bandicam 2018-08-21 14-29-51-919

110: 2014/07/26(土)09:09:12 ID:QGIedaWw6
視える彼女

大学に入ってからできた俺の彼女は小さい頃、所謂見える人だった。

彼女曰く、「あの頃は小さい変な生き物とか、他の人には見えないチエちゃんってお友だちがいて、たまにとても怖いモノが見えることもあった」らしい。







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110: 2014/07/26(土)09:09:12 ID:QGIedaWw6
しかし、その力は、小学校に上がる頃には消えてしまっていた。

だから、長い間、小さい頃に見ていたモノ達は子供特有の想像力の産物だと思っていたそうだ。

だが、俺と付き合い初めの頃、力が消えていないことに気付いた。きっかけは俺の部屋に泊まりに来た時、俺の部屋のTVを消した瞬間、TVの黒い画面に映った俺の後ろに「長い髪の女」が見えたこと。

「長い髪の女」を確認した瞬間、何かいる、そう思い慌ててTV画面から目を放し、俺の方を確認したが何もいなかったらしい。だが、TV画面を確認すると、やはり何かいる。

久しく心霊的なモノを見ていなかった彼女は背筋を凍らせながらも、霊的なモノが見えると言い出したら俺に痛い子と思われると考え、何も言えなかったらしい。
111: 2014/07/26(土)09:11:21 ID:QGIedaWw6
しかし、時が経つにつれ「長い髪の女」の存在感は増していった。

最初はTV画面や鏡等に映り込んでいるのを視認できる程度だったのが、段々視界の端で視認できるようになり、最終的には俺の後ろにたっているのを直接視認できるようになってしまったようだ。

そうなると、彼女は俺に会うことが段々苦痛になり、俺も彼女の様子がおかしいことに気が付き、「浮気してるんじゃないか」と検討違いなことを疑うようになった。

俺達の関係は段々ギクシャクするようになっていった。

その頃から、今度は俺に異変が現れた。

彼女が登場する夢をよく見るようになった。しかも彼女が登場するのは悪夢のみ。

例えばゾンビに襲われる夢では、彼女を庇いながら逃げるうちに彼女が4ぬ。戦火の中彼女を探しつつ逃げ惑う夢では、彼女が俺の目の前で惨たらしく消されてしまう。
そんな夢ばかり見るせいで寝覚めが悪い。

しかも俺が夢を見るようになったのと同時期から彼女が段々やつれて見え、なんと言うか存在感が希薄になっていった。どう表現したら良いかは分からないが、生命力的な物を削られている感じだった。
112: 2014/07/26(土)09:13:18 ID:QGIedaWw6
俺も段々何かがおかしいと感じるようになってきていた。元来オカルト好きな俺は、何か霊的なモノの関与を疑うようになった。

そして、その疑いを確信に変える夢を見た。

その夢はいつの通りの悪夢だった。目の前で惨たらしく4ぬ彼女を助けることができない夢。

いつもならそこで目覚めるのだが、その夢は違った。惨たらしい彼女の4体を呆然と見つめていると、不意に白く細い腕が現れ、倒れ伏す彼女の長い髪を掴んだ。

驚いた俺は、視線をその腕の持ち主に移した。腕の主は長い髪の毛で顔の隠れた女だった。

女は彼女の髪を掴んだまま俺の方に近づいてくる。女に引きずられる彼女から流れ出る血液が、地面に尾を引いていた。女は俺の目の前に来ると、何かぶつぶつと呟き始めた。

最初は聞き取れない程小さな声だったが、やがて何を言っているのかはっきりと聞き取れるようになった。女の呟きの意味を理解した途端、俺の背筋は凍った。

「ねえ、この女と私どっちが良い?これはぐちゃぐちゃだよ?ぐちゃぐちゃだよ?駄目だよね、ぐちゃぐちゃじゃあ汚いよね。汚いのはいらないでしょ、いらないでしょ?私はきれいだよ、新しいよ、ほら、ほら、ねえ、ねえ!!」

女は段々と語気を荒げながら、こんなことを言い続けた。時折、もう動かない彼女の頭を蹴ったり、踏み潰したりした。

その度に「あー、また汚くなった。」と嬉しそうな声で呟いていた。
113: 2014/07/26(土)09:16:09 ID:QGIedaWw6
これだけでも相当恐ろしいが、俺がそれ以上に恐怖を感じたのは、女の声が彼女の声にそっくりだったことだ。彼女の声で、彼女を罵る女。

