ってるけど大体は当たってると思う。
22:
: 佳境だな
25:
: 心臓が止まりそうになるほどビビって、森に響くほどの大声が出た。
「静かにして」
か細く、低い少女の声だった。
「静かにしないと、いなくなっちゃうよ」
28:
: まぁ全部 >>1 の妄想なんですけどね
29:
: いなくなる？俺が？この少女が？
どちらにせよ、俺はさらに混乱し、また大声を出しそうになった。
その時、少女は俺の体を自分の方に向け、少女にしては大きく白い手で俺の口を塞いだ。
32:
: 少女の顔は、まさに「幸薄」という単語を顔で表したようなものだった。
髪型は黒のショートで、多分白いワンピースを着てた(泥で汚れてて元の色が分かりづらい)多分、中学一年生？くらいの身長だった(気がする)
正直、この少女の顔を俺ははっきりと覚えていない。それくらい、幸薄く、悪く言えば印象に残らない顔だった。
34:
: 「静かにしてって、聞こえなかったの。それとも言葉がわからない？もう学校はなくなったの？」
言葉がわからない？わかるよ。学校なんてあるにきまってんじゃん。と言いたかったが、残念ながら俺の口は塞がれてて、少女に返事をすることはできなかった。
35:
: 「ねぇ、―/.,@&-(聞き取れない)から来たの？あの家ではまだミーカーファクォが自衛(自営？)してるの？」
なに言ってる、もしかして、俺4ぬのかな？
少女の意味不明な言動は俺の不安を無視して続く。
36:
: 「ねぇ、なんで寝たの、ピニンは樹脂(重視？)なの？」
少女の俺の口を塞ぎ手の力はどんどん強くなっていく。
俺はたまらず、手で木をペチペチと叩いた。そうすると、ようやく少女は手を離した。
37:
: 「ねぇ、鼓膜破らないように話して、君はミーカーファクォの―&-@:・,(聞き取れない)なの？ねぇ、言葉、分かってよ…」
少女が泣き出した。
今思えば、泣きたいのはこっちだって状況だが、
おれはそんなことより「女子を泣かせてしまった」ということに焦って、
必４に少女を「大丈夫、分かんないけど、大丈夫」となだめた。
38:
: 「君、喋れるの、空気で喋るんじゃなくて、口で喋るの？ふぅん、そう…」
さっきまで泣いていたのが嘘かのように、彼女は急に淡々と語り始めた。
「ねぇ、帰りたいの？センターキーにねじこめばいいじゃん、口で喋れるんでしょ」
相変わらず何を言ってるのかは分からなかったが(ってか俺が思い出せない部分もある)、
話をわかったふりをして、「わかんない、君が僕を返して」と少女に言った。
39:
: わかったふりして分かんないって意味わかんないと思うけど、察してくれ
40:
: 知ったかぶりてきなサムシングやな
41:
: すると少女は急に目をカッと見開き、
謎の呪文？を唱え始めた。
だが、俺は急に家へテレポーティングされた訳でもなく、
また少女も火の玉を放つ訳でもなかった。
42:
: 俺が「？？？？」としていると、少女は俺のポケットを弄り始めた。
少女が俺のポケットから手を抜き出すと、彼女の右手人差し指には指輪が付いていた。
(サイズは少女の指にピッタリで、厚みは1cmくらい？」
よくみると、小さな目玉が5つ？ついていて、それぞれギョロギョロ動いていた。
43:
: そして少女は人差し指で口を突いてきた。
するとどういう訳か、声が出せなくなってしまった。というか、口を溶接で閉じられたといった感じ。
「ねぇ、空気で喋って、ジエイの巫女様(神様？)ならできるでしょ」
口が開いてるのに喋れるか！！と突っ込みたかったが、そのための口もなく、そのまま沈黙が続いた。
46:
: >>43
口が開いてる → 口が開かない
44:
: すると少女は耳を疑うようなことを言った。
「空気で喋れるのね、君、学校行ってたんだね。わかるよ。」
は？いやいや、自分は空気で喋ってなんかいないし、そもそもどうやるかも分からない。
45:
: 日は登ったんか？
47:
: >>45
このやり取りもあっというまだから、多分、登ってない、かな？？
49:
: 「ねぇ、帰りたいならさ、池作るから、入ってよ。帰れるから。」
急に俺を帰らせてくれる方向に話を持っていく少女。
少女は人差し指で地面を突き出した。それも凄い勢いで。
折れるんじゃないか、と思っていたが、それどころか地面の土の汚れも付いておらず、きれいな状態で少女の指は地面から出てきた。
少女が作った穴は、どんどん大きくなり、大人10人は泳ぎ回れそうな池が出来上がった。
50:
: 「じゃ、ばいばい」
少女がそういうと、自分の頭が勝手に池めがけて倒れていった。
51:
: 目がさめると、俺は自分のベッドの上にいた。
外は朝。デジタル時計の日付は昨日より1日進んでいた。
この時、昨夜からの記憶が抜けていて、かなりポカンとした感じで起きたのを覚えてる。
52:
: 昼になってポケモンを起動すると、なぜかレベルが上がりまくっているゴウカザル。
多分、半分寝ながらやったんだろうなぁ…と気にしていなかった。
俺は、完全に森での出来事を忘れてしまった。
53:
: そして8年後。俺は実家を出て東京で働いていた。
祖父が事故にあったと母から連絡があり、休みを取り実家に帰った。
まぁ祖父については本筋には関係ないので割愛する。
帰省した日の夜。久々に自分の部屋で寝た。
でもどうも寝付けなくて、3時くらいに起きてしまった。
54:
: 椅子に座り、ボーッと裏庭を眺めた。
森の手前にあるフェンスを見つめながら、「昔はよくここから出入りしたっけなぁ」と懐かしんでいた。
55:
: すると、頭の中でなにかが引っかかった。うまく説明できないけど、
昨日見た夢の内容を思い出せそうなむず痒い感覚に陥った。
どうしても気になるので、外に出てフェンスをまじまじと見ながら必４に思い出そうとした。
56:
: そして思い出した。子供の頃、自分が森で遭難しかけた時のことを。

