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こんにちは管理人です。
みなさんは妖怪に出会ったことはありますか?
妖怪こそないにしろ普段の日常生活の中で、時折不気味な気配や闇に潜む怖さなど少しでも感じた方結構多いのではないでしょうか。
今回お届けする妖怪は女の怨念が籠る「小袖の手」についてのお話を見ていきたいと思います。
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この、『小袖の手』とは、一般的な妖怪というよりも女の怨念が小袖に憑依した怪異的な話である。
妖怪的な要素は、「小袖」から細い腕が現れるというところであろうか。
では、この『小袖の手』に纏わる話を見てみよう。
- 1: 2017/4/01 00:02 master
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江戸時代の初期、慶長年間に京都の知恩院に住んでいた男が、娘の為にと小袖を買った。しかし、この小袖を買ってからといのも
娘が床に伏せる様になってしまったという。
その数日後、男は家の中で娘に買った小袖と同じものを着た女の幽霊を目撃する。
男は、気味が悪くなり、質屋へとその小袖を持ち込もうと衣桁に掛けておいた小袖を取ろうとした。 すると、その小袖の両方の袖から、白い腕がすっと出てきたという。
男は驚いたが、その小袖をよく見てみると肩先から斬られた跡を分からないように縫い合わせてあることが分かったという。
『この、小袖は元は武家屋敷に仕えていた女中が手討ちにあった時に着ていたものであろう』 男は、小袖を寺へ持って行き、丁寧に供養したという、そうして娘の病も良くなっていったそうである。
着物には、その女中の念が籠っていたのであろう。
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また、着物に纏わるこんな話もある。
明暦3年、江戸の大半を焼く尽くした大火災「明暦の大火」は、別名『振袖火事』と呼ばれている。
恋の病で亡くなった娘の振袖が質屋に売られ、それを買い付けた娘が同じ年齢で亡くなった。 再び、その振袖では別の娘の手に渡ったがこの娘もまた、先の娘同様亡くなったという。
この度重なる椿事に、寺の住職が件の振袖を供養しようと火にくべたのである。ところが、その時 一陣のつむじ風が吹き火のついた振袖を巻き上げ、そのまま本堂へと飛んでいったのである。
その火が燃え広がり、江戸を大火の渦に巻き込み燃やし尽す程となったという。
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このように、女性の着物には多くの強い念が籠り、知らぬ間にその積み重なった怨念が広がり、終いには江戸の大半を焼く尽くすという惨事にまで
至る事となったのである。
《唐詩に、昨日施憎裙帯上断腸猶繫琵琶功絃とは妓女の亡ぬるをいためる詩にして、僧に供養せしうかれめの帯になを琵琶の糸のかゝりてありしを見て、腸をたちてかなしめる心也、すべて女ははかなき衣服調度に心をとゞめて、なき跡の小袖より手の出しをまのあたり見し人ありと云》
という一文が描かれている。
これは、女性の身に着けているものには魂が宿りやすいことと、女性が亡くなった後もその衣服より手が出るのを目撃する人が多いことを書いている。
恐らくは見間違いも含めてだが、現代でもそれと似たような怪奇な話を時たま耳にする事もある。
次回はどんな妖怪の話をしようか。それでは、次回をお楽しみに。
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