俺の精神はすぐに限界を迎え、無意識のうちに「もうやめてくれ」と呟いていた。

おれの呟きを聞いた女の雰囲気は、がらりと変わった。女は彼女の髪を掴んだままの腕をぐいっと引き上げ、何度も踏みつけられたせいで最早原型を留めていない彼女の顔を俺に見せつけた。俺は身動ぎもできず、ただ彼女の顔を見つめるしかなかった。

暫くそのまま膠着状態だったが、やがて女が口を開いた。
「この女、汚い。私なら」

そう言いながら、女は髪を掻き上げ、今まで隠れていたその顔を見せた。今度こそ俺の精神は限界を迎え、絶叫した。

女の顔は、彼女そっくりだった。彼女の顔をした女は、絶叫する俺の頬を手のひらで包み、何か言おうと口を開いた。
そこでスマホの着信音が鳴り、目が覚めた。俺はびっしょりと汗をかいていた。

スマホの画面を見ると、発信者は彼女だった。

先程の夢のこともあり躊躇したが、電話に出た。彼女は俺が電話に出ると、
「長い髪の女について話したいことがある。今すぐ部屋を出て。アパートの前に、その女について説明できる人と待ってるから。」
と言い、すぐに電話を切った。
114: 2014/07/26(土)09:18:20 ID:QGIedaWw6
俺はすぐに外に出て彼女と合流した。その時の彼女は昨日までと違い、やつれてもいないし、しっかりと存在感があった。その事を不思議に思いながらも彼女に腕を引っ張られ、アパートの前に停まっている車に乗った。

車には彼女に少しだけ似た女性が待っていた。彼女は、女性は自分の叔母で霊的な
モノが見える人であること、彼女も今まで無くなっていた能力が戻ってきたのか
「髪の長い女」が俺の側にいるのが見えることを、俺に説明した。

ここからは殆ど彼女の叔母さんの話のまとめになる。

・彼女の「見える力」は小さい頃に無くなった訳ではない。

小さい頃に見えていたモノのいくつかが彼女の守護霊的存在になったお陰で、その守護霊的なモノより弱い力の霊は近寄れなくなった。
そのため彼女の近くに霊的存在が殆どいなくなり、結果的に彼女は霊的なモノを見る機会をなくしていた。
「長い髪の女」が見えたのは、彼女に「長い髪の女」が敵意を抱いていたから。

これについては次の項目で詳しく書く。

・今回の「髪の長い女」は元々俺がどこかで拾ってきた弱い霊。だが俺と彼女が付き合い初めたことで、霊が彼女の守護霊的なモノに追い払われそうになった。

そのため彼女に敵意を抱き、悪霊化。俺に影響を与えること(悪夢、彼女がやつれて見える幻覚)で、彼女を追い払おうとしていた。

・彼女が叔母さんに相談したきっかけは、一度彼女の夢に「髪の長い女」がやって来たから。ただし、その時は幼い頃 彼女の見えないお友達であったチエちゃんが追っ払った。

チエちゃんは元々山にいた神様的なモノ。開発で居場所を無くし消えそうだったが、よく山に遊びに来ていた彼女に付いていくことでその存在を保った。

現在は彼女の守護霊的なモノの中でも強い部類の存在になっている。

・悪夢に登場した「髪の長い女」が彼女の姿だった理由は、俺の側に半永久的に存在しようと画策した結果らしい。夢で消された彼女を俺が拒否(汚いからいらないでしょ?の質問に肯定的な反応を示した場合)し、生きている彼女の姿をした女を受け入れていたら、後戻りできないレベルで俺は女と融合することになっていたらしい。
115: 2014/07/26(土)09:22:08 ID:QGIedaWw6
ちなみに彼女からの電話がなければ、俺は完全に「髪の長い女」に取り込まれ最悪二度と目覚めなかったかもしれないと言われた。

