- 2: 2017/04/01 00:02
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こんにちは管理人です。
みなさんは妖怪に出会ったことはありますか?妖怪こそないにしろ、普段の日常生活の中で、時折不気味な気配や、闇に潜む怖さなど少しでも感じた方結構多いのではないでしょうか。
今回のお話に登場する妖怪は、得体の知れない動作でぬらりくらりと、突然現れるという「ぬらりひょん」のお話を見ていきたいと思います。
それでは不思議な世界をお楽しみ下さい。
- 1: 2017/4/01 00:02 master
その名の通り、どこかとらえどころの無い妖怪として知られる「ぬらりひょん」。この音の響きが言葉にしやすいためか、この妖怪もまた人気のある妖怪であると言えるだろう。
この「ぬらりひょん」もまた、日本各地で様々な言い伝えがあり、その姿、形が異なり伝えられているの話の内容も異なる妖怪であるという。
また、妖怪の総大将であるいう話や、妖怪作家の水木しげる作の『ゲゲゲの鬼太郎』にも主人公の鬼太郎の敵としても登場する事から、とても強い妖怪のように見えるが話を見ていくとさほどの事のない妖怪のようである。
では、この「ぬらりひょん」に纏わる逸話をご紹介しよう。
時は昔、岡山県の備讃灘(びさんなだ)で、名前を「ぬらりひょん」という海坊主がいたという。頭のような丸い部分を海の水面から出して、人をからかうという。「ぬらりひょん」に気づいた漁師が船で近づいてつかみ取ろうとするが、ヌラリと海に沈んだり、また、ヒョッと浮かんできたりと。
(これと似た生物で思い浮かぶと、タコやクラゲをイメージしてみると分かり易いだろう。)
この怪しげな行動を何度も繰り返した末、「ぬらり ひょん」という呼び名がついたとも云われている。
この「ぬらりひょん」は海に棲む妖怪(海坊主?)であるが、おそらく我々がよく知っている「ぬらりひょん」はこの妖怪ではなく、頭が異様に大きい老人のような姿をした「ぬらりひょん」の事で、よく人家などに突然現れる妖怪のほうだろう。
忙しい夕方などに現れて、家人の留守中に勝手に家に上がり込み、勝手にお茶をすすっているという。
何ともずうずしい妖怪である。
さらには、妖怪たちの最大の祭り事である百鬼夜行の一員としても伝承されているという。
また、江戸時代の絵本に描かれている名は「ぬうりひょん」という名前であるが、その由来については、不明であるという。
その容貌しかり、正体不明なところや、要領を得ないところがこの妖怪「ぬらりひょん」の持ち味なのであろう。
現在残されている、「ぬらりひょん」の絵図の中にもいろいろな姿の「ぬらりひょん」が描かれているおり、中には愛嬌のある絵図もあるという。
※鳥山石燕『画図百鬼夜行』
※国際日本文化研究センター蔵『暁斎百鬼画談』
さて、次回はどんな妖怪の話題をお話ししようか。それでは次回をお楽しみに。
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