とまぁ、カッコよく書いちゃったけど、実際には、少しづつ少しづつ思い出した。
57:
: 話はここで終わり。
夢のないことを言うと、俺自身は夢だと思ってる。けど、夢にしては生々しいし、面白いからここに物語調で書き留めた。
以上。質問あったらどうぞ。
58:
: 同じ森に行ってみようぜ
59:
: >>58
行ってみたけど、普通に出られたし、少女が作った池はなかった。
62:
: >>59
同じ時間に行って少し寝てみれば？
66:
: >>62
でも、少女が来なかったらって思うと怖くて入れなかったお…(´;ω;`)
すまん
60:
: またその子に会いたい？
61:
: >>60
うん、できるなら会いたい。
なんか、夢で出てきた人に恋しちゃって、どうしようもない感じw
63:
: まずじいちゃんに相談だ
68:
: >>63
じいちゃんなんか知ってたらwktkだな…。
64:
: 向こうも >>1 のこと覚えてたらwktkだな
70:
: >>64
自分では夢だと思いつつ、現実のような気がして怖いw
会いたいけど会いたくない…(´;ω;`)
65:
: 夜明け前の森のなかはかなり暗いのではと思うのだが
67:
: >>65
んー、森っつーか、なんていうか、うまい具合に外が見えない量の木の集まり、みたいな？
74:
: >>65
早起きしたキャンプ合宿みたいな感じで再生してくれ
77:
: 今ぐらいの時間に、森に入ったんだよなぁ…
怖い…
78:
: 季節はいつごろだったん
79:
: >>78
あ、描いてなかったか
夏休みの時期、とだけ
87:
: 本当に、生々しかったから、現実と錯覚するほどw
88:
: じゃ、森に入る時は気を付けて
おやすみなさい
駄スレにお付き合いいただきありがとうございました
89:
: じいちゃんに聞いてみてなんか知ってたら教えてな

乙
92:
: いちです。進展というか、分かったことがあったので報告します。
93:
: じいちゃんに聞いてみようぜって話がありましたが、
夢の話をしたらじいちゃんどころか、両親、おばあちゃんも「あー」みたいな反応でした
94:
: まず俺が小6の時の話ですけど、じいちゃんとばあちゃんがフェンスが揺れる音がしたので
泥棒かと思ってじいちゃんと親父が裏庭に出たってことがあったらしいです。
95:
: そしたら泥棒はいなく、一応裏庭と面してる俺の部屋に様子を見に行ったそう
96:
: そしたら、俺がいなかったので騒ぎになったらしく
近所中大捜索になりかけたそう
97:
: 十数分したら俺が普通にベッドで寝てるのが見つかった
「どこ行ってたの！！」と怒鳴る母に対し、俺は「トイレ」と答えたらしい
98:
: それで騒ぎは落ち着いたんだけど、爺ちゃんが「トイレ見たけどいなかったぞ」
と言い出し、俺が抜け出したんじゃないかとちょっと怒られた
99:
: もちろん、俺はこのことを覚えてない
100:
: まぁ戻ってきたからいいじゃないか、もうでちゃだめだぞってので話は終わった
101:
: 翌日、昨夜のことを全く覚えてない風の俺を見て
家族みんな「寝ぼけてたんだね」って思ったらしい
102:
: つまり何が言いたいのかっていうと、やっぱ俺は森に入ったらしいんだ
103:
: でも、家族はみんな「寝ぼけてたのと夢が混ざっちゃったんじゃない～」
ってもっともらしいことを言ってたけど、あの生々しさと状況の一致具合から、俺はそうは思えなくなった
104:
: さらにさらに、場所が同じかは分からないけど、昔森には池があったそう。
俺が生まれてくる年に、子供が落ちたら危ないってことで埋め立てられたらしい
105:
: 話は以上です。見てる人いなかったけど、まぁいいかww
106:
: 乙
面白かった
108:
: 聞いてくれたんかｗ
これからなんか面白いことが始まるといいな
おつ
107:
: ぜひとも解明して女の子ともう一度会ってほしい

Sourcehttp://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1434217993/

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