また、彼女と付き合っている限りあの女は俺に近づけないが、彼女との繋がりが切れたらどうなるかわからないとも。

今回の話はここまでだ。

彼女とはもう3年の付き合いになるが、今回のこと以外にも洒落にならない体験はいくつかあり、何度か彼女の叔母さんのお世話にもなっている。

他のエピソードについても、また試験勉強の合間に書きに来させてもらおうと思う。
123: 2014/07/28(月)07:29:33 ID:SvpfGPOmy
土曜日辺りに霊的なモノが見える彼女について書き込んだ者です。試験勉強が一段落したので、休憩がてら他のエピソードを書きます。ただしかなり長い。

俺と彼女が付き合って半年位経った頃、俺の住むアパート周辺に野良猫が集まり始めた。

誰かが餌をやるようになった訳でもない。本当に突然、ある日気づいたら野良猫の溜まり場になっていたのだ。
別に俺は猫好きだしアパートの入り口で猫が日向ぼっこしていようが、ベランダを猫が歩いていようが一向に構わない。だが、隣人はそうはいかなかったようだ。
124: 2014/07/28(月)07:30:07 ID:SvpfGPOmy
隣人は大層猫が嫌いな女性である。どれくらい嫌いかというと生きている猫だけでなく、置物の猫や猫のキャラクターも視界に入れたくない・触りたくないという徹底ぶり。

それまで、隣人とは帰宅の時間帯が被るのでよく立ち話をしていたし、彼女とも顔見知りの仲だった。

しかし、野良猫が集まり出すと隣人は神経質になり、廊下で出会ってもどこかイライラした風で話しかけられる雰囲気でもない。自然と隣人とは疎遠になり、猫が嫌で部屋に籠っているのか、段々姿を見ることも無くなっていった。
125: 2014/07/28(月)07:30:47 ID:SvpfGPOmy
アパートが野良猫の溜まり場になってしばらく経った頃、俺の部屋に彼女が遊びに来た。片手にはなにやら丁寧に包装されたお菓子を持っている。

お土産かな、と思い尋ねてみると、首を横に振って彼女は答えた。

「さっき隣人さんに貰った。会うの久しぶりだったから少し話したかったけど忙しくて駄目だって。『最近イライラしててろくに挨拶もできなかったから、そのお詫びをかねて二人でどうぞ』って伝言を頼まれた。」

とどこか心配そうな表情で言った。

俺は何かの間違いだろうと思った。昨日まで大嫌いな猫に悩まされ大層不機嫌だった隣人が、今日はご機嫌。何だか不安な気分になった。
難しい表情をしていたのだろう。彼女は心配そうな表情で俺を見つめていたがやがて言いづらそうに、あとね、と話を続けた。

「この前俺くんが言ってた、アパートが野良猫の溜まり場になってるって話だけど。私が来る時、野良猫なんて一匹もいなかった。

その代わり、隣人さんが真っ黒な猫を一匹抱えてた。隣人さん、猫嫌いだったよね?腕とか顔、真っ赤に腫れてた。アレルギーなのかもしれない。
しかも腫れている箇所を爪で掻くから、所々血が出てた。それなのに、笑顔で猫を撫でているの。」
126: 2014/07/28(月)07:31:30 ID:SvpfGPOmy
どこか怯えた表情の彼女。俺の不安が的中した。だが大きな疑問が残る。何故、隣人は嫌いな猫を、アレルギー反応を起こしながらも抱えていたのか。
これに関しては彼女がある仮説をたてていた。

「そもそも、野良猫が集合してきた原因は人為的なものだと思う。
もしかしたら、隣人さんへの嫌がらせかもね。だって猫嫌いな隣人さんがいるこのアパートに、ピンポイントで猫が集まったのは、偶然というにはちょっと変だと思う。アパートの人は餌付けしていないみたいだし。

猫がいなくなったのは、隣人さんが追い払ったからじゃないかな。どうやったのかは分からないけど、あまり友好的な手段は使っていないと思う。隣人さんが抱えてた猫、霊ではなかったけど何だか怖かったから。」

その言葉を聞いて俺はゾッとした。追い払われた猫が怒り隣人さんに付きまとう。

しかもその猫は隣人さんへの悪意を以て放たれた。
そんなことを想像して、寒気が走ったのだ。
127: 2014/07/28(月)07:32:13 ID:SvpfGPOmy
俺の考えを何となく読み取った彼女が、何とも言えない顔をしてベランダの方に目を向けたその時だった。
突然、あちこちから一斉に鳴く猫の声が聞こえてきた。

あまりのことに俺はパニックになりかけたが、どうにか正気を保ち鳴き声の出所を探る。どうやら鳴き声は俺の部屋のすぐ側から聞こえてくるようだ。ベランダの方からも、玄関の方からも。

すると突然、部屋の壁がドンッと鳴り、隣の部屋から激しい物音とくぐもった声が聞こえてきた。

どうしようもなく怖くて、すがるように彼女を見ると、青ざめた表情で固まっていた。しかし、俺と目が合うとすぐさま我に返り叫んだ。

「俺くん、隣人さんの様子を見てきて!ドアを叩いて無事か確かめて!ただし隣人さんの部屋のドアは開けちゃ駄目、呼び掛けるだけ!」

言われるがままに玄関から廊下に出る。そこで俺はやっと彼女の言葉の意図する所に気付いた。
隣の部屋のドアの前は、野良猫たちで埋め尽くされていたのだ。

俺の他にも異変に気づき、廊下に出ていた住人がいたが、猫たちはそれには目もくれず鳴き続けた。
128: 2014/07/28(月)07:32:57 ID:SvpfGPOmy
俺は彼女の言葉通り猫をかき分け、ドアを叩き隣人に呼び掛けた。
だが返事はない。部屋からは相変わらず激しい物音が聞こえてくる。

何度か呼び掛けていると、部屋の奥の方で何か大きな音がすると同時に、ベランダの方から聞こえる鳴き声が止んだ。
すると廊下側で鳴いていた猫たちも一斉に鳴き止み、各々好き勝手に散らばってどこかに去っていった。

部屋からしていた物音はせず、代わりにドアの内側から彼女の声が聞こえてきた。

「俺くん、廊下側の猫はもういない?大丈夫だったらドアを開けて。救急車を呼ばなきゃ」

俺がドアを開けると、想像してたより部屋は滅茶苦茶になってなかった。壁に猫の引っ掻き傷があったり、彼女が部屋に入るときに外した、ベランダの網戸が転がっているくらい。

(後で聞いた話だと、彼女はまず洗面器に入れた水をぶっかけて猫を追い払った。その後隣室のベランダから網戸をはずし隣人の元へ行こうとしたが、うまい具合に網戸が外れなかったため、思いっきり蹴飛ばした。
部屋の奥から聞こえた大きな音の正体はその時の音だったらしい。)
129: 2014/07/28(月)07:33:35 ID:SvpfGPOmy
ただ、隣人はずたぼろだった。顔や腕など、服から出ている箇所は真っ赤に腫れ上がり、自分で引っ掻いてできた傷と猫が引っ掻いたであろう傷からは血が滲み出ていた。

部屋の端には黒い猫がいたが、部屋が騒がしくなり始めると、俺と彼女を一瞥してベランダの方から出て行った。
やがて隣人の状態を見た他の住人が呼んだ救急車に乗せられ、隣人は運ばれていった。

その後のことはよく知らない。大家に事情を聴かれてありのままを話したが、それきり何の知らせもない。
ただ、あの時していた激しい物音は、隣人が黒い猫に襲われ暴れた際に発生したものであることと、野良猫がいなくなった原因はアパートの周囲にいつの間にか撒かれていたホウ酸団子であることは、大家が教えてくれた。
130: 2014/07/28(月)07:34:24 ID:SvpfGPOmy
結局、隣人はどうなったのか知らないが、事件から1週間後には隣人の両親が荷物を引き取りに、俺を含む住人数人に菓子折を持ってお詫びに来た。

隣人が去ったのと同時期に、隣人の真下の部屋に住む女性が引っ越していったが因果関係は分からない。

ただその女性は非常に神経質で、隣人とドアの開閉音や足音について揉めていたらしい。事件からかなり経つが、隣の部屋は現在も空き部屋である。

後日談として、隣人を襲った黒い猫は彼女の実家に居着いた。

最初は彼女も警戒し追い払おうとしていたが、黒い猫は彼女に懐いてしまったため、現在では家猫として飼われている。
141: 2014/09/10(水)05:33:31 ID:cTDDGLnjK
狐の置物

フェイク有

昔から何故か変な相談をよく受けた。

その日も、友達のお母さんから、最近知り合いの子供がちょっとおかしいという相談を受けた。相談というか、愚痴というか。世間話みたいなもんだろうか。

その子供が、何もない壁に向かってずっと話しかけているとか、行ったこともない場所の話をするとか、そういった類の話だった。
子供らしい、見えないお友達がいるんだろうと、笑い話として話していたが、表情は優れなかった。

妙に気になって、詳しく聞いてみると、不自然に話を終わらせようとしてくる。が、どうやらお母さんも気になることがあるらしく、ポツリポツリと、断片的ではあるが、話してくれた。

最初は子供のよくある妄想と思っていたが、あまりにも子供の変化が急激過ぎて戸惑っている。

幼稚園から帰ると、庭の隅にうずくまって延々と壁に話しかけている。
それに、その友人夫婦の仲もなにやらギクシャクしている様子。
とのこと。

目を閉じて、イメージしてみる。
142: 2014/09/10(水)05:45:39 ID:cTDDGLnjK
真っ暗な中、ふわふわと揺れる白い光のイメージ。
それはだんだん近付いてきて、やがて意味のありそうな形へと変化する。
最初は犬に見えたが、どうやら違う。

「狐?」

そう呟いた瞬間に、イメージの白狐は歯をむきだして眼前に迫ってきた。
驚いて目を開ける。

友母「狐?」

私「はい。多分、ですけど。でも生きてる狐じゃないような。パッと浮かんだイメージですが、神社の隅の祠に置いてあるような、陶器の白い狐みたいな…」

友母の顔色が変わったのが見えた。

友母「その子供が宝物って言って見せてくれたことがあるの、狐の置物…」

私「多分、それが原因です」

友母「それを捨てれば、良くなるの?」

私「男の子と、その狐のイメージが、かなり重なって見えました。捨てたら逆に危ないかも」

友母「わかった。今度そのことも話してみるね」

その日の話はそれくらいで終わりました。
143: 2014/09/10(水)06:00:41 ID:cTDDGLnjK
後日

友母「あの狐の置物の話。聞けたよ」

友母の話によると、子供が宝物にしている狐の置物は、庭の隅に埋まっていたものを、子供が見つけたものらしい。

友母から置物の話を聞いた母親は、流石に気味が悪くなり、子供が幼稚園に行っている間に狐の置物を隠したそうだ。捨てるのは縁起が悪いと感じたのかもしれない。
だが、気が付くと子供は何故か狐の置物を見つけていて、大事に持ち歩いているという。

絶対に子供の手に届かない場所に隠しても、絶対に見つけて持ち歩いているというのだ。子供の話だと、狐の置物が呼んでくれるから、何処に隠してあってもわかると言っていた。

友母「どうにかならない?」

私「………」

正直、私の手には余ると感じていた。
目を閉じてイメージしても、もうなんのイメージも湧かない。完全に拒絶されている。拒絶されている今が潮時だと感じていた。これが敵意に変わったら、対処のしようがない。

私「はっきり言うと、縁を切るくらいしないと、危ないと思います。少なくとも、距離は置くべきです」

友母「でも…」

気持ちもわかる。こんなオカルトじみた話を真に受けて、リアルの友人関係を破綻させるのも、逆に頭のおかしい人と思われても仕方ない。

この結末を知るのは、数年経ってからとなる。
144: 2014/09/10(水)06:15:02 ID:cTDDGLnjK
数年後

友母「あの狐の置物の話、覚えてる?」

私「はい。覚えてますよ」

友母「あれからね、本当に怖い話になっちゃって、私も最近聞いたんだけどね…」


子供は相変わらず壁に向かって話しているし、庭から出ることすら嫌がり、引きこもりのようになっていた。
小学校に上がる年だというのにこのままでは、と、不安も募る。

夫婦仲もほとんど冷め切っていた。
そんなある日、子供が両親にお願いがあると言ってきた。
そのお願いとは、子供がいつも佇んでいた庭の片隅を掘るということ。

夫婦は子供と一緒にその場所を掘った。
そこには、石で出来た、小さな社が埋まっていた。
夫婦が建築業者や、以前の土地の所有者に話を聞いて見ても、何にもわからなかった。

だが、社は出てきた。一緒に一つの狐の置物も掘り出したという。
夫婦は一番驚いたのは、その掘り出された狐の置物、子供が大事に持っていた狐の置物と、どうやら対になるものだということだった。

形も、大きさも同じ。
そして、左右対称。

夫婦は出てきた社を庭の隅に設置し、近所の神社にお願いして、お祓いのようなこともしてもらったという。

子供はいつも大事に持っていた狐の置物をその社に置いて、壁に向かって話しかけることも止み、今は普通に小学校に通っているという。
145: 2014/09/10(水)06:23:42 ID:cTDDGLnjK
友母「これが、その子の写真」

私「あれ?女の子だったんですか?」

友母「そうよ。言ってなかったっけ?」

携帯画面の中で笑う、黄色い帽子の、赤いランドセルを被った女の子を、私はジッと見つめた。嬉しそうに笑う女の子は、狐のようにニッコリと目を細めて笑っている。

狐のイメージと重なって見えたあの男の子は、いったい何だったのだろうか。

ひょっとして、女の子が壁に向かって話しかけていたのは、狐ではなかった?
私の中では、狐のイメージも、男の子のイメージも全く消えていない。

社を祀って、それで本当に解決したのだろうか?

いくつも疑問は浮かんだが、私は何も言わなかった。
目を閉じてイメージしてみる。男の子の顔が、グニャリと歪んで狐のように笑った。


終わり
159: 2014/10/30(木)01:16:54 ID:boVh0ZLZu

俺の中で洒落にならないほど怖かった話

今から3年前
大学生の頃一人暮らししてた
結構田舎で二階のアパートに住んでた

ある日の深夜にふと目が覚めた
本当に急に目が覚めて、なんも考えずドアに向かった
ドア見たら鍵が開いてたんだよね
なので「あ、閉めないと・・・」と思って鍵を閉めた
でまた寝ようと思って寝室に戻ろうとしたら

ドアノブがガチャガチャガチャガチャ!ってすごい勢いで鳴ったんだよね
誰かが勢いよくドアを開けようとしてる感じで

もうマジでビビって急いでベッドに潜ってガクブル震えてた

朝になってドア向かって覗き穴確認したけど誰もいなかった

幽霊なのか人間なのかわからないけど、
あれはマジで怖かった・・・
162: 2014/11/09(日)18:54:56 ID:jf8MEDptx
>>159
一人暮しの時の心霊体験って洒落にならないくらい怖いよね…ドアを開けたままだとどうなってたんだろゾクッとした
187: 2015/02/26(木)16:02:03 ID:9HG
つい先日の話なんだけど、とある田舎町を
車で走らせていたら
喉が滅茶苦茶渇いてコンビニを探し回っても田舎道。

あるわけがない。

諦めかけたその時に、駄菓子屋が見えてきた。
こんな田舎町で周りに何もないけど儲かるのかなーと思って
入ってみたら子供が2,3人お菓子を選んでいる。

俺の顔を見るなり「お兄ちゃん良いなー」と次々と口を揃えて言う。
何の事だろと思い、飲み物を手にして会計へ。

おばちゃんだったんだけどそのおばちゃんが俺を見るなり
「あんた、どうやってここまで来た?
 ここはまだ来ちゃいけない。それにここの食べ物を口にしたら
 戻れなくなるから日が暮れる前にすぐに引き返しなさい」
と言って売ってくれなかった。

なんだよ!と思いながら出ようとすると
一人の子供が「お兄ちゃん、良いなーまだ生きてていいなー」と
口走った。

それから振り返らずに車に乗りエンジン全開で元来た道を戻った。
あんまり怖くないね。
でも本当の話。
190: 2015/03/10(火)12:02:37 ID:aAt
>>187
ヨモツヘグイってやつだね
異界の物を口にしたら現世に戻れなくなるってやつ
206: 2017/04/14(金)20:18:26 ID:l6v
異形集落

詳しい場所は言えませんが、戦中に米軍の爆撃機が墜落したある山
には異形のモノを祀る集落が在るらしい。

その集落には神仏も既存のいかなる日本人の信仰も存在しない。
形ばかりの古寺に祀られているのは祭壇に無数に積重ねられた異形
の骸骨ばかりだという。

集落の生活の糧は全て山で調達する完全自給自足。結婚はせず規則
性のある独特な乱交によって子孫を残す。葬式も無く4者は山頂の
洞窟に埋葬される。

奇形が尊ばれており奇形者は4後遺体を寺へ寄進されるのだ。
それ故周囲の村からは極端に忌み畏れられていて一切の交流が禁じ
られている。

山頂に位置するその集落を山ごと囲い込み封印するかの如く大昔に
築かれた8メートル位の高さの「地獄井」という石垣が延々と続い
ている。
何を畏れてこんな物を築いたのだろうか?

蔦と雑木林に覆われてはいるものの壮観なこの遺構を何故マスコミ
や観光会社が黙札しているのかは分からない。
何か触れてはいけないタブーでもあるのだろう。

集落には希に異能の験力を持って産まれる者が現れるという。

何故かその者は「」と呼ばれ体に奇形は無く他の集落の人間の様に
蔑まれず、逆に崇拝対象とされているという。
「」は戦をすれば鬼神の如く、治水をすれば仏の恵みをもたらし、
争論すれば百人の坊主禰宜を論破絶句せしめる神の沙汰を下し。
様々な災厄、難題から石垣沿いの村々を太古から守って来たと信じ
られている。
207: 2017/04/14(金)20:18:50 ID:l6v
まあ、秘教の類いなので殆ど知られては無いが・・・

そこに大学の仕事で学術調査に入った事がある。勿論非公式な調査だ。
ある団体から集落の古寺にある人骨が余りに人間離れしているとして
調査して欲しいという事だった。そこで分かった事がある。

ある団体は古寺の人骨が○○○にソックリだと言いました。
日本にも古来○○○が来ていたのだと。○○○の世界への入口が日本に
あるのでは無いか?と・・・

その団体は○○○の血を引くある一族の組織です。
この集落は○○○の末裔に違い無いとその一族は考えていた様です。

ですが真実は少し違っていました。
ドミトリー・ベリャーエフの「狐の家畜化研究」ってご存じですか?
ソ連がやった狐を犬みたいにするという交配実験です。

最終的に野生状態では絶対にあり得ない先天的に人懐っこい性質を持っ
た狐が誕生しました。
物凄く乱暴に言えばそれと同じ事でした。
文献レベルでの話ですが集落の祖先は○○○の存在は確かに知ってい
ました。
ですが○○○の血を引いては居ませんでした。

一言で例えるならサーベルタイガーとスティラコスミルスみたいな関係
でした。
調査した私も団体もビックリしましたよ。
彼等は○○○になろうとしたのですね。

巷では地球外生命が存在するか?と騒がれていますね。
私も生きている内に早く調査したいものです宇宙では無く地底世界を。
251: 2017/06/06(火)18:57:38 ID:W56
警察官をしていた友人の体験談。

ある日、男性が警察署に一枚の写真を持ってきたそうな。
写真には、子供が川で遊んでいる様子が写っていた。

男性は写真を指差し、「ここ!ここに人の顔が写ってるんですよ」と言った。
見ると、川の中に白い人間の顔が写ったよくある心霊写真だった。
心霊写真を警察署に持ち込むなよと、内心鼻で笑ってしまったが、男性はひどく怯えた様子だったので話の続きを聞くことにした。

この写真は数週間ほど前に、近所の川で遊んでいる息子を撮影したもので、白い顔は現像してから気づいたのだという。

男性の対応をした友人たちは、よくあるおかしな相談だと思い、川のゴミが顔に見えただけかもしれませんよねぇと男性を落ち着かせた。

男性は、「ですよね。私もそう思ったんです。でも今日、川を見に行ったらまだ顔があるんですよ。」と言った。

まだあるってどういうことだ?と思い聞くと、ガチで人が川に沈んでいたと言った。
男性と一緒に見に行くと、そこには本当に人間の4体があった。

検4の結果、4体は数年前のもので、誰かに川に捨てられたが水温や水質により運よくどざえもんにならずに4蝋になってたらしい。

ちなみに、どこの川であったのと友人に聞いたが首都圏としか教えてくれなかった。
255: 2017/06/15(木)11:20:31 ID:W7E
ド根性世界樹

昔とある地方都市のマンションに住んでた事がある。
ド根性大根って昔あったじゃん?

ああいう感じで住んでたマンションの壁から結構な
太さの樹が生えてたんだよ。
昼間は子供達が登って遊んでるんだけど、夜観ると
マンションに手が生えてるみたいで凄く不気味だった。
256: 2017/06/15(木)11:58:09 ID:W7E
いつの頃からか子供達からはド根性世界樹って呼ばれる様になっていた。
散歩の時とかに目に付くが枝に勝手にブランコを設置されてたり秘密基地
が建設されてたりと子供達のやりたい放題だった。

ある日子供達の声が夜中まで響いていた事があった。
家にも帰らねぇで何やってんだろうな?って思って部屋の窓から覗いてみたのよ。

すると子供達が大声で騒ぎながら樹の回りに集まっていた、樹には大蛇みたいな下半身をした真っ白な人間が樹に巻き付いていた。

それを男の子が取り囲んで「すげーすげー」と叫びながらケータイで写メ撮りまくってた。女の子達は叫んだり泣いたりしていた。
こっちも驚いて「なんだありゃ!」って上から叫んだんだ。

すると白い大蛇人間は樹の虚の中に入っていってしまった。
男の子達が棒で虚を突ついて暫く調べていたがこっちを向いて「もう居ないみたいでーす、何か消えちゃいました!」と言われたので「分かったから今日はもう家へ帰りなさい!」と言って解散させた。

翌日の昼間に樹の虚を調べてみたが虚の中には小さな祠が入っているだけだった。

近所の老人会の人祠について聞いたが「そりゃイワオーゾ様の祠だろう」との事だった。
イワオーゾ様って何なんだろ?
257: 2017/06/15(木)12:15:50 ID:W7E
そう聞いてみると老人会の人は「昔から伝わるこの辺の龍神様だ」との事だった。

あの樹は何度伐採しても建物を上に建てても復活して生えて来て梅雨の時期には
様々な怪異を起こすのだそうだ。

あの日以来子供達は雨の日には集まって来て意味も無く蛇みたいに樹にへばり付
く様になった。
奇行の目的を聞いても「こうするとよく雨が降るでしょ?」とか意味不明な事しか
答えなくなっていた。

老人会の人達は「こりゃあ今年の農家は豊作だわ」と言うだけで別に何もしなかった。この奇妙な光景は引っ越すまでずっと続いた。
367: 2018/03/17(土)21:18:52 ID:Sez
幼稚園の頃の体験だけども
近所の寺でお祭りやるってんでの夜にこっそり出掛けて行って飛び入りで盆踊りしてたら夜空に二つの月が出てた。

当時はお祭りの日には月が二つ出る事もあるんだなぁ
と思っただけで別に何とも思わなかった。

今になって考えてみると近所に寺なんて無かった筈なんだがね。
368: 2018/03/29(木)00:55:19 ID:BgH
疲れた時に誰かに頭を撫でられる様に感じる事がたまにある。
怖さとか嫌な感じは別にしない。
369: 2018/04/06(金)12:32:54 ID:4fp
父の実家の田舎に行った時に床下の換気格子から見える奥に真っ白い丸いのが見えた。頭や足らしきものは見当たらない。猫が丸まってるんだと思って近寄り「ニャッ」と挨拶する。

何も反応は無い。
手で触ってみると温かい。もふもふしても逃げない。エサでも持って来てあげようかと思って一度手を引っ込める。

その瞬間、それはカッと眼を見開いていた。
大きな一つ眼だった。

丸いふわふわに一つ目だけ付いてた。
妖怪だろうか。
373: 2018/05/01(火)19:12:41 ID:E5F
子供の頃観たCMなんだけど多分ACのCMで2050年くらいの未来に民俗学者が子供達と老人の前で講義してるんだけども老人が拳玉やケンケンパも知らなくて「そんなの一度も親から聞いた事無いわ」と言って民俗学者を馬鹿にして子供達もそれに釣られて民俗学者を大笑いするシーンが印象的だった。


つまり子供に伝統的遊びを教えよう的な内容なんだけどネットでどれだけ動画を探しても全然ヒットしないんだよね。

同じCMを観た記憶があるのは同郷の古くからの友人二人だけ。
二人共俺と同じ様にネットで調べたそうだが全然手掛かり無し。

ACのCMはつべとかニコニコにいっぱい上がってるのに不思議。
子供の日の今日に何故か思い出した話です。


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